よっしーナースが喋る、はしもと内科外科クリニック・ブログ

2005/06/12(日)14:15

夏ばて解消、実践講座

当院でのオリジナル治療法(13)

むっとする湿度、嫌ですね。 また、暑い季節がやってきました。 最近クリニックでも暑さでしんどいと言われる方が 多くなってきました。   体力のない人などは、こんな暑さですぐばててしまいます。 体力のある人でも、暑いときは普通ではいられないでしょう。 ではどうすれば夏の暑さを克服することができるかをお知らせします。 <暑いときの身体の変化>  暑いときはいったいどのようなことが起こるのでしょうか。 まず暑さで熱がこもります。その時、身体の水分が奪われ、 脱水を起こすのです。 2つ目には、湿度の問題があります。夏に外国に行ってみるとわかることは、たとえ気温が高くても意外とカラッとしており過ごし易い印象があります。それに比べて日本の湿度は格別です。 日本の夏が過ごし難いひとつの理由に湿度の問題があるのです。つまり、汗が引かずいつまでも肌がべとべとしているのです。  3つ目に、暑いときは食欲が落ちます。漢方で云う、「脾虚」です。そうすると充分な栄養が取れなくなります。その上に暑いから冷たいものやお素麺などのあっさりしたものを食べがちなので、益々栄養が偏っていく傾向にあります。  4つ目に、暑い夏は紫外線もきついので肌も傷みがちです。 <夏ばての薬> (1)ビタミンB群 ビタミンC ビタミンE 栄養の代謝に関わるビタミンB群、酸化防止、抗ストレス効果のあるビタミンC、活性酸素を除く作用があるといわれているビタミンEです。 保険処方可。 これは常識的に思いつくのではないでしょうか? 私もそれをを飲んでみました。最初のうちはあまり変化がなく、やはり気休めかなと思いましたが、1~2週間した頃からなんとなく疲れにくい感じになりました。 (2)クエン酸 疲労物質である乳酸を分解するのと、血をアルカリ性する働きのあるクエン酸です。 保険処方可。  飲んでみますと数時間で身体が楽になります。でもすっぱくて飲みにくいです。飲み方に工夫がいります。(いつか紹介します) それから、クエン酸の効果持続時間は4時間程度ですから、しんどいときは繰り返して飲む必要があります。 (3)清暑益気湯 読んで字のごとく、暑さを清め、元気を益す漢方薬です。 保険処方可。 私もこれで随分助かっています。 かつて私の父親に勧めて飲んでもらったところ、「あれは消化剤か。すごく食欲がでてきた。」と言っていました。 また、ある人も「毎年、しんどかったのにあれを飲んで随分楽になった。」と言われていました。

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