2021/06/06(日)22:59
《白鹿原》6章まで ゼイゼイ(-_-;)
この《白鹿原》という小説、茅盾文学賞という中国で最も権威があると
いわれる賞を受賞している偉大な作品なのです。
茅盾文学賞って日本でいう芥川賞みたいなもの?って思うでしょ?
いやいや、この茅盾文学賞は4年に一回しか選出されないんですよ。
芥川賞より価値のある賞と言えると思いません?
というわけで、この超マジな文学作品。
文章が立派すぎてなかなか読み進むことができず、
最初の25ページを4回も読み直してしまいました(;^_^A
導入部を読み間違ってしまったら後々困るから!
と自分に言い聞かせて、物語の流れが分かるまで何度も最初から
読み返しましたよ ゼイゼイ。
明るい気分になるようにと用意した陸奥A子先生のしおりも何の助けにもならず 笑。
現在、息も絶え絶えになりながらやっとのことで第6章まで読み終えたところです!
主人公はたぶん白嘉轩?長編なのであとで主役交代するかもしれないけど。
白鹿村には2大勢力の白家と鹿家があり、白家の若旦那、白嘉轩は妻を6人亡くしています。
妻が亡くなる原因は難産だったり病気だったり。
「いくらなんでもこれはおかしい。」と、白嘉轩は町の陰陽師に相談に行こうと決意します。
ある雪の日、陰陽師に相談しようと家を出た白嘉轩は途中で不思議な白い植物を見つけます。
その植物が白鹿の形だったため「これは吉兆に違いない!」と確信した彼は
植物が生えていた土地を土地の持ち主である鹿家から破格の条件を提示して譲り受けます。
(白家の良質な麦畑と鹿家の作物の取れない(不思議な植物が生えていた)坂道と交換)
傾きかけていた白家はその土地を手に入れて以後、7番目の妻を迎えます。
その妻は前の6人の妻と違って早死にすることもなく、二男一女に恵まれ、
家も豊かになっていきます。
その後白嘉轩は二人の息子のために村に学校を作るなど、村人から尊敬される
リーダーとなっていきます。
そんなある日、街から帰ってきた医者が都で「革命」が起こったというニュースを持ち帰り…。
みたいなお話。
ところで、お話の中に朱先生という人物が出てくるんですけどね。
白嘉轩のお姉さんの夫の朱先生は頭脳明晰で科挙の試験に合格したにも関わらず
任官を拒否して山の中でひっそりと暮らしている人物。
随所で白嘉轩に的確なアドバイスをします、
この朱先生は主役じゃないっぽいんですけど、この朱先生の描写にかなりの
ページを割いてあるので重要人物ではあるらしい。
まあ、何といっても文章がどっしりしているので読むのになかなか骨が折れます。
しばらく中国語に触れていなかったので色々忘れている(;^_^A
特に一文字の動詞は手ごわいわ~。
撂liao4
①(乱暴に)置く.放る.
②倒す.
③放棄する.うち捨てて顧みない.
摞luo4
①積み重ねる.積み上げる.
②〖量詞〗積み重ねたものを数える.
特に撂は中国語を勉強してきてこれまで10回以上辞書で調べたのに
今日もまた調べちゃったわ~。←なぜか辞書で調べたことは覚えているという…。
よしっ、今日はちゃんと覚えたわよ! …たぶん 笑。