テーマ:徒然日記(24406)
カテゴリ:中国地方・軽井沢・関西
福山城のすぐそば、ふくやま美術館では、ばらの展覧会が開催されていました。
大きい美術館で、企画展が1500円。常設展をプラスするとあわせて1510円。 企画展は力作だけれど、コレクション展はすごいので、絶対両方のチケットを買ってみたがいい。 ![]() Rose イメージの系譜展。 世界バラ会連合の3年に一度の国際的な大会、世界バラ会議が本市において行われます。これを記念して、近世以降のバラのイメージの変遷を多様なアートやデザインを通じて紹介する展覧会だそう。 リアルで華やかなルドゥーテのバラの花で、バラファンにも満足させながら、植物図譜とか、江戸時代に日本にバラってあったの?という疑問に答える植物図譜や北斎の作品なども紹介。 シャガールやルノワールといった著名な画家のいかにもなバラの扱いかた、迫力ある村山槐多の代表作など、、、バラバラだけれどテーマにそって散漫にならない形で見せていました。 有名な作品をはさみながら、我々日本人が親しみを覚えるベルサイユのばらの当時の原画や高島屋の包装紙(歴代)など、我々の記憶をゆさぶってきます。 最後の部屋は今の作家の作品で、撮影が可能でした。 ![]() 古風な作品にみえて、左下、フォークをもった手が描きこまれているのが面白い。 ![]() そしてイコンを思わせる作品。 にゃんずとバラに囲まれて、顔が見えない祈りをささげる人。 古典的な絵の世界に現代的な違和感を投入している絵画です。 両方ともとても丁寧に時間をかけて描かれているので、思い付きではなく、いろいろなものを込めて作られたのだろうと感じました。 そして、この時期にあわせてふくやま美術館の自慢のコレクションが公開されています。 撮影可能な作品が多くありました。 イタリアの絵画をはじめとした西洋絵画、日本の文化勲章受章作家の名品、地元の作家、国宝や重要文化財にも指定された刀などバラエティ豊かに紹介されていて、びっくり。 ![]() キリコの作品。この前東京都美術館で展覧会が開かれていたと思う。 ![]() 岸田劉生といえば麗子像。なんと!これも麗子であり、成長した姿です。 ![]() なんか気に入った平櫛田中の彫刻などなど、、、 楽しみました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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