春のおさんぽ道　in Korea & Japan

[日韓家族　(Our Japanese&Korean Family)] カテゴリの記事

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  無事手術終了です

  今回の日本帰国は（も？！）、大変でしたそして、未だに日本滞在中です。昨日、摘出手術をうけました。子供のことで少し悩んでいたのですが・・不安的中といった結果。でも、子供を授かるための前向きな手術です。思い切ってがんばりました。大事になると嫌だったので、ここでは事後報告。痛みもさほどなく、今日は実家でゆっくりしていますでも大変なことが重なり、思ったより長期間の日本滞在になりました。検査などで時間がかかるだろうと予測して、帰国してすぐに診察を受けるつもりだったのです。ソルラル（旧正月）には韓国へ戻れるように早めに帰ったのですが、帰国した次の日から熱を出して寝込んでしまいました・・・１２月の年末から風邪やらモムサルやらズルズル長引かせながら仕事もしていて、完治していなかったのか・・帰国後すぐ熱が上がって布団に臥してしまいました。日本に帰ったのに布団からでれずに２週間近く・・熱が下がりませんでした「日本に帰ってきてホッとしたんだよ～」「韓国生活、無理してるんじゃないの？」と日本の知人に心配されたのですが、韓国の生活がすでに普通の日常になってて気付かなかったかな・・。もともと身体は丈夫ではないので、無茶はしないんですけどね・・でも、ちょっとしたことで体調にでてきてしまうので、すぐ無理することになるみたい・・。そんな私は、少しぐらい無理しないと、普通の人の生活は送れないのです。普通のというのは、毎日仕事をするとか、周りに合わせて騒ぐとか、少しハードスケジュールでもやりたいことをやりこなすとか・・そういうこと。とにかく、無茶無謀はしないようにしてますが、ちょっとすると無理がたたるようです・・。結婚をする前に、日常的に無理はできないことや、ちょこちょこ医療費がかかる妻になるよ～と「迷惑宣言」をしていましたが、やっぱりなんだかんだとつまづいています。ワンちゃんには遠慮がないのだけれど、義家族にちょっと引け目を感じるわ。でも、アボジ（義父）もオモニ（義母）もとても優しいし理解してくれている感じ。そんな熱は、後になってインフルエンザだったかなとか医者に言われたりして・・２週間うなされました。日本にいるのに食べたいものもなかったし何もできませんでした～。その後、診察を受けて１週間後に手術日が決まりました。そんな中、ソルラル（旧正月）に韓国に戻れないとわかって、急遽ワンちゃんがソルラルの間、日本に来ることに。２月７日から４泊５日しました。ＮＡＭＩＭＩの体調がすぐれないので、人ごみに出ることもできず、実家の周りと祖父母の家に行くだけでしたが、来てくれてよかった昔から入院だ検査だと孤独な感じと痛みには、慣れている方だけど、全身麻酔の手術は初めて。不安だったのです～。ワンちゃんがいて、手術の前にいとこや家族と一緒に楽しめて、気持ちが落ち着きましたそして、２月６日はNAMIMIの誕生日（お誕生日メールありがとう♪）。お揃いの指輪をワンちゃんに買ってもらいました。母にしか買ってもらったことをアピールしていないけれど、うれしくてうれしくてチラチラ指輪を見てしまいます♪手術の時も先に韓国に戻ったので、ワンちゃんはいませんでしたが、この指輪のおかげでなんとなく安心しました。実は、私たちの結婚指輪は、ペアリングで付き合っていた時にもらったもの。結婚費用がかさんだりで「これでいっか♪」ということになったのです。でも、その指輪・・金なので毎日つけるのはおかしいし、内側が丸く加工されていなくて尖っていたので、ずっとつけていると皮膚が痛くなってしまっていたのです。「いつかずっとペアでできるものを買おうね」と言っていて今回♪うれしいな～ワンちゃんがいる間は、祖父母の家に一泊しに行きました。いとこが赤ちゃんをつれて帰ってきていました。かわいい～～！ワンちゃんが抱っこをしても泣かないし、高い高いをしたら笑っていました（あ～写真とればよかったわ！）。「韓国では『カック～ン』って言って子供をあやすんだよ」と言ったら、母も祖母もいとこも練習・・見事笑ってたわそして、私はいとこの姉ちゃんに『まつげパーマ』をしてもらいました。私の睫毛は、ボリュームも長さもあるのだけど、直毛で目を隠す勢い。ビューラーで上げてもマスカラをつけても、反対に重みで夕方には下がってきてしまうのです。繊維がなくてキープ力だけある物を探していたのですが、うまくいかず・・まつげパーマは念願だったのです！なんだか剛毛のまつげだったらしく、完璧に上がらなかったらしいけど、ちょっとビューラーで抑えるだけで、クル～ンとパッチリ♪本当、今までの苦労はいったい・・というぐらい楽にお人形お目めになりましたありがとう！さて、それから家族で近場の温泉『湯ノ山温泉』に泊まりに行きました。車で4～50分でいい所があります♪湯ノ山温泉。傷ついた鹿が温泉に入っていた温泉だそう・・。料理が凝っていて、山の幸・海の幸と珍しいものが沢山。おいしかった～。賞をとった料理長さんが造っているらしいです。お兄も仕事を終えて、名古屋から駆けつけました。久々に家族全員揃って、旅行～♪他には、ユニクロで全身コーディネートショッピングをしたりして、ワンちゃん大満足・・いつも値段気にして、一点買うのにも躊躇してるもんね～。そんなショッピング中に、東海地方は、大雪になり、雪を楽しんだりもしました。その日は、名古屋の市内までどんどん積もる大雪。名古屋より山寄りで吹き降ろしの風が吹く実家では、降ってきたと思ってちょっと運転している間にもどんどん積もる勢いでビックリ！ワンちゃんとお兄と「ワーワー！」騒ぎながら運転。雪が積もらないテグ育ちのワンちゃんには、とても面白かったみたい。この写真はちょっと溶け出した時のもの。これ以上積もったのです。そして今朝も雪景色になっていました！その他には、日産で宣伝している「乗ってカンガル～♪」の試乗をしに行ったりしました。私は「乗ってカンガル～♪」のカンガルー人形が目当て♪ワンちゃんは、ゴーン社長の日産建て直し手腕に興味があるらしく、どんな車を扱っているのか見たかったらしい。お客様扱いしてもらって、２台もグルグル試乗させてもらい超御満悦でした。「トヨタも試乗できるの？！日本の会社ってすてきだ～♪」と、後で父との晩酌の時に話をしながら喜んでいたので、次の日本滞在ではトヨタにも試乗に行きそうです「いつか日本車を買うんだ！」と目標にして仕事に意欲が出るようにと、パンフレットを持って帰っていきました。術後の経過も診ないといけないのでまだわかりませんが、私も２週間以内に韓国に戻れたらいいなと思っています。手術、麻酔が効いてクラクラするかなと思って起きたらベットの上だったし、無事終わってみたら、たいしたものでもないな～と感じています・・よかったよかった♪

  Feb 14, 2008

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  信仰心・・・　年末の家族

  もう年末。今年一年を振り返る番組を国際放送のNHKで見ながら日記を書いています。今日は、家族で「牡蛎パーティー」をしました。ワンちゃんが牡蠣がとても好きで、インターネットショッピングで５キロも牡蠣を買ったのです！！こんなに牡蠣を食べ続けるなんて・・NAMIMIも好きですが・・大変だわ～でも、物欲のないワンちゃんは、無駄遣いをすることもないし、買いたい物のおねだりもほとんどしません。私達の贅沢は「旅行と食」。牡蠣５キロで三万ウォン・・安い衝動買いかなと何も言いませんでした～。こんなに沢山の牡蠣・・夫婦二人では食べきれないので、年末パーティーを兼ねて家族を呼ぶことに。母方のチェサ（法事）と重なり、めずらしく（笑）お義父さんとお義母さんしか来ませんでした。でも、色々と牡蠣尽くしの料理をしましたよ～。☆生牡蠣☆牡蠣と豆もやしの炊き込みご飯　（これとってもおいしくてお勧めです。我が家はホウロウ鍋で炊いてます。だし昆布、牡蠣、豆もやしで炊きます。葱をたっぷりにした韓国版タレでまぜて食べれば韓国風にも！）☆牡蠣とニラのチヂミ☆牡蠣と玉ねぎのミニオムレット☆牡蠣の韓国薬味漬け　（塩、唐辛子粉、刻みネギ、つぶしたニンニクで生ガキを和えます。生が保てるしおいしいですよ♪）☆お味噌汁☆韓国風サラダ２種類年末の掃除を兼ねて、両親が到着するまでにお掃除＆お掃除！でも、日本の年末大掃除のようにはいきませんでした。年末の大掃除は、女性では手の届かないところまで男性家族が手伝って徹底的にしますよね。NAMIMIも窓ふきから電気の掃除からしたい気持ちは山々でしたが、韓国で過ごす韓国人の旦那にはお正月は普通の週末と同じ感覚・・。「大掃除」の観念がありません・・。ということで、「ま～いつもの掃除で、だいたいきれいになればいいか～」と黙々と土日掃除をして、料理をつくりました！家をくつろげるように整えるのと家族の健康を考えるのは、主婦の「責任」と考えているNAMIMI。「責任」というと重々しくて心が重たくなる感じがしますが、実はこの考えは気持ちを軽くするためなのです。専業主婦から仕事を始めた頃、「旦那も家事分担でもっと手伝って」という思いがでてきました。でも、こう思うと、自分への甘えだけでなく旦那への期待と欲求まで積もってきたのです・・。そうすると、専業主婦をしていたころに家事を楽しんでた気分がどっかに行ってしまい、家事をしながら一人だけがんばってる気がしてきてしまったのです。料理も家事も家の飾り付けも鼻歌歌いながら楽しんでた自分がいたのに・・・。そして、切り替えた気持ちが運んできたのが、「責任」という言葉。手抜きいっぱいですが、時間に追われないようにして、上手に自分の責任はやりこなそうと思うようになったのです。そうしたら、ワンちゃんが昼の３時まで寝てたって、掃除をするとなりでテレビをケラケラ見てたって、気にならない・・ワンちゃんは、NAMIMIよりずっとハードな外での仕事をがんばってるから・・・と言いながら・・機嫌良く一人掃除をするのはなかなか難しい・・ここ一週間、ず～～とごろごろしてる旦那さん。風邪気味で機嫌も悪い・・。NAMIMIも風邪気味。でも、動くのはほとんど奥さん・・帰ったらご飯で即効寝る旦那さんにイライラを抑えるのが大変だったわ。だって、ワンちゃんのごろごろ＆風邪気味の原因は、遅くまで飲んだお酒～。このお酒で、今年１年は大変だったし・・。韓国の「酒で情をつなぐ文化で朝まで飲め飲め社会」では、日本の奥さん以上に旦那さんのお酒の失態で困らされている奥さんが多いと思う・・。そんな韓国でも、誰に聞いたとしても「それは、旦那さんが心底真剣に考えないと！」と驚くようなお酒の失態を結婚してから３回もしたワンちゃん。お酒が大好きなわけではなくて、場の雰囲気を壊すことができない人なのだけど・・。お客さんと飲まないといけない席は１年に１度あるかないか・・・ほとんど、職場でのチームの士気を高めるとか友達とかと飲むお酒なので、断ったり早く帰ったりコントロールはできるはずなのです。毎回、「忍耐」で奥さんが諭してきたけれど、この大事があった２回目は、お義母さんに相談したのでした。それから半年・・根本的にコントロールしきれないワンちゃんに悩まされながら、・・また大事を起こしたのでした。悩みに悩んで、結局またお義母さんに相談したのでした。お義母さんもどうすればいいか困惑した感じ。以前でもう大丈夫と思っていたので、「万策尽きた！」といった感じで、二人で頭をかかえました～韓国の両親が嫁に「ごめんなさい」を言うことはありえないと思うのですが、初めて「NAMIMI、ずっと大変だったのね・・苦労させちゃって・・・ごめんなさい。」と謝られてしまったのでした。お義母さんに謝られるとは思ってなかったので、かなりビックリ！反対にお義母さんにこんな気持ちにさせてしまって申し訳ないことをした気になってしまいました・・。それから１週間後、お義母さんが突然、家にやってきました。突然ということも家に一人で来ることも今までなかったので何事かと思ったら・・半紙の様なものに書かれた「お札」をもってきたのでした。玄関に一枚～、寝室に一枚～、車の中に一枚～・・・貼っていきました。そして、こそこそNAMIMIに、その「お札」のミニバージョンを沢山渡して、「いい？！これをこうやって燃やして、この灰をわからないように食事に入れるの・・。それでこれから２日おきにワンに食べさせるのよ。今日から偶数日。１月に入ったら奇数日ね・・。わかる？○日と○日と・・・」正直・・信仰心の無い（占いにもあまりキャッキャしたことがないのです・・）NAMIMIは、目が点。こそこそ密談をする様子に笑えてきたのでした。でも、相談した時の「万策尽きた！」といったお義母さんの表情を思い出して・・「親心だな～。受験の時も何度も八公山に登って仏様に拝んだって言ってたし、きっと何度もお寺に通ったんだわ・・」と、途中から真剣に聞かなきゃと思うようになったのでした。それから、一日おきに忘れないように電話をもらうようにしたNAMIMI。今日も「ミッション成功♪」とお義母さんにメール。・・密かに　楽しみながら　真剣に実行しています。でも、忘年会で時期が悪い・・。朝は、飲み過ぎで食べたくないっていうし、夜は０時には帰ってこない日があって、「あ～偶数日が終わっちゃう～～！効果がなくなる～～早く帰って来て～」と焦る焦る。０時を超えたし・・口からは飲ませれない・・。「え～～い！すりこんでやれっ」と酔いつぶれて寝てるワンちゃんの額にグリグリ、グリグリ・・ふふふっ。今日もお義母さんがまたお札を持ってきたので、二人で、私達の枕それぞれに新たに忍ばせました。「もうちょっとがんばって飲ませてね」「はい。今のところ成功です」出来た息子だと、ここまで義母と嫁は仲良くならなかったかもしれません・・・。ちょっと面白おかしく書きましたが、真剣に願っています。来年は、改心してね・・ワンちゃん。信仰心も愛情ある思いが伝わるから、効果があるのだと思います。ワンちゃんもお義母の思いを理解したみたい・・。　　　　　　　　　　　　　　＊　　　　　　　　　　　　　＊　　　　　　　　　　　　　　　＊来年も家族みんな仲良く、仕事も主婦業も趣味も楽しんで、韓国生活楽しんでいきたいと思います。皆さんも良いお年をお迎えください。また来年も楽しく顔を合せることができるのを楽しみにしています

  Dec 30, 2007

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  日本の家族は私の芯

  先週、突然兄がやってきました。ゴールデンウィークに妹と義弟に会いに行こうと思い立ったらしい。日本はゴールデンウィークでも韓国は平日。「夜に一緒にいれたら大丈夫だから、ほっといてくれていいよ～。」と言うけれど、韓国語の文字を音に変えることすらできない兄・・・。それでも土地勘はあるし、度胸もある。そして何より大の大人。ということで、空港に迎えに行くことは何とかできたけれど、昼間はワンちゃんもNAMIMIも仕事で一人冒険してもらうことになりました。韓国人の皆が「それは不可能だよ～。かわいそう～～！いじめだ～。」と大騒ぎ・・。いやいや、３０過ぎた男の人ですよ。英語も何とか話せるし、バスも地下鉄も乗り方を事細かに教えたし、地下鉄も家の目の前。釜山にでれば、観光地。英語か日本が通じる。ワンちゃんも日本語がわからないけれど、一人で遊んでみたいとNAMIMIの実家から名古屋市内まで行って帰って色々観光してきたし・・。女二人で、英語の通じないヨーロッパや東南アジアを放浪したNAMIMIには、韓国人がとっても過保護に見える。ニュージーランドでもバックパッカーに一人泊っている韓国人は男の子一人しか会わなかった。バックパッカー天国でとっても便利で安全な国なのに・・。バックパッカーの台所で個人個人食事を作りながら、個人個人が国籍関係なく仲良く話に盛り上がる雰囲気が楽しかったNAMIMIには、ウリナラ韓国で固まって焼酎を飲んでいるグループを「もったいないな～」と思って見ていたのでした。旅行じゃなくて語学留学してもいつでも自国の人といるし。こういう人は日本人でも多い。だけれど、果敢に現地の人に溶け込もうとする姿勢はもっとあるように感じます。それに加えて感じるのが、日韓で女の子の価値観や行動力がずいぶんと違うということ。社会人になってから、一人留学しに出る日本人の女の子はとても積極的で果敢で意志の強い子が多かった。現地の人の生活に交じり、旅も色んな国の人とバックパッカーとして回っていました。そんな事で自力でなんとかする冒険に放り出された兄さんですが、さすがNAMIMIのお兄！テグから釜山へ出て、友達を空港に迎えに行って、西面やヘウンデを観光して、テグに自力で戻ってきた！しかも、日本人だと高値を吹っかけてきたタクシーを相手にせず、韓国アジュンマ（おばさん）顔負けの値切りで、２万ｗ程する距離を１万１千ｗで交渉したらしい。途中、予約しておいたＫＴＸを乗り過ごすミスをしたけれど、そんな失敗は次につながる安い勉強料だとワンちゃんもNAMIMIも笑ったのでした。そして、夕飯時もワンちゃんとなんだかんだと上達してきた英会話で意思疎通OK。二人で夕飯・晩酌を楽しんでました。そうやって短期間ながらも韓国旅行をスリリングに楽しんだお兄。そんなお兄さん。今回、荷物と共にもってきてくれたものがありました。それはこれです・・・待ち望んでました！！祖母の句集です。この句集は、祖母だけのものでなくて家族句集みたいなもの。ですので、思い入れがあるもので、出来上がるのをとっても楽しみにしていたのでした。そんな句集・・祖母は出来上がったのを見て泣いたそう。家族句集というのは、挿画が祖父、編集を母、装幀を兄、一部校正を父が担当しているからです。描かれている絵は祖父が描いたもの。そして、この会社で編集をしている母が編集担当。Webデザイナーの兄が本のカラーから字体のデザインそして絵の配置デザインをしています。また、父もあとがきの校正を手伝ったりもしています。家でなんだかんだと打ち合わせするのを一緒に見ていたNAMIMI。お店に並んだ沢山の本・・そしてそれを何気に手に取り読んでいる私達。でもその一つ一つは事細かで綿密な打ち合わせと労力を使った作業でできあがるものなのです。デザインは少しの空間のずれ・字体の変化・色・紙質でガラっと雰囲気が変わってきます。そして、帯の色と文句とそれを想定した表紙デザインも要求されます。また、句の並びや編集も何度も何度も行い考え抜かれたセンスのもの。そして、校正に印字チェック・・。一冊の本に仕上がるという魅力は、中に書かれた文章だけではないんですね・・。家族バカですが、改めて「風が吹き抜けそうな字体デザイン。余白のデザイン性。」を見て、兄の仕事に感心。「繊細且つ確かなデッサン力で洗練された絵」を描く祖父に感嘆。こんな一冊の本を作り上げる仕事についている母を憧憬。そして、それを色んな知識から精神面からと支ている父を尊敬するNAMIMIです（日頃は口に出していわないけれど・・）。そして、祖母のぬくもりとそっと秘められた教養と歳を重ねても消えることのない女らしさを感じる句に微笑みながら、何度も何度も頁をめくっては読んでいるNAMIMIです。この句集の「序文」より、　竹生島初日の湖に象嵌す　　　「象嵌」は又は「象眼」とも書くが、銅・鉄などの表面に模様を刻みこんでそこへ金・銀などをはめたものの意。そのはめこんだのが地の面と高低なく均しいものを平象嵌、はめこんだ分だけ盛り上がっているのを高象嵌という。さてこの句の場合、初日の射してきた湖にいのちのしづけさをうつしている竹生島を高象嵌と見てとったのである。そのユニークな観じりとり方がこの句の格調をおのづから高めている。　私が好きな句は　聖地にて夫と迎ふる初明かり　　（インド）　たらの芽を揚ぐる厨に朝の風　幸せの一字をそへて日記果つ　一口のワインに若やぐ初座敷　花びらを双手にうけて散花とす　鐘撞いて紅葉且つ散る寒山寺　　（中国蘇州）　慰めのことば探して琵琶の花　旅づかれ木苺ひとつふふみけり　韓の旅夫と語るや長き夜　　亡き父の自慢の一つ小芋掘り　懐に羊の鈴や春を待つ　女には女の話題小正月　聞き入りて夫と寄り添う河鹿笛　「おやすみやす」亡母の口ぐせねむの花　金縷梅仲好し姉妹の手まり唄　青みたる山のこぶしの花ざかり　小谷山松百幹に時雨来る　沢山挙がってしまいました。我が家のゲストルーム・・叔母が作った陶器の灯篭があります。そして、祖父の描いた仏像と祖母の作った和人形。そしてまた今回、本一冊を飾りました。遠く離れても私の中に、そして目に見える形として、確かに感じる日本の家族です。

  May 7, 2007

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  テグ奥様会、旦那さんも一緒に夕飯会！

  韓国に帰ってきてからは、日本で色々と忙しかったのとうって変わってのんびり毎日を楽しんでるNAMIMIです。今回は、今までで一番の長期帰国で友達にもたくさん会ったし、ワンちゃんが長期でお休みが取れて日本を一緒に満喫できたので、十分日本帰国を満喫したのでした。そういう事もあって、韓国に戻ってくるのが嫌じゃなかったな～＾＾。ちょっと懐かしくてワクワクしたぐらい。この「懐かしさ」はもちらん韓国の両親や我が家やワンちゃんとの生活を思ってだし、「ワクワク」は韓国の友達に会えることからです。韓国に住んで1年以上がたったNAMIMI。だんだん韓国での友達の輪も広がってきました！日本の事をよくわかってくれてる韓国人の友達や、日本語や英語で何気なく語れる友達や、うちら夫婦間の恥＾＾；でも相談できる頼もしい日本人の友達や、毎週のように会って英語や韓国語で盛り上がってる友達ができてきたのです。そして、そんな仲間の中でこれまた大きな存在が「テグ奥様会」の皆。「ずっと会ってないな～。ひさびさに皆でまたお腹抱えて笑って、話したいな～。」と思うと韓国に戻ってまた奥様会があるぞ～とワクワクしてたのでした！私が帰国していた7月、8月も幹事を変わってもらってランチを一緒に楽しんでいた皆。すると、なんと新しく３人の奥さんがメンバーに加わってくれたそうです＾＾。1歳の男の子がいるママさん、カメラマンでスタジオ経営を夫婦でしている方、ネールアーティストの方・・・これで合計11人の「テグ奥様会」になりました！9月の奥様会が楽しみです☆そして、もう一つうれしい事に、私が帰ってすぐに「旦那さんも一緒に夕飯会」が計画されていたこと。帰ってすぐに楽しいイベントがまってました♪ちょうど7月2日の2ヶ月前に初めて旦那さん方を引き合わせて夕飯を食べています。５組のカップル＋子供１人で集まった前回は、旦那さんたちが馴染めなかったらどうしよ～という奥さん達の心配をよそに、がんがん飲んで楽しんでお開きとなったのでした＾０＾；。今回の2回目も奥さん達はもちろんですが、旦那さん達がのりのりで集まる事を喜んでくれていてビックリ＾＾！合計7組のカップル＋子供２人・・大人数でした。今回も楽しかったな～。皆から「旦那さんと一緒に夕飯会」は２ヶ月に１回でもいいねと計画がでてきたのですが、次は１１月かな？ワンちゃんの話によると、やっぱり皆「日本」「日本の奥さん」という共通の話題が遠慮なく話しできるから、話題につきなく楽しいみたい。それに旦那さん達の１番の気持ちが「奥さん達に楽しく韓国で過ごしてもらいたい。笑っていてほしい。」で、共通しているそう・・。そういった意味でも、旦那さんたちはこの集まりを大歓迎＋盛り上げたいそうな。皆、旦那さん達やさしいね～優しい旦那さんばっかりだわ＾＾。お酒で盛りがった話題でも「頼むから、うちの奥さんが比較するからあんまり奥さんにいい顔するなよ～！」ということらしい・・。そう言いながらも、それぞれの旦那さんが奥さんに気をもんでポイント稼ぎをしているらしいから可愛い。うちのワンちゃん然り・・。旦那さん方、第一回目に遠慮なく大飲みした反省か、奥さん方の手前今回かなり抑えて飲んでいたらしいです＾＾。それでも日本人の宴会と比べ物にならないほど飲んでると思うけどね・・・＾＾；。とにかく楽しいあつまりでした！うちの旦那さんは、「温泉にお泊りとか、忘年会とかもしようよ～。NAMIMIちゃん、クリスマス会したいんじゃない？！」と盛り上がってます（盛り上げてくれてるのかな・・）。また、皆で計画練りましょうね！第４回テグ奥様会にて　「韓定食のランチ♪」

  Sep 4, 2006

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  NAMIMIのお義母さん

  NAMIMIの日記、お義父さんはよく登場するけど、お義母さんの事をあまりかいてないな～。ここいらで、お姑さん（なんか言葉から怖い感じ。）も話題にあげましょう。若い頃のお母さんテグでの日本人奥様会をした夜、ワンちゃんは両親を我が家に招いていました。朝から掃除したり、細かい所に気をかけないといけないから一日ずらしてっていったのに～（Ｔ．Ｔ）。「大丈夫～。気にしないよ～。」と押し切られたのです。確かに、うちのお義母さんはうるさく言いません。たま～に「こうした方がいいよ」と言うけれど、私の家事を認めてくれてる感じが伝わって、一緒に家事をしていてもとても気分がいいです。そんな部分でも良いお義かあさんに出会えてよかったな～って思います。ふふふっそれに比べて、うちの旦那さん、ワンちゃんの方が家事に対して新婚当初、口がうるさかった。私は「ワンちゃんオモニム（お姑さん）」といやみを込めてからかってたぐらいだ。それでも、やっぱり両親に良いところをみせたいから、お泊りに来られる日はお掃除も日頃以上に細かい所まで気を遣うのよね～。それにお義母さんは言葉に出さなくても良く気がついて自ら動くのだ・・。仕事を終えてきたお義母さん達にゆっくりしてもらうはずで来てもらったのに・・ＯＨ！そこが手落ちだったか（＠０＠；）とヒヤッとしちゃう。「やっぱり昔？！の人は良く気づいて小まめに働くよな～。これを見ながらワンちゃんが育ってきたら、そりゃあ私にも色々望むか～。」と反省モードになってしまうので、招いた日は気持ちが忙しいのだ。それでも、お義母さんが動き出したらもうあきらめ？！で気持ちが変わってるNAMIMI。「へへ・・すみません。ありがとうございます。（心の声：めんどくさいことが片付いた～ありがた～いオモニ～）」と甘えることにしてるのです。そんなだから両親と一緒に過ごしてもストレスはたまらないのです。来られるまでが忙しいだけ。今回はサムギョプサル（豚の三枚肉ＢＢＱ）が夕飯。野菜と果物を洗って、キムチを切り、作っておいたぜんまいとほうれん草のナムルを出しただけ。他に手をかけたものはトゥブテンジャン（韓国版豆腐の味噌汁）だけでした。お義母さんがどんどん焼いてくれる。NAMIMIお口に運ぶだけ・・＾＾；最後はワンちゃんとお義母さんのタッグで油をとりとり肉を焼いてくれました・・なんて優雅な嫁。ところで、このテンジャンははあちゃんママのレシピを参考にさせてもらったのです。ちょっとした工夫でとってもおいしくできました＾＾。お義父さんも「いつもの日本の味噌汁もおいしけど、これは韓国のだよな？うん、うまいな～♪」とおかわりをされた。お義母さんも「そうよ。NAMIMIは韓国料理までよくできるのよ。」と相槌を打たれていた。ワ～イ、はあちゃんママのおかげだわ＾＾ありがとうございます。夕飯後は両親と３人足裏マッサージをしながら、済州島の海の様子を伝えてるＴＶを見てました。お義父さんの「これは日本語でなんですか？」の質問に答えながら、韓国語と日本語が飛び交いながらゲラゲラ笑ってくつろいでました。お義父さんはとうとう３単語をつなげるだけの日本語能力からきちんとした文を作れるまでになってきました！そんな中、ワンちゃんはベランダのランニングマシーンでひたすら運動で蚊帳の外・・実の息子と外から来た娘がいれかわってる・・。「お腹いっぱいで死にそう」と言いながら、苺をほおばるNAMIMIとお義母さん。ワンちゃんにからかれると、「だってビタミンがいっぱい！」と口調も言う事も揃ってしまったNAMIMIとお義母さん。ワンちゃんに目をひとまわり大きくして苦笑されてしまった・・私達も顔をあわして笑い合い。こうやって、ユーモアがあって竹を割ったような性格。そして気を遣ってくれるやさしいお義母さんの下に嫁いで来てよかったとしみじみ思うNAMIMIでした。同居をしないで、２週間に１回ぐらいヒョイとお泊りで来られるぐらいの関係と距離がちょうどいいです（実家まで４０分）。色々と必要だろうとシーズンごとに服を買ってくれるお義母さん。洋服店をきりもりしてるので、なかなかセンスがいい＾＾たまに失敗もあるけど・・なぜかは写真をみて感じてください＾＾；ま～部屋着ばかりだからね・・。嫁いで初めての誕生日、「お兄さんのお嫁さんにも初めての誕生日にあげたのよ。」とお揃いで本真珠のネックレスをいただきまいした。ありがとうオモニ♪家族旅行にて。ソウルより韓国東海岸を南へ下っていった旅でした。海の浜辺と隣接した駅にて。情緒があって、ドラマにも使われて有名です。この高速道路のインターチェンジにあるベンチで、座ってみる海はなんとも言えない美しさでした。隠れスポットだよ～！

  Mar 31, 2006

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  週末、韓国家族団らん

  週末の土曜日、日本のおみやげをもって、ワンちゃんの母方の伯父さんの家に行ってきました。前にも書きましたが、伯父さんは長男さん。おばあちゃんと奥さん、娘が2人に息子が1人の家族です。私たちにとって、ここの家族が一番親しくしている親族です。何かと食事に出かけたり、旅行に出かけたりする機会が多いです。今回は中の次女が福岡へ1ヶ月ホームステイしに行くとの事でNAMIMIの大型トランクも持っていってあげました。おみやげはホッカイロ1箱と毛玉とりの機械とひな祭り用のあられです。大分、韓国の人が喜ぶ物がわかったNAMIMI。どれもこれも喜んでもらえました＾＾ワンちゃんのお父さん、お母さんも来て、いつもの様に大量の料理を食べながらおしゃべりがはじまりました。話題は次女の日本行きの事。両親・おばあちゃんは色々心配があるようでNAMIMIに日本の事を聞いてきます。そして、一番下の長男君は今年高校3年生になります。いよいよ受験体制に入りました。土曜日の今日も高校で５時まで勉強。それからそのまま塾で１０時まで勉強です。第一希望はワンちゃんが卒業した大学。そこで、ワンちゃんもお父さんから質問攻めでした。本当にここの家族は仲がよくて、理想的な家族だわ～。お父さんは優しい方だけど本当に大黒柱って感じで家族をしきっていて、しっかりされています。お母さんはいっつもニコニコ。お姑さんと暮らしていて、長男の家だけあって来客者も多いのですが、全てを包み込んでよ～く働くのです。それを楽しんでいる感じで、NAMIMIは会う度に頭が下がります。長女もしっかりしていて妹・弟をめんどうみてるし、次女は甘えっ子だけどなんでも優しく受け入れるかわいい子です。長男も一番下の待望の男の子なら甘やかされてないかなと思うのですが、しっかりとして優しい子です。家族みんなが擦れてなくて純朴な感じ。おばあちゃんの部屋が特別になくて、おばあちゃんはそれぞれの孫と交互に一緒に寝てるらしい。この歳になっておばあちゃんと一緒に布団に入るのを疎まないんだと驚きます。兄弟３人ともお母さんが大好き、お父さんもとっても敬っています。いいな～ここの家族^^皆でテレビをみながら、食後のお酒を楽しんでいると叔母さんが編み物を始めました。なんと、ワンちゃんのお父さんが興味をもってチャレンジしようとしています。その様子がおかしくて、皆にやいのやいの言われてました。でも、お義父さんはマスターしようと外野を気にせず、ひたすら叔母さんに聞きながら編んでいきます。こんな風に男だと威張らずにいるお義父さんのマイペースさがNAMIMIは大好き＾＾お義父さんがマスターできたので、今度はNAMIMIがお義父さんから教えてもらいました。うふふっ料理は好きだけど、こういう細かい事は好きじゃないNAMIMI、下手だわ～＾＾；。でもお義母さんからも「上手上手！」と持ち上げられて、ある程度編み上げました。「ワンちゃん、マフラーほしい？」「いいよ～。無理しなくて。」「遠慮しないで～♪ちょっと、２年ぐらい待ってくれたら出来上がるから＾＾。」*************************************************************************週末日曜日。今日はワンちゃんと楽天仲間のえみさぶろうさんに教えてもらっていたレストランへ行って、映画を見る予定でした。このレストランデートの計画はクリスマスの日に行く予定だったのですが、誕生日に延長となり、誕生日が日本に帰っていたのでまたまた延長、とうとう今週末に行く事になったのです。さあ出かけようとおしゃれをしてると、駐車場に行ってたワンちゃんが勢いよく帰ってきました。「NAMIMIちゃん！蟹だよ。蟹！あわびも魚も！」「何？！何のこと？」「駐車場に売りに来てるんだよ。１万ウォンだって！安いよ～！！１０分でいなくなるって、早く早く！」イヤリングをするのを止めて、バタバタと外に出て行きました。おいしそう～なタラバガニが５匹(蟹の数え方って匹じゃなかったけ？！知ってたら教えてください＾＾；。）で１万ウォン、約千円です。小ぶりのあわび７個も同じ値段。まだ動いていて新鮮です。もう、二人の中ではさしみでお酒でしょ。あわび粥もいいね～とレストランデートが小さくなっていました。結局、レストランはまたまた今度。さっそくあわび２個の刺身をポックンジャ（木苺ワインみたいなの）と一緒につまみました。おいし～海鮮くさくなくて新鮮～！このコリコリ感がたまらない！！。それから、残りを持って意気揚々とワンちゃんの実家に向いました。お母さん、お父さん喜ぶぞ～とワクワクしながら・・・＾０＾！！身が詰まってなかったらどうしようと思いながら、開けてみるとおいしい身がちゃんと足までつまっていました。久々のあわびの刺身にお父さんも満足満足。お母さんもおいしいっおいしいっといいながら、皆で５匹の蟹全てを食べ終えました～。ふ～満腹満腹、満足じゃ！蟹のおなかの部分、蟹味噌がたっぷり入ってますが、そのままも良いけどご飯を少し入れて混ぜて食べるのもおいしいですよ！今朝はさっそくあわび粥を作って朝ご飯にしました。おいしかった～！☆☆　あわび粥　レシピ　☆☆　３人分あわび（小振り）　２つご飯　　　　　　　お茶碗２杯分ごま油　　　　　　少々水　　　　　　　　800ＣＣぐらいお塩　　　　　　　お好みできざみ葱　　　　　お好みで鮑はスプーンで殻を外します。内臓は新鮮ならさしみで食べれるそうですが、お粥にはいれません。塩水でしっかり洗います。塩水を流して、刻みます。銀杏切りの様に薄くて小さく刻んでも歯ざわりが残るので大丈夫です。ごま油で炒めます。炒めすぎないように。ご飯とお水を入れて、良く煮込みます。お塩を入れて味付けます。そのままでもいいですが、お好みで刻み葱を入れてどうぞ！************************************************************************～今月の我が家～市内の道端で片手に乗るぐらいの小さなわらじをおじいちゃんが売っていました。一個一個編んだんだな～と思うと愛らしいくてかわいい！おこずかいで買いました。お正月が終わった我が家に飾られています。

  Feb 20, 2006

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  韓国家族、日本での出来事

  振り返り日記、今日は日本での結婚式のその後を書きますね。8月22日　韓国の家族と皆でユニバーサルスタジオへ　韓国の家族がツアーで日本の式に参加してくれました。結婚式の前日に関西空港へ降り立ち、大阪城など大阪を見学。そして、次の日の朝は京都観光をして、昼ごはん後はツアーをキャンセルして式に参加してくれました。式が終わって、NAMIMIとワンちゃんもそのまま一緒に過ごす事に。ツアーがその晩に宿泊している甲子園のホテルに式場から行きました。やっとNAMIMIが日本案内できます。ワンちゃんの両親はNAMIMIの両親に挨拶しないとと昨年の夏に1度日本に来てくださっていました。３泊４日で名古屋空港を利用して、我が家に宿泊。次の日は京都旅行で京都に１泊。京都から帰る途中に母方の祖父母の家へも挨拶に来てくださって、我が家にもう１泊。そして名古屋空港から帰国されました。本当に律儀で日韓共の文化や常識に配慮してくださる良いご両親です。私達は国際結婚ですが、相手の文化背景や立場を気遣い、心配りしてくれる両親なのでとても居心地よく過ごさせてもらっています。同じ国籍同士で結婚しても難しい家族間の関係がそんな家族の支えでうまくいっています。それは私、NAMIMIの両親も同じ。韓国の文化を尊重し、ワンちゃんの家族に心から近づこうとしてくれるのでワンちゃんも喜んでいます。私達はそんなお互いの両親の姿勢を尊敬し、心から感謝しています。今回は、ワンちゃんのお兄さん家族も一緒です。お義兄さん達は初の日本旅行です。ですので、NAMIMIは両親達はもちろんお義兄さん夫婦により気を遣っていました。日本を楽しんでもらって、日本の良い印象を作ってもらいたかったのです。実はNAMIMI、ワンちゃんの両親にはすっかり馴染んで甘えているのですが、お義兄さんはかなり緊張して接しているのだ。それは第一印象がダメだったから…。ワンちゃんの両親にもまだ３回しか会った事のない頃。緊張していて、でも早く馴染みたいNAMIMI。でも韓国語がしゃべれないので、ワンちゃんに通訳してもらったり、辞書を使って韓国語の手紙を書いたりしてがんばっていた時でした。そんな姿勢を両親が良く思ってくださり両親も色々と親しげにしてくださっていたので、コミニケーションがとれないのがとっても残念でした。そんな時にお義兄さんがわざわざ日帰りで、ソウルから一人でNAMIMIに会いに実家へ戻ってきてくださるという。お兄さんはカナダへ留学されていて英語が話せるので、初めてコミニケーションがとれる家族と会える！わざわざ会いに来てくださるなんてなんて親切なんだろ！と緊張しながらもワクワクして待っていました。それが、なんだか様子が違います…笑顔でwelcome！といった感じでもないし…そして話はじめた内容がこうだった。「こうやって、僕達が英語で話していると両親が居心地が悪い。早く韓国語を覚えてもらわないと。今度会った時から僕はいっさい韓国語で話そうと思う。がんばってくれ、わかるだろう？！それが嫁としての義務だ。」・・・これ、簡潔に書いているのではなくて、本当にこういう口調に上から物を言う英語だったのでうす。一気に笑顔が凍りついて緊張してしまったNAMIMIでした（ＴＴ）。ここではまだ韓国の文化をわかっていなかった私。韓国での長男は日本の父親以上に大黒柱になり、家族を指図し、またしっかりと面倒をみるのです。なんだか、嫁候補チェック、抑える事をしっかり抑えるために勇んで来た様に捉えたNAMIMIでした。両親が馴染みやすい方だったので、余計に驚いてしまったNAMIMI。それからは韓国にいる間、お義兄から電話がかかってきてもでれないし、すっかり怯えてしまったのでした…。ワンちゃんはいつも優秀でリーダー役で学校でも有名だったお兄さんを尊敬していて、お兄さんの後を追うような形で歩んできた人生だったのです。でも今回のお兄さんの態度にはビックリして、後から突っかかったそうです。初めてお兄さんに盾突いて意見したよ～と興奮していました＾＾；う～むこの関係．．．日本の兄弟とえらい違いだ！うちのオニイはその話をきいて「ハ~そんなに年も違わないのにえらい違いだな！！こんなちゃらんぽらんの長男をみたらビックリだよな～。」と比較して苦笑いでした。そんな感じだったので、京都から甲子園までの電車で、和やかに楽しみたいな～っと思っても心がシュン～としてしまい、お義兄さんの１歳になる子供ばっかり相手してました。お互い韓国語がわからないもの同士、フィーリングでうまくいくのさ＾０＾；！ホーソン君です♪かわいいでしょう。 ホテルに着き、夕飯やビールを買い出しに行って家族団らんの始まりです。家族全員が集まったのは今回が初めて。お義母さんは本当にうれしそうです！「早くね、こうやって皆で飲んだり食べたりしたかったのよ♪は～それにしてもいいわね！息子二人は立派な会社に就職して、素敵な奥さんもらって、日本にも２回も来れて、こ～んなかわいい孫もいて、皆で飲めるなんてね～♪♪」。そんな風にワクワクして、日本の結婚式、旅行を楽しんでくださって幸せそうなお義母さんを見るのは本当に微笑ましかったです。お義父さんもニコニコしていて「息子夫婦と初めて集まれた今日は記念日だな。これから、お互いにしっかりと助け合いなさい。ワンとNAMIMIはしっかりお兄さん、お姉さんの言う事を聞きなさい。お前達は弟夫婦をしっかり支えなさい。しかし、金銭の貸し借りはけしてしない事。お金ではない、心の篭った行動で愛を示しなさい。」と話されました。いつもは口数少なくて、お義母さんに全て委ねてる感じのお義父さんです。でも今回は「やっぱり一家の大黒柱はお父さんだ！」と感じました＾＾。それから、お義兄さんが話し始めました。「今日の結婚式はよかったな。こうやって集まれたら話そうと思ったんだけど、NAMIMI、これからはそんなに緊張しなくていいんだよ。最初に言った言い方が悪くて、不愉快な思いをさせただろう。すまなかったね。NAMIMIが恐れてる気持ちを解きほぐしたかったんだ。」と言ってくれました。あれから、1年近く経っています。お義兄さんも色々と思われたのだろうと思います。本当にほっとしました。でも、「言い方は悪かったけど、言ってる事は間違ってないだろう。しっかり韓国語を話せるようになるんだよ。」と言われました。今度は柔和な英語だったので、私も素直に聞くことができました。でも、ワンちゃん何かがひかかったみたいで急に大きな声で言い始めました。「NAMIMIはがんばろうとしてるだろ。この1年で韓国語の単語も増えてる。韓国語で兄さん達にも手紙を出したりしてるじゃないか！話ができなくてもすっごく両親とも仲良くなってる。両親もNAMIMIが大好きだ！言葉の問題じゃない！NAMIMIの姿勢を見るべきだよ。態度や人柄がこんなにいいのに何をそんなに望むんだよ。兄さんも英語でももっと打ち解けようとしろよ！」と言い出しました。NAMIMIは韓国語だったのでその時は何を言ってるかわからないのですが、わ～！ちょっと声が大きくなってきてる…私のことで大丈夫かなとドキマギしていました。ワンちゃんの意見は皆に通じたようで、お兄さんも「そうだな。僕達が家族のコミニケーションの橋渡しをしないとな。困ったときは英語で話しなさい。○○（嫁）も聞き取りぐらい英語でわかるはずだから。」と言ってくれました。でも、ワンちゃんの意見は当たっているが態度がいけないとお義母さん、お義姉さんに注意されていました。感情が高ぶってお兄さんに命令形で「しろよ！」とわめいたのがいけなかった。話が「ワンはかっとすると熱くなりすぎる。それを直さないと社会でも結婚生活でもうまくいかない。」と変わってきていました。この性格、ワンちゃんの欠点なんだよね。さすが家族よくわかってる。顔はワンちゃんがお母さん似、お兄さんがお義父さん似なんだけど性格は反対似なんだって。これらは口論の間、お兄さんがNAMIMIに英語で通訳してくれてわかったのです。相手の言い分も一理あると思ったらすぐに心を入れ替えるお兄さんは素晴らしい人だなと思い直したNAMIMIでした。熱くなりすぎたな～失礼な態度だったな～とワンちゃんがシュンと反省して、後は和やかで盛り上がった夕飯になりました。ちょっと欠点がでちゃったけど、こんな時にはっきりと家族に意見をしてくれたワンちゃんに大感謝です。おかげで、お兄さんとのわだかまりも大分ほぐれました。そして次の日はツアーバスでユニバーサルスタジオに。ワンちゃんとNAMIMIは電車で行き、お弁当を買ってお昼に合流しました。人がいっぱいであまりアトラクションが楽しめなかったのが不満だけど、雰囲気をいっぱい楽しめた日でした！家族みんなで出かける記念すべき日になりました。その日の夕方にワンちゃんの家族は関空へ。私達は三重の実家に特急でかえりました。あさってには韓国での新生活始まりです！★おまけ★日本の若者をまねるワンちゃん＠近鉄特急で　　　　　　　失礼いたしました．．．

  Jan 3, 2006

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  子供は親の背中を見て育つ

  先程、日本に帰国しました♪12日間の里帰りです。今は実家より日記を書いています。いい気分～！お風呂を沸かしてるんだよね～温泉の素をいれるんだ～久々長風呂できるわ♪韓国の我家でもお風呂はためれるんだけど、沸かす機能はありません。だから半身浴とかしてて、冷めてきたから温めなおそうと思ってもすぐには無理なのです。お湯を落として、熱いシャワーを浴びます。せっかくラベンダーエッセンスとか入れてても全部シャワーで流れちゃう（T０T)。ユニットバス式で洗い場が狭いのもリラックス度が違うのだ。あ…日記が永遠にお風呂の事になりそう＾＾；このあたりで日韓お風呂比較は止めておきます。お風呂好きの私…これから至福の時だわ♪*******************************************************************************日本に帰国する前にワンちゃんとしばらくのお別れを惜しんで、お酒を飲みながら語り合いました。今回の帰国時にNAMIMIは姓を旦那の姓に変更しようと思っています。外国人と結婚する場合、姓を変更しない人は多いみたいです。特に韓国では夫婦別姓なので、日韓カップルでは夫婦別姓のままの方々が圧倒的に多い。でも楽天日記仲間のぽんぎずさんからある話を聞いてから私達はちょっと悩んでしまいました。それは、私たち日韓カップルの子供は２重国籍がもてるのですが、成人して国籍を選ぶ時に選んだ国籍の方の両親の姓を名乗らないといけなくなると言う事。例えば、韓国人のワンちゃんがｗという姓で日本人のNAMIMIがｎという姓だったら子供は韓国で成人するまで父親のｗさんで育ってたのに日本国籍をとったとたんｎさんに変えないといけないということだそうです。どうって事ない問題と思われるかもしれません。でも、私達は子供が日本国籍をとって、韓国の社会で生活する時の事を考えました。今まで馴染んでいたｗさんだったのにｎさんに突然変わる違和感。全ての書類や証明書などを書き換えないといけない事務的な苦労。その時に生じるハーフ（ダブル）であるidentityの問題。などが気にかかります。最初の内は精神的に強い子に育てれれば問題ないのでは…両方の親の姓（国籍）を誇りに思っていればなんでもないのではという思いがありました。でも、子供が国籍を選ぶ時は思春期で精神的不安定な頃です。自分達の思い通りに子供達が育つかどうかもわかりません。今は日本・韓国ともに国際的な視野が広がり日韓の捉え方にも幅が広がってきました。でも少し前はかなりの偏見・差別がありました。私たちの子供が１８になる時の日韓の関係がどんな風でしょうか…それは私たちにもわかりません。国籍を超えて結婚することを選んだのは私達。自分の意思で選んだ人生です。NAMIMIが韓国の姓を名乗ることになっても、ワンちゃんが夫婦で同じ姓になる違和感があるとしても自分達のidentityが揺らぐという事はありません。でも子供達が２つの国の間に立たされることは自ら選んだ事ではありません。少しでも国籍の違う親を持つ精神的な負担をなくしてあげたいというのが私達の選んだ答えでした。私達の場合、ワンちゃんのｗ氏という名前が日本でもそれほど違和感なく日本姓としても捉えられます。NAMIMIのN氏は韓国でどうみても日本姓。日韓共通して違和感のないワンちゃんの姓に変えるのは良い選択だと思いました。それに日本人女性のNAMIMIには結婚後に姓を変える事に抵抗がありません。その様な考えから6ヶ月以内には答えを出さないとと、７月から話し合っていた氏の変更についての答えが出ました。　　　　この様な問題を考える日韓カップルの方に情報　　　　結婚した後にも姓を変える事はできる。姓を変えてももちろん国籍は日本国籍のまま。　　　　　　＊婚姻届を出した日から６ヶ月以内　　　　外国人との婚姻による氏の変更届（区役所でもらえる）＋印鑑　　　　本籍地でない役所に出す場合は戸籍謄本１通　　＊婚姻届けをだしてから６ヶ月以上　　　　裁判所に届けをだして、審査が必要。　婚姻届を出した後に氏を変更する場合、韓国で生じる問題。　　＊韓国ではいったん戸籍謄本に記載された氏を変更することは無理だそうです。　　　氏を変更した日本人側が２重の姓を持つことになる。　　　自分で申請する書類と証明書は韓国姓。戸籍から発行される書類や証明書は日本姓のまま。　　＊婚姻届を出す前に氏の変更の問題を考えて答えを出しておくのがいいと思われます。*********************************************************************************そんな話をしていて、話題が子育てについてに変わりました。ワンちゃんが「両親はいつも愛情を注いでくれて、小さないたずらやおふざけにはおおらかに笑って育ててくれたけど、人様に迷惑をかけるような事はこっぴどくしかられたな～。下着のままで夜になっても家に入れてもらえない事もあった。親をとても敬愛していた。最近は小さな事で怒りすぎたり、我が子1番になってたり子育てがおかしくない？子供が母親を恐れていないし、親に甘えすぎてるよ。我侭な子供が多い。」と言い出しました。NAMIMIも最近英会話を教えるという事で韓国の親子と触れ合う事が多くなって、感じた事でもありました。でも、親を”愛する”という感覚はわかっても”敬う”という感覚がNAMIMIとワンちゃんでは違うなと思います。私も親を尊敬してるし敬っているのですが、ワンちゃんの世代ぐらいまでの韓国人の子供が彼らの親を敬う意識とはとても違いがあります。ワンちゃんの親は共働きで二人の子供を一生懸命育てられました。２１時を過ぎてもまだ兄弟だけで親を待ち、それからが親子団欒の夕飯だったそうです。それでも親の愛情を感じていたというワンちゃんとお兄さん。きっと両親は朝早くから夜遅くまで働いても食事の用意をしたり、勉強を教えたり子供との時間をとろうと努力されていたのだと思います。肝心な所できちんと叱り、愛を示されていたのでしょう。ワンちゃんが大きくなったこの20年は韓国が一気に近代化＋経済成長した時代です。私達20歳代の親が生まれた頃から私達が大きくなる50年間ぐらいの日本での変化がその韓国の20年間であった様な感じです。そのため、韓国ではちょっとした世代の違いによって大きく意識・思考が変わります。ワンちゃんの両親はワンちゃんたちを私達の祖父母が苦労して父母を育てた様にして育てたのだろうと思います。親が共働きというのを親が負い目に感じないように子供心にワンちゃんとお兄さんはがんばったそうです。ある日お父さんのお兄さん（本家の長男さん）にワンちゃんは「母親が働いて、子供をちゃんと見れないからワンは箸の持ち方もきちんとしてない！」と言われたそうです。両親はその場に居なかったのですがワンちゃんはすごく腹が立って恥ずかしかったそうです。「お母さんは何度も注意をして、見本を見せてくれてたのに自分が我侭だっただけだ！お母さんをバカにされたらいけない！！」と強く思ってすぐに正しいお箸の持ち方に変えたそうです。いい大学に入り、いい会社に就職する力になったのも両親を下に見られたくない。自分達を誇りに思ってほしいと思いもあったからだそうです。もちろん第一は自分の人生のため、第二は守るべき妻のためで、その理由は第３番目と付け加えてくれましたが..ヘヘ。きっとお兄さんもそういう思いで今の地位を手に入れていると思います。最近のお義母さんの口癖は「息子２人ともすばらしく育ってくれて、素敵な奥さんがいて、かわいくて良い子の孫がいて、友達皆に羨ましがられるのよ～親戚の皆もそうだわ～♪」です。それを見つめるお兄さんとワンちゃんの目はとっても優しく満足げ。もちろんお義姉さんとNAMIMIもニッコリ。そんな風に親を敬愛するワンちゃん。NAMIMIとは少し違うなと思いながら自分の過去も振り返り語っていました…。NAMIMIのお父さんはワンちゃんと少し似ています。親に負担をかけたくないと自分で人生を切り開いて、学費も生活費も稼いで勉強して勉強して．．そして今の安定した良い仕事を手に入れました。学識があって考えが深く、思いやりがあります。お母さんもNAMIMIもお兄ちゃんもきっと周りの人もそんな父を尊敬しています。お母さんはお嬢さん感覚で無邪気で喜怒哀楽が激しく大らか。教養があって子供好きです。色々なセンスの良さや相手を思う温かさや強さは母から学んだと思います。そんな二人の間でNAMIMIは甘やかされはしなかったけど精神的にも経済的にもぬくぬく育ったなと思います。そして、親を敬い思いやるという事ができなかった理由がもう一つあります。NAMIMIは小さい頃から病弱でした。風邪を引きやすく、小学６年では入院をし、思春期の高校２年からは毎週点滴に通院。高校３年でまた入院。卒業後療養１年。通院そして水泳そして予備校の短期集中講座に通いました。毎日がだるくて気分が悪い、周りが青春を謳歌してる時に自分はという惨めさ、受験への焦りで自分の事で精一杯。親には甘えてばっかりでした。そんな生活と入院中に出会った皆さんとの体験で健康でいれる事の感謝や人生やりたい事を思いっきりできる幸せを心から感じたNAMIMI。徐々に体力をつけてきたNAMIMIは思いっきり自分のしたい事をしてきました。学生を謳歌そして学びたいことに観たいこにやってみたい事にどんどんトライ。世界中に旅行。社会人になる事にはある程度注意していると人並みの体力で働ける様になっていきました。そして留学、結婚…。そして…やっと親を振り返る事を思いついた感じです。申し訳ないな…。ワンちゃんの言葉と行動を見てやっと気づくなんてね。「ワンちゃんとお兄さんは親の背中をしっかりみて良い子に育ったけど、NAMIMIはどうかな？誇りに思われているかな…？」「うん。NAMIMIはすごく良い子だよ。だからすごく愛されてるよ。自慢の娘じゃないかな。」「そうかな…もっと自立して、反対に親を気遣えるぐらいになったらもっと自慢かも…。」「そうかもね。もっと自慢に思って下さるかも。今はまだ頼ることが多いけど徐々にがんばろう。」「入院して、もしかしたらNAMIMIは危ないかもってなった時にね。NAMIMIは知らなかったんだけど、お母さんは夜中にベットの下から手を出して、手を繋いで寝ようかって言われたの…。お父さんは病院に顔を出せなくて来なかった…。」「…子育てって大変だね。難しいね。」「そうだな。人の子はわかるけど、自分が親になったらわからないだろうな…。子育て、俺達の親の様にできるかな…。」 親友Mが結婚式で作ってくれたワンちゃん、NAMIMI成長アルバム（本当にありがとう！）

  Oct 29, 2005

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  韓国から秋便り　＆　私のお義父さん

  今日はライブで伝えたい秋の風景と私のお義父さんの事を日記にしたいと思います。　１０月に入ってから２回ウルサンとソウルへ友人の結婚式に行きました。両日とも本当に良い天気で、正に秋晴れの日。空は高く高く澄みきっていました。木々は紅葉をし始めて、緑と黄色と赤のコントラストがとてもきれいでした。棚田は収穫時できれいな黄金色（こがねいろ）でした。　「真っ赤に燃える山」、「黄金に輝く稲穂」という描写をイメージで捉えていた私でしたが正にその通りの風景を見ることができました。本当に見入ってしまう美しさ！なんてきれいな秋の日だろうと感激しぱなっし。この韓国からの秋のお便りを伝えたくなりました。　　よく皆さんに韓国は春夏秋冬通して日本より寒いでしょうと聞かれるのですが、春夏秋と日本の気候・気温と変わりありません。はっきりとした四季があり、収穫できる物も日本とよく似ています。ただ秋は短く突然寒い冬が来る感じがします。秋は日本の東北や北海道に似ている感じです。紅葉の色づきもとても鮮やかです。　また、日本の山は常緑樹が多く植林されていますが韓国の山は落葉樹が多いので山全体が色づきます。ですので「山が燃えている・・・！」というフレーズがピッタリ当てはまります。　　この日本と同じはっきりした四季の美しさが韓国の人にも日本人と同じ様な美意識をもたらしているのではないかなと思います。韓国に住むようになって楽しみな１つはあまり知らなかった韓国の芸術を楽しむこと。日本と似通った四季、でも大陸の文化や気質を色濃く持つ韓民族の美意識はどんな感じかと興味があります。　　日本にいた頃、外国にいた時「四季のはっきりした国に生まれてよかった。」と思いました。今また「四季のはっきりした国で暮らせて良かった」と感じています。　　拝啓、日本の秋はどうですか．．．？***********************************************************************　さて、大好きなお義父さん（アボジ）のことです。NAMIMIは小さな頃からパパっ子だったので思春期にも一度も父親を敬遠することはありませんでした。｛お父さん＝馴染める＋大好き｝の思考でこちらのお義父さんにも同じように接していたからか、韓国のお父さんともとっても仲良くしています。　　　　こちらがそのアボジの若い頃↓♪カッコいい～＾＾　　　　　　　このアボジ、若い頃は一度怒り出したらかなり怖かったそうな。でも、今ではいつでも七福神の布袋さんの様な笑目になっていて、見るからに優しそうで柔和な人です。　初めからアボジとNAMIMIの印象はお互いに良かったです。韓国のおじさん達は強面で大声でしゃべる人が多く、何と無い話題をしていてもけんかをしているようで怖い。でもお義父さんは強面どころかお顔が布袋さんなので、NAMIMIは初めから緊張せずに接することができたのです。お義父さんも日頃、無口な人なのにNAMIMIが初めて挨拶に行った時からよく話しかけてくれてワンちゃんを驚かせていました。　アボジは自分のお店をもっていましたが、持病がひどくなって引退しました。今は農作業を趣味でしています。趣味でしていると聞いていたので小さな畑かと思っていたら、行くとびっくり。ビニールハウスが何個もあり、色んな野菜が沢山栽培されていました。そして、ちょっとした山林では鶏・韓国の野生の鶏・ウサギ・犬・やぎが何十頭も飼育されています。私達が遊びに行くと「NAMIMI、こっちこっち」と生まれた動物の赤ちゃんなどを見せてくれます。かわいい♪　そこにはお泊まり用のログハウスもあります。冬以外のアボジの日常は昼頃に家を出て畑に行き一日か二日したら帰ってきます。オモニ（お義母さん）は8時半頃仕事にでるので、同居するようになって朝はアボジと過ごすことが多くなりました。　まだ韓国に来て間もないある日の昼間、二人っきりで家にいるとアボジが「よし、今日はお父さんがかぼちゃのジョン（お好み焼きらしき物）をつくってあげよう」と言って二人で台所に立って作ったことがありました。韓国の友達にその事を話すとすごくビックリされました。「慶尚男児が！アイゴ～（うっそ～）！」って。テグのエリアの男性は日本でいう博多男児の様に捉えられています。男性が威張っておるのですよ。家事なんて男性のするものじゃないって動かない人が多いらしいです。アボジはお義母さんが働きに出るとなんでも自分でします。食事の用意も洗濯干しも野菜や魚の下ごしらえも＾＾。　それに畑からお花を摘んできてくれます。NAMIMIは活花が好きなのでその花をきれいに活けて部屋じゅうに飾ります（かなり自己流だけど）。それを喜んだお義母さんの反応もあって、アボジはちょくちょく草花を持って帰ってきてくれるようになりました。最近は静かな朝にお花を活け変えて掃除をする時間が楽しいです。そして、携帯で写真をとってアボジやお義母さんにメールと共に添付します♪　　　　↓これは最近アボジが摘んで来てくれた花（家は今の家）　　　　　　　　　　そんなアボジはある日を境からNAMIMIを嫁というよりは娘のように思ってくれるようになりました。それはこんな出来事…。　お義母さんが市場で夏のパジャマを買ってきてくれました。それはかわいいんだけど、どう捉えても日本の子供が祭りや縁日などで着ている様な物でした。ワンちゃんはそれを着たNAMIMIを見て、床を転げまわって笑った…。NAMIMIは家の中で着るものだし、かなり涼しいので「まあいいや。」と自分もへへへッと笑って着ていました。そこに帰ってきたアボジ…。「アイゴ～！NAMIMIはおまえ（お義母さん）の赤ちゃんか？！」「…ハハハッでもかわいいな～ハハハッ！」と声をたてて笑ったのです。アボジが笑いが止まらないということは滅多に無いことで皆して笑い転げてしまいました。　　　　　さて、そのパジャマ（笑）↓　　　　　　また本当にうれしい事が日本語を勉強してくれている事です。最初は私に「気を遣ってくれてるんだな～。優しいな～。」って思ってたのですが、8ヶ月経ってもアボジの日本語勉強はより熱心さを増してきています。別居する事になって残念がったのもお義母さんではなくアボジでした。「NAMIMIがいなくなると日本語が進歩しなくなる･･･。」て。でも「なにか新しいことに取り組むのは脳の老化を防ぐのにいいことだから、あきらめないぞ。」と続けてくれています。　そのアボジの外国語習得法。ひたすらカセットを聴く。私の手持ち録音機兼カセットを持ち歩いて畑でも山登りでもいつでもかけてます。たまにそのカセットの教科書を見る。NAMIMIに会うと「これは日本語で何？」と何でも聞いてそこいら中に書き留める。訳のわからないお義母さんまで巻き込んで言う練習をする笑。「ヨボ（韓国語でおまえ）、かぼちゃありますか？」てな具合。畑仕事を一緒にしてる後輩の友達にも「パはねぎ。ムは大根。ケは犬だ」とか教えています＾＾。　そんな毎日の中、夕飯を食べ終わって4人でテレビを見ているとアボジがひたすら話をしています。韓国語のわからない私は？？？。お義母さんもワンちゃんも相槌も打たないので、NAMIMIが「なんでだれもお父さんの話相手にならないの～。」って非難。そしたらワンちゃんが「アボジはこのＴＶの内容と関係なく、これは日本語でなんだったかな？日本語は難しい。でもなかなかおもしろいんだ。とひたすら大きな一人言をいってるんだよ。」と笑って言いました。お義母さんも笑って「NAMIMIが相槌を打たないといけない話題なのよ～。お義母さんはＴＶがおもしろいからアボジのお相手はNAMIMIよ～。」と。　日本語に夢中なアボジ、シンプルな勉強法だけど単語数も増えて3単語ぐらいの文は作れるようになったからすごいでしょう？！継続は力なりです！　アボジの誕生日、義父方の親族をNAMIMIとワンちゃんの家に招いてパーティーをしました。上機嫌になった皆にお酒を勧められたアボジは「ワンがNAMIMIを紹介しに連れてきて、孫のホーソン（お兄さんの息子）が生まれた2年前からつくづく長生きしたくなったんだ。その時からいっさいお酒を止めたんだ。」と自慢げに話しました。　本当に家族皆に温かいアボジ。いつまでもニコニコと長生きしてほしいです。

  Oct 21, 2005

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• 忙しい9月　（日記再開！）

  パソコンが壊れて、かなり更新できなかった日記…。訪れていてくれた方ありがとう！5月の終わりから韓国へ来たので新生活のあれこれと書きた事がいっぱいだったのですが、書けないまま3カ月が経ってしまいました。振り返り日記なんだけど、かなり前に振り返らないとね…２週間づつまとめて書こうかしら。パソコンは日本語機能が韓国では直らないとの事で７月の帰省のときに持って帰りました。しかし、電源コードを忘れたお馬鹿な私。ワンちゃんが日本の結婚式のため日本に来てくれる８月半ばまで修理に出せませんでした。そしてパソコンを日本で修理に出したまま韓国に帰ってきた私達。今はワンちゃんが昔使っていたパソコンで打っています。韓国のパソコンで日本語変換をしてるので、たまに漢字がおかしいかもしれませんが悪しからず。8月の終わりに韓国へ帰ってきたのですが、日本に帰る前に二人で住む新居を決めてきたので9月1日の引越しにむけてさっそく引越しの準備に追われました。韓国では新居に移ると皆さんを新居に招待してもてなす習慣があります（チプトリ）。ワンちゃんの大学の友人達、NAMIMIの韓国人の友人達、ワンちゃんの幼馴染達、義父方の親族などとそれぞれのグループで招待するので何回もパーティーをしないといけません。まだまだワンちゃんのボスや同僚、NAMIMIの友人など私たちのチプトリは10月もつづきます…。また、引越しやチプトリに加えて9月には韓国のお盆（秋夕チュソク）が18日にありました。父方家族全てが集まって墓参り、挨拶にプレゼント渡しにと大忙しの行事です。その後は母方の家族や妻の家族にも挨拶に行きます。その時期は韓国中がチュソク一色になります。でも一般の韓国家庭と違い、ワンちゃん家はそんなにおおごとにしないので、嫁であるNAMIMIですがかなり気楽にさせてもらってましたが忙しいことには変わりません。またこの事も日記にしたいと思います。 　それにそれに、私たちの9月、10月はこれで終わらないのです！お義父さん、お父さん、お義母さん、叔父さん、甥っ子と皆そろって9月、10月はじめに誕生日！パーティーパーティーの嵐です！！！料理好き、パーティー好きの私たちにはそんなに苦にはならないんだけど、これだけ立て続けだと体力もお財布も胃も疲れてきたぞ…＾＾；。そして、さっそく日本から友人が2組＋お母さんが遊びに来てくれたのも重なって、私たちの9月10月のカレンダーはスケジュールで真っくろくろです。６、７月は韓国での結婚式の準備。７、８月は日本での結婚式の準備に大忙し。9、10月はパーティーで大忙しです。でも、こんでだけめまぐるしく予定が埋まるのは幸せな事だな～と思います。たくさんの家族、友人に囲まれているからとってもうれしい！My Japanese PC has broken. So I couldn’t do the renewal of my homepage. And it couldn’t be fixed in Korea. SoＩ carried it to Japan when I went back on the end of July. But I forgot to carry my outlet of the PC. What a fool I am! So I was waiting my husband (Wanchan) to carry it in Japan. He would come to Japan for our Japanese wedding. But It took for long time for fixing it because of the Bon Festival(Almost shop are closed at the festival time in Japan).So we left it and came back to Korea.　Now, I’m using Wanchan’s Korean PC and am writing down my homepage finally.We are extra busy after coming back from Japan to Korea on the end of Aug. Because we moved to a new house on Sep 1st. You have to have a party for showing your new house in Korea. We invite our friends and Wanchan’s boss and coworkers and family…etc. We have lots of friends so we will continue to have a party on Oct .And you have the Jusok Festival on Sep 18th. All family meets and goes to their grave. It is so busy around Jusok time in all over Korea. Everyone buys presents for family and weeds around graves and cooks many kinds of dish for the festival. The time likes the Christmas holidays. It sounds very busy, right? And we are especially busy on Sep because we have many birthday parties too. There are for my husband’s father , mother, uncle , nephew, and my father. We like cooking and party. But it is too much! We are getting tired…but I think we are very happy. Because we have lots of our family and our friends who love us. Love you a lot!そんなこんなで、長い事ほったらかしだったこの日記。がんばって再開します！5月のはじめとなると３ヶ月以上前なんだけど、どうしても感謝を込めて日記に残しておきたいできごとがありました。まずはそのことから韓国へ引っ越して韓国の結婚式をするまでを次回に。またこのホームページに戻ってきて下さいね（＞０＜）。

  Sep 21, 2005

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• 父方の祖父母

  今日はNAMIMIパパのお父さん、NAMIMIのじいちゃまの四十九日でした。じいちゃまの家は岡山にあります。NAMIMIの家から車で6時間。遠い所なので頻繁に会うことはありませんでした。でも、小さな頃からずっと文通をしていました。文通が始まったのは元気だった祖母が脳溢血で倒れてから。左半分が動かなくなって入院してリハビリ生活になった祖母に”ばあちゃまは手紙をもらったらどんどん元気になるよ。”と母に言われてからでした。それは私がまだ小学校2･3年の頃のことです。文通のやりとりは時に体験した事以上にはっきりと記憶に残ります。写真や物そして文として形に残っているからでしょう。ばあちゃまは絵がとても上手でした。水墨画で風雅にかわいらしく毎回の手紙に描いてくれていました。半身が動かないのにすばらしくセンスがあり、上手でした。今思うと、孫のために一生懸命リハビリをして描いてくれていたんだなと思います。祖父が車椅子を押し、大阪万博に行った時の写真や手紙などもあり、一緒に過ごしていたように記憶が鮮やかです。その祖母は私が高校2年生の時に亡くなりました。その時はもう栄養チューブだけで生きながらえている様になっていたので、家族皆に覚悟がありました。それから今まで、今度は一人がんばっているじいちゃまを励まそうと文通が続きました。このやりとりがどれだけ喜ばれているのかというのは、じいちゃまが亡くなる前日まで気がつきませんでした。じい様の調子が優れないから結婚報告に来るなら早めにしてやってくれと叔父さんから連絡がありました。行ってみると90歳近くでも自転車に乗り、柔道自慢をしていた祖父がやせ細って、布団に臥していました。小学校の教師で社会地理が得意な祖父はすごく細かい記憶の持ち主でした。それがなかなか思い出せなかったり、繰り返し同じ話しをしたりして話しをするのが大変そうです。でも、私の事は過去の事から今の事までよく覚えてくれていました。「そこにあるカバンをとってくれ。これはな、NAMIMIが中学校2年生の時にわしとばーさんにお揃いでつくってくれたやつじゃ。」と私が忘れているいつに作った物かまで覚えてくれているのです。そして、10年はとっくに経っている中学生が作った完璧とは言えない袋を今でも大切に使ってくれていました。こういう些細な思いが家族の温もりをとてもとても感じさせてくれます。「これは、結婚祝いじゃ。少ないけど中に○○円入っとる。間違えちゃいけんけえ数えてみい。ちゃんと会って手渡せたな。」としっかりお祝いも用意してくれていました。そのじいちゃまの記憶が一気に蘇ったのはワンちゃんの写真を見せたときからです。「お～立派じゃな。ハンサムじゃわ。わしの若い頃見たいじゃ。ファファファッ。」と冗談もでて大笑いするぐらい元気になってきました。「どこに住むんじゃ？朝鮮満州は師範学校の修学旅行でわしもいったんじゃ。」とその時のアルバムを持ち出してからは前と変わらないじいちゃまになっていました。何年何月何日に別府を出発して、どこどこまでは馬車でどこどこは船でと事細かに話してくれました。元気なじいちゃまを見て、こんなに手紙や物が記憶を繋げるんだ、私達に会える事がこんなに元気にさせるんだと実感したNAMIMI。これから頻繁に手紙を出そうと心に決めて帰ったのでした。でも、残念な事に次の日の昼間にじいちゃまは息を引き取りました。91歳、自宅で昼寝をしている間の老衰でした。NAMIMIが訃報を聞いたのは、ちょうど手紙を書いて封筒の封をしようとしていた時でした。どうして今までもっと頻繁に手紙を出さなかったんだろうとすごくすごく後悔して、昨日のじいちゃまのはしゃぎ様を思い出して大泣きしてしまいました。四十九日日の準備をしている時にじいちゃまがNAMIMIに手紙を書くための資料や下書きが沢山でてきました。私が送ったカセットテープ（声やピアノを弾いたもの）や写真も一緒に入っていました。じいちゃまとばあちゃま、沢山の思い出がそして二人の温かい思い遣りがNAMIMIの心に積もっています。四十九日も過ぎ、ばあちゃまと会えたかな？NAMIMIの大好きな岡山弁で話しをしているのかしら･･･。最後になった手紙は棺に入れました。二人で読んでくれたかな・・・

  Mar 6, 2005

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