はるさめのひとりごと

今週月曜日から金曜日までのお昼休みと、今日（土曜日）の午後でやっと
読み終わりました！

この小説、めっちゃ面白い！という評判でしたが、よく考えてみたら
私、SFにま～ったく興味がない人なので、あてはまらなったみたいよ(;^_^A

中に出てくる基礎的な（たぶん基礎的だと思いますが）物理学の理論に対しても
「(?_?)」という感じだったし。

といいつつ、オンラインゲーム「三体」のゲームの中の場面は、私の大好きな
ミヒャエル・エンデの「鏡の中の鏡」のような雰囲気で（私はそう思いました）
ファンタジー好きの私は夢中になって読みました。

あと、主要人物の葉文潔が体験した文革中のエピソード、

・精華大学物理学教授の父が批判されて公衆の面前で惨殺される
・政治局に意見する手紙を書いたとの嫌疑をかけられ厳罰に処されそうになる

とかは、SF好きではない人でも夢中になると思います。
やはり文革ネタはテッパンですかね。私もここはのめり込んで読みました。

しかし、私、本当に宇宙とか宇宙人になんの興味もないので、
最終的には私には合わない本だったかも。あとⅡとⅢも買っているのですが
これ読もうかどうしようか悩みます。

で、ストーリーですが、これ、書こうとする１行で書けそうです。
でも書いてしまうと完全ネタバレになるのでやめときます。
この小説、内容は盛りだくさんなんですけど、突き詰めるとかなり単純な
ストーリー構成だと思うのです。だからこその面白さなんでしょうけど。

私が読んだ版では３３章と３４章ですべての真相が明らかになりますが、
そこでのいわゆる種明かしがすごく鮮やかなんですよね。ここらへんは
ちょっと推理小説っぽいというか。

ラストは、なぜか星新一先生のSFショートショート（なぜかこれだけは好きなのです）
を連想してしまいました。

とりあえず、SF好きの方、宇宙好きの方はワクワク気分で読めるかも？と思います。


ふせんは、気になった言葉とか。
文章の中に、私の大好きな作家・銭鐘書先生の名前を発見した時は
めっちゃ嬉しかった(^-^)