カテゴリ:先生に対して
昨日は、大したことを書いたつもりもないのですが、 アクセス数の記録(寅さんにとって)を作ってしまいました。
「図々しさ」とは、とても誤解を生む言葉ですが、 私の心にストンと落ちたのです。 実績をあげ、成功する先生と、 はっきり言って、自分を追い詰めてしまう先生の違いを見つめてると 表面的な穏やかさや、激しさとは別の、もっと深いところで 図々しさをもっているかどうかの違いが、決定的だと気づいたのです。
その延長線の話ですが、 先生は、親に対しても先生なのです。 先生であるべき、とか、仕事だという浅いことではなく、 必然的に、親にとっても「先生」なのです。 親は、生徒なのです。
さらに、地域社会にとっても、「先生」なのです。
よく、謙虚な先生は、親に対して低姿勢で、ご意見ごもっともという方がいます。 また、地域に帰れば、単なる一市民として、目立たぬようにすることを モットーとしている人、市民よりも、小市民ぽく生きている人を見かけます。
もちろん、新任の先生なんか、自分よりも人生経験豊富な人ばかりが、 周りにいるわけです。 「先生」なんておこがましい、とお思いでしょう。
しかし、これは、たいへんな誤解と、自分に対する冒涜です。
いかに新卒、新任であろうと、 先生の魂は、世界を包み込んでいるんです。 知識や技術は拙くても、心意気だけは、社会全体を手のひらに乗せて、 愛情をもって、包み込むことはできるはずです。
本当は人間だれでもできるのです。 しかし、特に「先生」という立場になった人は、 立場を生かして、本来のあなたの真の力を発揮すべきです。
これは、人が生きるという主体性の問題です。 環境・外界をどう認識するか、です。
外に支配され、制限を加えられていると見るか、 (たしかに、客観的にはそうです) 主観的には、世界どころか、宇宙を手のひらに乗せているか、の違いです。
いいですか、地域にとっても学校は、学校なのです。 校長先生は、地域の校長先生なのです。 保護者も心の奥では、先生に、先生らしくなって欲しいのです。
先生、あなたが、先生という職業を選んだときから、 あなたの奥の素晴らしさは、さらに奥の人類の叡智と結びついて、 光り輝くことを望んでいるのです。 その光は、どんなに若い人でも持っています。 正に、時空を越えているのですから。 それを制限しないで、放射してください。 親にも、地域住民にも、放ってください。
本当に、文字通り、あなたが地球を救うのです。
生徒に、そういうスーパー先生として接してやってください。 これこそ、生徒への最高のプレゼントです。
これって、最高に図々しいでしょう? でも、最高に謙虚でもあると思います。 自分のちっぽけな知識に頼らないで、自分を生かしている 大いなる力と運命に頼っているのですから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.21 07:44:17
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