科学はイタズラだっちゃ! 受験も科学!      科学実験教室&家庭教師  宮城県大崎市

2004/02/06(金)11:40

算数・数学の苦手な子は、イメージ力が乏しいのでは?直感数学のすすめ

直感数学という論文をHPで紹介されている高校の先生がおられます。お名前がわからないのですが、感銘を受けました。私が日頃接している子どもたちの問題も、「これだよな」と腑に落ちます。長い論文ですが、私なりに理解したところをまとめます。算数の苦手な子の勉強をみていると、ほとんど、ノートに文字の書き写しと思われる作業をしています。 きれいに先生の書いたこと、言われたことを一字一句書いていますが、決して理解をしていません。計算の作業手順だけをアルゴリズムとして覚えているのです。その意味を説明などできないし、イメージとしてアタマに思い浮かべることもできません。 ですから、ちょっと数字や記号が、変化すると、全く別のものと認識して、考えることを放棄してしまうのです。 いわゆる類推する力が不足しています。また、本質を見抜く力が不足しているとも言えます。 いや、分数の計算のときは、すぐにピザやヒモが頭に浮かばなくてはならないのですが、最初の指導のときは、実物で指導されるのですが、後からは、実物を思い浮かべる指導がなされません。実物へのイメージ転換ができないのです。  それでも幸運にも、記憶力の良い子は、手順を丸暗記して、試験をクリアしますが、記憶力の悪い子は、どうしようもありません。数学嫌いの方は、大勢いるでしょうが、その意味を理解しないで、別の言葉で言えば、アタマにアリアリとイメージできないで、ただ数字と公式を追ってきたからではないでしょうか。いわば、左脳人間のような気がします。現場の先生は、幅の広い生徒の能力に合わせて、たいへんご苦労され、研究されていると思います。ただ、現状のカリキュラムでは、右脳でしっかり、ストンと理解させることは、時間的にも、教材的にも、期待できないのじゃないかな? もっと、右脳に働きかけ、右脳を育成する授業プランを開発したいものです。その右脳で理解する、ということを主眼とすれば、学問は基礎からする必要もありません。一気に高度な数学に取り組んで、楽しさを発見し、そこから降りてくることも有効なはずです。もちろん、計算方法などは、小ステップで、一段ずつ登らせなければなりませんが、計算に関わる数字をできるだけ、簡単にすれば、高等数学を理解をすることは可能なのです。それに、考え続けるという、生みの苦しみを乗り越える成功体験を、しつけとしても組み合わせて攻めれば、突破口はあると思います。そのHPのリンクをリンク集に貼っておきます。(これから)ご一読をおすすめします。

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