souvenir

2006/01/17(火)23:41

蓄積。

HASIRA生活日誌(110)

彼女からの電子郵便が溜まっていく。僕は、まるで中学生のように、それを保存し、そして思い出してはそれを眺める。 青臭いなぁ…と自嘲する。でも仕方がない。僕はそれを止めることができない。 僕は日に何度も彼女のことを思い浮かべる。 そして、深いため息をつく。 哀しみが背中に貼付いている。僕はそこから逃れることができない。 この哀しみは、季節に深い関係を持つ。 暖かくなれば、車を飛ばして、海へ山へと逃れる。街の人込みに隠れることもある。 でも残念ながら、この寒さにはかなわない。 彼女からの電子郵便が溜まっていく。僕は、その中に埋もれて春を待つ。

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