2007/01/19(金)10:05
物事を並べられない男の末路
平均的に並べる必然があるのか?彼は思う。どうせ身体は一つしかないのに。頭も一つしかないのに。
両の手でもったところで、所詮「利き」がある。右と左だって感覚は違う。
どう考えてもモノゴトは並べる必然がない。
・・・というか、並べることも出来ない。
仕事や家庭。集団と個。あっちとこっち。
一つでも並べて組み合わせて、それらを一つ一つ検討することが出来るのならば、その組合わせは無限となり、未来は開けていくのに。
それでも彼が掴むのはたった一つ。見えている左目に従う。だからやせ細った未来しか、彼は持っていない。