春のおさんぽ道 in Korea & Japan

2007/05/17(木)15:23

先生サマ様

韓国での生活(Life In Korea)(68)

5月15日は「先生の日」 このブログは韓国の日常生活を報告する形で書いているので、仕事の事は別に書いています。でも、今回の「先生の日」も韓国日常の一コマ・・ちょっと書きとめておきます。 韓国は「儒教精神」のある国。でも最近の若い子の意識はずいぶん変わってきています。 先生を敬まっていたのもちょっと昔。今の10代の子達はかなりくだけています。先生の影も踏まないといった別格な尊敬・恐れがあった時とは世代が違います。 だから、「先生の日」と言っても今は生徒達が気を回すのではなくて、保護者達が気をまわしている感じ・・。教育熱が加熱し、内申を上げてもらおうと韓国ママはあれこれとつくす(賄賂も)のです。それが問題視され、会社やお店などは普通に平日ですが、学校はお休みの所が多いみたいです。 でも、大学は別・・。もう大学に入ってしまえば全部クリアー!親も一安心で出る幕なし。ということで、普通に講義があります。 最近の大学生達。やはり教授に対して昔より気軽に接している感じ。社会人入学してくる人や、生涯教育でくる人や、特別短期集中プログラムで他大学や会社員通学したりする人もいるので、幅広い年齢層や学歴・経歴の人を見れるのですが・・。ある年齢が若いクラスでは、授業に遅れてくるし~寝るし~課題をしてこないし~自分ができてないのに文句主張もあるし~・・・・・。優秀な生徒やクラスはそんなことないので、やっぱり人それぞれクラスの雰囲気それぞれですが・・。 それでも、日本よりは「教師」は格上の存在。すれ違った時の深々とおじぎをしてする 挨拶。重たいかばんや資料は率先して生徒が運ぶ。座っていてもザッと全員が立って挨拶して迎える。教授の椅子を常に用意して立たせない。クラスでの食事会には、必ず声を掛ける。迎えに行って見送る。中心に席を設ける。そして、結婚式などにも招待する。などなどやっぱり違うのです。 日本人のNAMIMIは、講師とはいえ何だか恐縮してしまいます。在学生ならいいのですが、年齢的に同世代や人生の先輩の方が多かったりするので・・。韓国人の先生のように威風堂々とはなれない・・できない・・。韓国では「父・長男・役人・教師」など肩書きで威張ってられるところがあるのです。(たとえ、職に付いてなくても能力がなくてもね・・。これ小声で儒教精神の影の部分・・。) 「先生の日」も大げさだな~と思っていますが、感謝されるのは嫌な気分ではないですね。 ホールケーキにロウソクつけてもらって「先生の歌」を歌ってもらったり。(ほとんど男子学生の35人に一斉に取り囲まれて、真中に座らされて歌われると、ちょっとど迫力・・・。) 日頃、シャイで話しに入ってこない子から、手紙とプレゼントをもらったり。(実は触れ合いたかったのね・・本当に感謝されてるんだと実感・・・。) 「ほめる日本語」を使いこなします!と12人から24種類のほめ言葉をもらったり。(これ、かなりくすぐったい感じ・・。でも表現力の多様さに日々学んで成長しているな~と感心!) ケーキ・・1日で何度もたくさん食べました プレゼントやパフォーマンスがうれしいというよりも、日頃はわかりにくい感謝を表現してくれることで、生徒との距離が縮まることや先生としての努力が認められることにうれしさを感じます。 裏心のある先生の持ち上げになっている保護者の「先生の日」はどうかと思いますが、生徒自身が色々思いを込めてくれる「先生の日」は、「母の日」「父の日」のようにうれしいものですね。 でも、大合唱される「先生の歌」は勘弁です・・・ 女の子達からプレゼント♪すっごくかわいい!

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