見れども見えず

突然ですが、あなたの注意力を試すクイズです。①いつも見ている信号機。　どちらが青でどちらが赤でしたでしょうか？②家庭用電気のコンセント。これも見たことありますね。　ぶたの鼻みたいですが、左と右で長さが違うでしょうか？　それとも同じ長さでしょうか？③アリンコの絵を描いてみてください。　身体はどう分かれていて、どこから足が何本出てるでしょうか？④お月様の満ち欠けの絵を描いてみましょう。　三日月は書けますね。半月からもっと満ちるとどういう形でしたっけ？⑤ダイコンの白い「足」から出ているヒゲ根のつきかたを描いてみてください。さあ、何問できますか？これらは、いつも見ているものですよね。でも、問題意識をもたないと、頭に記憶されないんですよね。見ればわかる。読めばわかるというのもウソです。いくら目に信号が入っても、本人に意味づけがされていなければ意識は素通りしてしまうのです。見る前に、読む前に、問題意識（仮説）があってはじめて「見られる」のです。ですから、普段から、なぜだろう？これはどうなるだろう？といっぱい？？？をもっていればいるほど、いっぱい見られるのです。と、まあ、こんな風に、学習する前の心がけを喚起してみてはどうでしょう。