No.6「神様の愛って、すごいな!」
★Short Message No.6★
「神様の愛って、すごいな!」
永遠の愛をもって、私はあなたを愛した。それゆえ、私はあなたに誠実を尽くした。
(エレミヤ書 31章3節)
今日は、人が神様の言葉に従わないとき、神様の愛がどのように働くのかをみてみましょう。
今日の聖句の背景は、BC590年頃、預言者エレミヤがバビロン捕囚からの解放を宣告したときのものです。
まだバビロン捕囚が始まる前のことでした。人々はこの預言を拒み、エレミヤは孤独な戦いを強いられます。
ユダの指導者たちが彼を迫害し、捕らえて獄屋に入れたのでした。
時代的な制約はあるものの、この聖句の中にも神様の愛・アガペの特質が込められています。
まず、神様の愛は「永遠」だと宣言します。この永遠とは、エレミヤ書 1章4節によると、
「私はあなたを母の胎内に形造る前からあなたを知り」とあります。
また、エペソ人の手紙 1章4-5節によると、「世界の基の置かれる前から…
愛をもって定めていた。」とあります。
人が生まれる前から、神様は人の本質・いのちに深くかかわっているという意味でしょう。この愛が、人の愛
とは異なるところです。もう一つの特質は、この愛が必ず「誠実」を伴うということです。
旧約聖書の長い歴史を読むと、イスラエルは神様に愛されていることを知りながら、幾度となく偶像礼拝を
続け、神様の愛に反逆してきました。神様の誠実を無視してきたのです。それでも神様は、イスラエルに対す
る愛の誠実を尽くし続けられました。
裏切られても裏切られても誠実を尽くし続ける愛とは、何とすばらしい愛ではありませんか。これがやがて
イエス様の十字架で頂点に達し、イエス様を十字架に架ける者たちさえ、お赦しになるのです。
私たちの愛と誠実を自己診断してみませんか。
私の聖書理解が正しければ、神様は気前がよくて、その恵みを誰にでも分け与えてくださいます。私たちは愛
したい者を愛し、愛の報酬を求め、不平不満を並べ、裏切られるとうらみ、憎みます。愛してくれる者には誠実
を尽くし、裏切られると誠実を捨ててしまいがちです。これでは、いつまでたっても望ましい人間関係は築かれな
いでしょう。神様が、私たちとの関係を「愛と誠実」で築かれたように、
私たちも周りの人たちと「愛と誠実」の関係を築き上げていきたいものです。
神様の助けを仰ぎながら、皆さんも愛と誠実の関係を広げてみませんか。
BBN聖書牧師 高見憲次
E-Voice No. 45 1/18 ’04 掲載
(「祈りの泉」は、毎日午前・午後12時から約10分間放送しています。)
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