テーマ:華麗・大川橋蔵の時代劇(432)
一つの波紋が数多くの不幸をまねく武家社会の絆の中で、義に立ち悪をたつ、ご存知伊賀越えの大仇討ち、荒木又右衛門の物語です。
橋蔵さんが扮する本田大内記とは、播州姫路藩主で、右太衛門さん扮する又右衛門と月形さん扮する川合甚左衛門が仕官をしている主人になります。その又右衛門と甚左衛門の二人とも江戸へ行くことになります。そこで、柳生流の秘伝を柳生流白刃取りの秘伝を会得するシーンには凄さを感じます。 荒木又右衛門 市川右太衛門 池田宮内少輔忠雄 里見浩太朗 渡辺数馬 北大路欣也 川合又五郎 岡田英次 みね 長谷川裕見子 お新 花園ひろみ ゆみ 丘さとみ 孫右衛門 加賀邦男 松平伊豆守 香川良介 星合団四郎 阿部九州男 桜井半兵衛 戸上城太郎 川合甚左衛門 月形龍之介 阿部四郎五郎 山形勲 波辺靭負 大河内伝次郎 柳生飛騨守宗冬 大友柳太朗 本田大内記 大川橋蔵 又右衛門士官の儀は 登城してきた柳生飛騨守宗冬の様子から、麹町で町道場を開き柳生流の看板を掲げ江戸市中で噂になっている荒木又右衛門という男、柳生飛騨守宗冬の屋敷に引っ立てられお手打ちになったか・・・などとお城坊主たちが・・・その柳生飛騨守宗冬が向かった部屋でも・・・・。 本田大内記(本田政勝)、池田宮内少輔忠雄、藤堂和泉守らが集まっている部屋では、その荒木又右衛門の話をしています。本田大内記が、 大内記「荒木又右衛門も評判高き腕の立つ男、・・そのままおとなしく手討ちには なるまいと、巷ではもっぱらの噂」 と言うと、 宗冬 「手討ち手討ちと申されるがそれは表向き、誠は江戸へ戻るまじきことを誓 わせて、密かに立ち去らせるのです」 と言う柳生宗冬に 大内記「では、荒木は・・」 と聞いた返事に、宗冬は「ところが・・あの男は」と、そのときの様子を語ります。 又右衛門は柳生十兵衛の教えを受けた者で、死の間際に十兵衛から柳生流三つの秘伝の神髄を江戸に行き、弟に伝えてくれといわれたことを宗冬に伝えました。何故早くそのことをいわなかったという宗冬に、将軍家指南役の宗冬に、浪人風情の又右衛門が極意を伝えたとあっては・・と近くに道場を開き、今日か明日かと呼び出しを待っていたというのです。 という訳で、又右衛門の伝授を受け、宗冬も初めて柳生流の神髄を悟ることが出来たと言いますと、 大内記「何を言う、当代無双の貴殿が、御謙遜にもほどがある。それにしても、 荒木の態度は称されるべきですな」 その言葉に、池田忠雄が又右衛門の腕の器量を褒めますと、藤堂和泉守が又右衛門を当家に取り持ち願いたい当分は300石追って加増すると言い出すと、池田家は500石、榊原家は600石・・・1000石と石高を上げていくとき、本田大内記が止めに入った。 大内記「しばらく、お言葉ながら、又右衛門士官の儀は、すでに当本田大内記の家 中に決まりおりまする」 同席した人たちが驚きの顔で大内記を見たので、 大内記「が、当藩ではかねてより指南役を探しおり、飛騨守殿にも推挙を願いおり しところ、たまたま荒木の件を聞き、物の用に立うべき人物ならば召し抱 えんと、腕をためしていただきたくして、左様でございましたな、飛騨守 殿」 といい、急きょ柳生宗冬にふりますと、宗冬の「はあ?」という返事だったので、大内記はつかさず、 大内記「いや、誠にご苦労をおかけいたした。(周りを見て)いや、明日早速・・・ 又右衛門を迎えに家中の者を参上いたしますれば」 すると、又右衛門は当家にはいないと宗冬がいいしたので、大内記は「なに、おらんと」と、驚きの顔をします。先生の御遺言を果たしたので、江戸に用はないと、その足で旅に出たというのです。 大内記「なに、旅に?」 備前岡山に行く途中、街道の茶店で休んでいると、鳥追い姿の女が又右衛門の財布を盗ったのを武芸者が見ていたのですが、それは骨折れ賃にというのを聞いて、武芸者と鳥追いはどういうことかという顔をしました。 知り合った武芸者と道連れになり、河原でひと息いれているとき、武芸者が又右衛門の背後から持っていた槍で掛かって来たのです。又右衛門は「何奴か」と刀を抜きます。 しばらく二人が真剣に向かっていたかと思ったとき、又右衛門が急に笑い出し「このぐらいでお許しくださるかな」というと、「なんと」と武芸者もあっけにとられます。 でした。甚左衛門とは友達になれそうだと姫路藩への士官の話をうけます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年05月20日 15時22分06秒
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