2015/05/09(土)21:49
廖凡さんのこと
今日は早起きして映画「薄氷の殺人」(原題:白日焔火)を見に行きました。
田舎なので都会より2ヶ月くらい来るのが遅かったです。
で、この映画の主役の廖凡さんについてです。
最初に彼を見たのは10年以上前。
ドラマ《将愛情進行到底》で、彼は主人公の親友役。
主人公と同じ少女を好きになり、その少女の心が主人公にあると知って絶望し
ドラマ途中であっさり自殺してしまう役。
はっきり言って何の特徴も無く、あまり記憶に残りませんでした。
次に廖凡さんを見たのはドラマ《像霧像雨又像風》で。
極悪人の役でした。
見た時「あっ《将愛情進行到底》に出てた人だ!悪人の役に挑戦したりして、
色々頑張ってんじゃん。」と思いました。
でも演技としては若いというか、まだまだ肩に力入ってる感じでした。
時は過ぎて数年後。
映画館でジャッキー・チェン主演の映画「ライジングドラゴン」のポスターに
廖凡さんを発見。
「うわぁ。この人ジャッキー・チェンの映画に出れるくらい登りつめたんだ~。
頑張ったんだね~。」としみじみ。
その後映画《譲子弾飛》で廖凡さんを見ました。
演技をする彼を見るのは久しぶり。
姜文さん演じる主人公の弟分の中で一番目立つ役でした。
十数年前、最初に見た時はツルッとした顔でしたが、幾多の経験を積み重ね、
渋みのあるなかなかイイ男に成長してるなぁ~と思いました。
その後《失恋33天》でのチョイ役をしているのを見ました。
(人気俳優ならではの「友情出演」ってヤツ?)
あとドラマ《我們zhe撥人》では主役級の役をしていました。
以上を経て、今日の「薄氷の殺人」ですよ。
廖凡さん、この作品でベルリン国際映画祭の主演男優賞をとったらしいです。
廖凡さんが無名の頃からちょいちょい見ていたので
「アンタ、えらくなったね~。演技一筋で頑張ってきてよかったね~。」
とわが子のことのように嬉しいですよ。
というわけでこの、映画「薄氷の殺人」です。
酒に溺れたやさぐれ警官がバラバラ殺人事件の真相に迫っていく・・・
ってなストーリーですが、「相棒」でもありそうな種明かし。
刑事ドラママニアの私にとってはそこまで目新しくはありませんでした。
が、やはり廖凡さんの男臭い演技が魅せてくれるわ~って感じでしょうか。
あと、夫を殺された未亡人役のグイルンメイさんがすごくきれいで、
彼女の哀しげな表情に目が釘付けでしたよ。
最初に登場したときは生足のホットパンツ姿でしたが、足が長くてきれい!
田舎っぽいハルピンの街には不似合いな完璧な美人さんでした。
あと、《将愛情進行到底》では男二号を演じていた王学兵を脇役に従えていて、
ますます「出世したね~。」としみじみ思わずにはいられませんでした。