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Brog Of Ropesu

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ロペス八周

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2010年05月16日
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カテゴリ:些末な日常



ふと、良いデザインが思いついて描き起こして見るのですが、いざ出来上がると意外に普通でありきたりのデザインになっている事ってありませんか?


我は常にです。




BGM



====








「おいおい、随分と冷たいじゃないか」










「そりゃそうですわよ。いきなりどっかへ消えて、再開した早々、例え図星とはいえあんな事言われて歓迎出来るワケないでしょう?」









「随分と荒れているな?だが、事実だろう?」












「えーえー、全く以てその通りですわ」

(全くもう……連絡もよこさないし、心配したんだから……)








「……だからな。私が連れてきた!」









「へ?」











ガチャ






「僕の名はバリー!バリー=ロンコだ!これから世界を救う勇者様となる男さ!」












「俺様はピースだ。よろしくな!」









「どんなもんだ?出先で君が討伐隊に充てられたのを聞いてな。こうして連れてきたワケさ。二人とも人格に難はあるが実力に関しては保証する」









「おいコラ!そこの電波野郎と俺様を一緒くたにするんじゃねぇ!」








「それはこっちのセリフさ。

このウルトラマンみたいな顔した男はね。
元々、討伐隊の求人に来たんだけど、余りにも胡散臭すぎて、門前祓いされてしまったのだよ、うん」









「自分を棚に上げてんじゃあねぇ!お前だって塩まかれてたじゃねぇかよ!」









「僕は不運な事に、君の直ぐ後に行ったから仲間だと思われてしまったのだよ。全く以てついてないね。

……やれやれ。あの憲兵は見る目が無い。よりにもよってこんなチンピラと僕を同類に見るとはね。未来の勇者様に向かって何という仕打ちだ。クビだな彼らは」











「うっせー!バカー○ンコ!
自称で勇者だどうたらこうたら言ってる方がよっぽど病気じゃねーかよ!バーカ!」









「な、なななな!なんて下品な!良いか!僕の名前はバリー=ロンコだ!繋げて呼ぶな!ウン○とか言うな!」









「アァン?!きちんと伏字でロンコっぽくしてやったろーがよー!ウ○コウン○言ってるのはテメェじゃねーか!」









「そ、そっちこそうんこ乗せたみたいな頭のクセに!バーカ!」










「どっから見てもかわいいかわいいうどんちゃんヘアーだろうがっ!眼科行けや!ぶちころがすぞ!コラァ!」








「うふふ…………」










「あはははは!」










「彼らは御眼鏡にかなったかな?」










「気に入りましたわ!元気が良い子は大好きですの♪」










「それは何よりだ。連れてきた甲斐があるよ」










「うふふ……貴女はいつもわたくしがそのとき最も欲している願いを叶えてくれる。

本当に……貴女が男の子だったら、もうとっくに堕ちている所ですわよ?」










「それは光栄だね。……それで、彼らについてなんだが」











「ああ、その点に関しては大丈夫ですわ。彼らの素性は”知っています”の。確か、この辺の資料に、と……」








パラパラ……











「……えぇ、と」






===








【バリー=ロンコ】

カナダのバーリ・トゥーダー若きホープ。
自国では無敗を誇る実力者である為か、空想癖を持ち、年齢の割には少々思考が幼稚な面を見せる。
自身を世界を救う勇者の血統だと思い込んでおり、非常に自己愛が強い人物。







===






【ピース・オドニール】

旧ドイツ領の出身。
元カラーギャングのリーダーで悪人から強盗を繰り返し、一部孤児院に寄付するなど義賊の様な真似をしていたチンピラ。
しかし、その行為を快く思わなかった部下の暴走を止められずに、とある事件に何の罪も無い一般人を巻き込んでしまう。
その事を切っ掛けに、責任を感じ警察に入所。その後、ガタイの良さと腕っ節の強さからGSG-9に所属する。

贖罪として凶悪犯罪者相手に立ち回っていたが、ある日、犯罪組織と警察本部の癒着を知る。
それに抵抗し、必至に内部の膿を出そうとするもその夢叶わず解雇され、現在に至る。





===






「なるほどねぇ……バリーは純粋な戦闘力。ピースはならず者達をまとめていただけに統率力や指揮能力が高そうですわね。GSG-9としての実戦経験も期待出来ますわ♪」











「……アンタ、そんな事やってたのかい」











「何だ!何か文句あんのか!」








「下劣な男だが悪いヤツでは無いみたいだね、うん。
特別に、この勇者様の家来にしてあげよう!さぁ、喜びのあまり咽び泣くが良い!」








「ケッ!口の減らねぇ野郎だぜ。

……しっかしよぉ、いつの間に俺達の事調べ上げたんだ?俺達は確かじゃ無くても初対面の筈だぜ?」











「今は討伐隊とは言え、わたくしは情報部ですわよ?戸籍がある人間を調べることなんて容易い事ですわ♪
お望みとあらば、ホクロの数から性癖までも暴露しても構いませんけれど?」










「ハッ!ねぇちゃんには逆らわないほうが良さそうだな。命が幾つあっても足りねぇや」










「それに関しては同感。だね」










「うふふ……♪褒め言葉と受け取っておきますわ♪」










「本当にこえーし、おっかねー嬢ちゃんだぜ。

……けど、それ以上におもしれぇ!

気に入ったぜ!どんなヤツが出てくるか……場合によっちゃ冷やかしで帰ろうと思ってたんだが、オレの見込み以上だ!

この命!アンタに預けてやるぜ!」










「フッ……ボクの様な勇者様は困っている人間を助ける為に存在する。その為にわざわざこんなユーラシア大陸くんだりまで来たのさ。

精々、僕の役に立ってくれよ?これからよろしくね!お嬢さん?」











「これで、私を含めて討伐隊は7人だ。この調子で仲間を増やして行こうではないか!」














続く!











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最終更新日  2010年05月16日 19時47分11秒
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