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テーマ:温泉について(1627)
カテゴリ:温泉
福島県は温泉の宝庫で湯質の良さも日本有数です。
最近は県東部のラジウム温泉が注目されていますが、なんと言っても名湯が多いのは会津地方。 城のあった会津若松周辺はもとより、奥会津にも名湯の誉れ高い秘湯が多くあります。 今から1200年も前に「傷ついた脚を鶴が浸して治している」のを見た村人によって発見された「早戸温泉・鶴の湯」もその一つです。 長い間、村の人たちが入る温泉として村人に愛されていた秘湯でしたが、怪我や病気への抜群の治癒力はクチコミで伝わり全国から湯治客が集まって来てしまい、小さな村は自分たちの湯場の他に、宿泊ができる湯場を作ったのですが、村人の高齢化もあって宿泊設備を閉鎖した後も、他の宿に宿泊して鶴の湯に通う客も多く、 早戸温泉のある三島町は2年前に鶴の湯の設備を近代的に立て替えて早戸村18人の組合にその経営を依託すると言う形で運営していると聞く。 鉄道やバスなどの交通はかなり不便で会津若松からの只見線は1日に何本もでていないが、早戸駅からは歩15分くらい。 車でなら首都圏から3、5~5時間で行ける。 東北道郡山ICから磐越自動車道を新潟に向かって会津坂下(ばんげ)ICで降りて 只見川沿いの252線を小出方面に向かう。 只見川の水量はびっくりするほど豊かでこの沿線は温泉の宝庫、橋げたの工事中に発見された温泉もある。(気管支に良いという西山温泉もこの沿線近くにある。) 早戸温泉「鶴の湯」は252線沿いにICから30分ほどにある。 新しい鶴の湯は入館するとエレベーターで下りて只見川を臨む川辺に大浴場と露天風呂が男女別々にある(昔は混浴だった) 浴場の目の前の只見川は満々とした水量で最近は「山峡下りの屋台遊覧船「鶴の湯丸」も運行させているそうだ(1500円)。 設備が近代的になっても18人の村人(みんな高齢)の管理では宿泊客の世話までは無理なので自炊客と日帰り客の利用に限られている。 自炊の方は予約がいつもいっぱいでなかなか取れないので私も宿は別のところに取った。 入浴料は500円(子供300円) 自炊棟1泊(3300~4350円) 大浴場と露天風呂でゆっくりと入浴中にこんなお喋りを耳にした 「ガンの手術の後は良く来て湯治して行く。玉川温泉と同じ効用で玉川より肌にも優しく体がラクだから」 「膝の手術の後湯治したら1週間で傷も治り正座できるようになった」 「リウマチに良いと聞いて来てみたんだけれど、まだ1日目だから効き目わからない」 「治った人沢山いますよ」 「大怪我して傷口に良いと聞いて湯治したら傷口も中も治った」 他県からのお客も多く「クチコミって凄いな」とつくづく思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 23, 2008 06:00:24 PM
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