ランチア イプシロン
ランチア イプシロン【欲しい度】 ★★★☆☆ 酔わせるコンパクトカー 「小さな高級車」というキャッチフレーズで売り出されたトヨタ製セダンがありましたね。確かにそこそこコンパクトだったので「小さな」というのは当たり。だけど高級というイメージはありませんでした。代わりに「小さな高齢車」というありがたくないフレーズが浸透したのを覚えてます。高級というのは日本人にとって難しすぎるテーマなんですね。一億総中流の国では「高級とは何なのか?」ということがはっきりしない。だから高級車を作れと言われても困るわけです。数値で表れにくい部分なので、いよいよ表面だけ真似るはめになり、その結果木目パネルの表面積は世界一なんて豪語してしまう。 ランチアは日本メーカーとは真反対です。高級なものを良く知っている。イタリア人て小さいころから高級なものに囲まれてるのでしょう。決してお金持ちじゃなくても公共の施設や観光地などの高級な建築物があるし、日用品でもパッケージがシャレてます。例えばパスタの袋やワインのラベルなんかは一流です。どうしてこんなにセンスがいいのかいつも考えさせられます。でもイタリア製は品質がいい加減なものも多いですね。 そんなありのままのイタリア人的感覚で作られたのがこのランチア イプシロンです。信頼性がどこまで確保されてるのか未知数ですが、第一印象は抜群にいい。全体からにじみ出てくる高級感があります。ツートーンカラーと滑らかな曲線が織り成すボディは一見の価値アリでしょう。また、ランチアは同じイタリア車でもアルファのように固い足はしていません。かなり柔らかめです。それをマニュアルで操る何とも不思議な乗り味の車です。強いて似ているものをあげれば、プジョー406スポーツというのがありましたが、それに近いでしょうか。 インテリアも外観に負けないくらい華やかです。もう文句の付けようがありません。よく見ると各パーツ類の素材は大して高価なものを使ってないようですけど、デザインでここまで改善することができるという好例です。日本のメーカーにはこういう部分をマネて欲しいものですね。 コンパクトカーが欲しいけど、ただカワイイだけでもイヤ。個性と上質感のある大人のコンパクトカーが欲しいという人にはピッタリでしょう。←応援ポチお願いします。 ランチアのワイン?何だそりゃ?イタリアの名車ランチャ・ストラトスの赤ワインスクリマグリオ ランチア バルベーラ・ダスティ [2005] 赤 750mlイタリアの名車ランチャ・ストラトスの白ワインスクリマグリオ ランチア・ピエモンテ・シャルドネ [2005] 白 750mlランチアカーメイクス&チューナーLANCIAランチア紋章ワッペンミツワ ランチアアストラ 43分1ランチア アストラ1935(ブラック/シルバー)