2008/03/01(土)00:37
真空管の歴史・・・第2の人生へ
ある朝、思い立ったが吉日で物置の掃除をし始めた。なんと、ダンボール1箱に詰まった真空管が発見されたのであった。
僕が真空管と知り合ったきっかけは、一冊の友人から借りた「ラジオの製作(1999年に廃刊)」であった。その頃の記事には、真空管5球スーパーの記事や、無線機の記事等色々掲載されていた。
また、壊れたTVやラジオは、当時、中学生だった僕らは廃品回収の時期には宝庫であった。
授業が終了すると真空管やトランス等を拾っては、収集していた。
やがて、中学を卒業し、高校生の頃、時代は急激に高度成長と共に変化し、真空管は過去の遺物となり、トランジスターやIC(集積回路)やLSIが中心に動き始めた。
一冊の本から、「エレクトロニクス」に興味を沸き、それが元となり高校時代にアマチュア無線技師
の免許を取得しコールサインも頂き20数年経ってもいまだ続けている。そんな中で、若かれし頃に長野県のジャンク品コーナーでこのUY-807と出合った。
その頃は、ソケットもトランスも、時代と共に皆無に近い品であった。やがて月日が去り、最近ふと物置の掃除をしてみた所、懐かしいラジオや真空管達と再会した。
真空管は、もはやヒビや、空気が入っていた物があったりしたが、沈黙を守るように静かに僕を待っていた。30年も僕を待つかのように生き続けていた。まるで「第2の人生」を待つように・・・!
この真空管は川崎にある東芝科学館にメールした所、是非寄付してくださいとの事、真空管達の「第2の人生」を見送る事にした。真空管達よ永遠に!
↑UY-807GT箱
↑UY-807GT
↑一緒に寄贈した真空管達
東芝科学館URL
http://kagakukan.toshiba.co.jp/index_j.html