楽天版じぶん更新日記

2010/01/22(金)07:21

ウユニ塩原の思い出(10)塩原の表面にできる模様の謎

旅行記録(517)

ウユニ塩原の連載の最終回は、表面にできる幾何学模様の写真です。 写真上はインカワシ島の「湖岸」近くで撮影したもので、島の土砂が混じって赤っぽくなっています。 写真中段は半分水が溜まった幻想的な風景、まさに「天空の鏡」です。 写真下段は、ウユニ湖東側の乾燥した湖面です。乾いていますが、ドリルで穴をあけると、岩塩層の下には塩水が溜まっていました。やはり塩原ではなくて塩湖というイメージが強い。 これらの写真に共通しているのは、いずれも六角形型の模様ができていることです。 なぜ六角形になるのかネットで検索してみたところ、 こちらに解答が寄せられていることが分かりました。専門的なことは分かりませんが、 ...すでに固まっていた上面のそれぞれの点は、もうあまり動きたくないので(最小負荷)、適当なブロックに分かれていきます。その際に、どのようにブロックの形状を作ると負荷が一番小さいかというと,自然鉱物の法則に柱状節理という原理もあるように、3本の亀裂が出会う形が最も小さいのです。そしてそれらが120°という同じ角度を取らないと,どれかのブロックがより沢山縮まなくてはならなくなってしまいます。(対象性=上面の全ての点は全て等しく縮みたがる。)この、3本の亀裂が120°の角度で平均して出会う最小負荷の形状が六角形です。【一部略】 というような説明があり、だいたい理解できました。 2008年1月11日の日記に書きましたように、塩原(塩湖)の表面にできる模様は、チベットでもアルゼンチンでも、このウユニでもみな共通で、もののみごとに、120°の角度で3本の亀裂が走っています。但し、乾燥のスピード、不純物の量、深さなどのせいでしょうか、亀裂の発生にはタイムラグがあり、正確・均一な六角形にはならないようです。 ※今回の連載はこれで終わりです。明日以降は、もとの園芸系の日記に戻ります。但し、今後も、不定期ではありますが、5回ないし10回単位で、過去の海外旅行のアルバムを連載していく予定です。

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