カテゴリ:気功教室
こんにちは。Hashimoto.bizです。
気功教室の2回目を無事終えました。 慣れる前は非常に難しく見える功法でも、 慣れると驚くほど楽に行うことができるようになります。 ■導引法 導引法とは、健康と運気を導き、引き入れる方法のことです。 ですから言うならば、健康と運気を導くような功法は全て導引法と言うことができます。 しかし、ここで言う「導引法」は中国の古い伝承の中の「導引」から組み上げられた功法を「導引法」と呼ぶことにしています。 この導引法は太極拳のような動きと聞くとわかりやすいのですが、面白いのは、導引法が太極拳の元になっているという点です。大きな特徴は、「気が出る」ところです。太極拳は導引法を参考に武術へ応用し高めたものと言うこともできるそうです。 ■導引法3番 樹徳館で行う導引法は基本的に9つです。 奇数の導引法は陽、偶数の導引法は陰の導引法です。 陽の導引法は陽の動き、陰の導引法は陰の動きで行います。 導引法で最も大切なのは「三調(さんちょう)」ですが、それを前提とし、「もち」を大切にします。特に陰の導引法は気を練るようにゆっくりと行います。 1,チーシー:ヒザの力で手を持ち上げて下ろす 2,中指先行で手を持ち上げていく 3,天を分けて右足重心、右手が耳の横、左手は丹田の前、 4,左足を横に肩幅を取った位置に一歩出す 5,身体を左へ回転させ(ゴンブー)、右手を少し押し出す 6,右手を引き、両手が揃ったら後ろに払い、手の甲で気を前に集めてくる 7,呼吸を止めて下に下ろす 8,ヒザの力で手を持ち上げていき、正面を向く 9,天を分けたら左足重心 10,(3)~(8)の反対を行う 11,天を分けて、右足に重心を移し手と身体を上に引き上げると同時に左足を肩幅に引きつけて収める 導引法の3番は導引法の基礎が集約されたような技です。 特にゴンブーが大きなポイントのひとつです。ぜひ練習なさってくださいね。 ■三調(さんちょう) 導引法に限らず、気功の基礎は三調です。 ここでいう「調」とは「整える」という意味になります。 「形(身)」を整え、 「心」を整え、 「息」を整えます。 調形(ちょうけい) 調心(ちょうしん) 調息(ちょうそく) と呼びます。 調形は調身(ちょうしん)とも言われますが、その場合「ちょうしん・ちょうしん・ちょうそく」と発音することになってしまいますので、「ちょうけい・ちょうしん・ちょうそく」と言うことにしています。 気功の大敵は「こだわり」や「きめつけ」、そしてそこから発生する「緊張」です。 この三調ですが、勘違いしますと逆にこれらを発生させる要因になりがちです。 形を整えようとすればするほど、身体に力が入っていくようなものです。 どうすればうまくいくかは、それぞれに考えていくのが、よき学びになりますので、よく考えてみましょう。 ひとつの答えとしては、三調は「三つ巴」というのが私の考えです。 形が整うと「これでいいらしい」と安心します。つまり「心」が整います。 心が整うと呼吸が自然なリズムになります。つまり「息」が整います。 息が整うと動作が強く美しくなります。つまり「形」が整います。 このように、三調はそのどこから始めてもいいのですが、 ひとつを整えることは、その他のひとつを整えることにつながります。 つまり、形を整えることを目的として形を意識すればするほど力が入ってしまいますが、心を整えるために形を研究したり、形を整えるために呼吸を工夫することで形は整っていくということになります。 今回ははじめて導引法を紹介しましたので、大まかな形しか説明できませんでしたが、まずは形から入ったということでした。ここに心や呼吸が足されていきますので、楽しみにしていてくださいね。 余談ですが、日本人は「形」を気にし、中国人は「心」を気にし、韓国人は「呼吸」を気にするそうです。ですから日本では「形」を中心に教えていくのが適しているそうです。 次回以降の予定はオフィシャルHPの「スケジュール」をご覧ください。 【A】気功教室 と表記されているのは10時から 【B】気功教室 と表記されているのは14:30からです。 気功教室(個) と表記されているのは気功教室の個人レッスンで、少人数制で行っています。 どうぞお誘い合わせの上、ご参加ください。 メンタルボディケアHashimoto.biz http://blitzstorm.com お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.10.11 17:31:08
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