テーマ:華麗・大川橋蔵の時代劇(432)
カテゴリ:大川橋蔵 映画 (主演)
やくざ物に新風を巻き起こした草間の半次郎の第二弾になります。橋蔵さまの長ドス剣法も一段と冴えわたる、気持ちのよい立回りも楽しみです。私個人としても、橋蔵さまに魅せられてしまった作品となります。 若さま、新吾など侍は勿論素敵なのは当たり前の橋蔵さま。その中でも、股旅もののやくざ姿の橋蔵さまには、若い時から逝かれる時まで、他の役者には出せない独特の魅力満載で、歩く姿の美しさ、立姿、長脇差での殺陣と本当に素敵でした。 大川橋蔵の股旅ものは、前回の「喧嘩道中」で定評がありました。比佐芳武脚本、佐々木康監督、共演女優に千原しのぶと、「喧嘩道中」の同一スタッフに、この作品で新人花園ひろみが橋蔵さまの相手役としてデビューしました。相手役には最初は丘さとみさんが決まっていたようですが。丘さんが相手役だったらどんな風に半次郎との淡い恋が描かれていたでしょう・・・見たかったです。花園さんとの淡い恋の絡みは残念ながら映像にはありません・・花園さんにはまだ出すには難しかったでしょう。なかなかしっくりあった相手役を得るのは大変なことですね。橋蔵さまと千原さんの絡みは、テンポもよく安心して見られます。 今回はセリフの場面が多く載せています。そのセリフを話している場面はどんな風なのかイメージしてみてください。橋蔵さまのセリフまわしをご存知のかたは、橋蔵さまが言っているように真似てみてください。 ◆第35作品目 1958年4月封切 「旅笠道中」 源次郎の帰りを待つ盲目の母みねと妹おちかを訪ねます。源次郎をあやまって斬ってしまったことを詫びようとする半次郎に、母思いのおちかの「兄になりすましてほしい」と言うたっての願いに、堅気になって平穏な日々を送っていた半次郎でしたが、おちかに言い寄る土地の顔役聖天の虎五郎を斬ったため、母親の「源次郎・・」という声に後ろ髪引かれる半次郎ですが、その思いを振りきり旅立っていくのです。 ところは信州高遠の町、聖天一家の縄張りの町に紺屋で、今は居酒屋を営んでいる松川屋には、目の不自由な母親みねと娘おちかがおります。店の前で聖天一家に盾をついたということで、また一人殺されます。おちかは目の不自由な母みねに呼ばれ外の騒ぎのことを、そして「源次郎はどこにいるのか」と聞かれ、裏庭で仕事をしていると言います。 みね 「源次郎や」 (三波春夫さんの歌が、橋蔵さまの股旅ものに初めて使われたのが「旅笠道中」です。三波さんは歌ができてくるとロケ先に電話をして、こんな感じの歌だと電話口でフルコーラス歌って橋蔵さまに聞かせたそうです。街道を歩く時に流れる時、橋蔵さまも旅姿で歩く雰囲気が歌から感じがつかめたでしょう。お二人の芸熱心さが浮かびます)
ここにyoutubeより「旅笠道中」の歌と映画の映像が使われているものを載せます。Youtubeからこれらのものが削除された時はご容赦ください。 三波春夫さんの「旅笠道中」が作品の挿入歌で流れます。聞いたことがない方は、どのような感じの股旅曲なのか分かっていただけると思います。聞いてみてください。
旅鴉のカラオケの映像に映画「旅笠道中」が使われていますので、掲載しておきます。字幕スーパー少し気になると思いますが少しでも分かっていただければと思います。 画像は 松川屋での賭場の風景→草間の半次郎が高遠に向かうため街道を歩いているところ→佐久の喜之助のところに草鞋を脱いだ半次郎が喧嘩場で野沢の鉄五郎を斬るところ→高遠にある源次郎の生家松川屋の前に来るがどうしてもはいれず行ったり来たりしている→おちかが母のために半次郎に兄になり替わってほしいと→おちかが危ない、半次郎が聖天の虎五郎一家に乗りこむ・立回り→別宅にいる鉄五郎を斬ります→おちかを無事救い出す→(映像は)前に戻って高遠に急ぐ半次郎の姿、で終わります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年05月28日 02時12分48秒
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