日本の学校で、どうして科学が、嫌われるのか?
それは、日本の科学教育が知識の切り売りに過ぎないからだ。
だいたい、「科学」ではないのだ。だから「理科」なのだ。
切り売りだから、小学生から、
そんな訳のわからん、理論や方程式を教えて、
どうするんだ、ということになる。
実験して、知識を教えて、どうするんだ、ということになる。
切り売りを前提としているから、
理科は理科のままで良い。
小学生から、原子・分子なんか教えないということになる。
小学生時代は、自然の事物や現象に身をもって接していればいい、
ということになる。
そうじゃないんだ。
小学校でも、押しつけ無しに、本格的な科学教育をすることができるんだ。
基本的な概念や法則を、押しつけ無しに、
子どもたち自身の力で、発見させ、
その有効性を確認させるように、指導することができるんだ。
そのためには、たっぷり時間が必要で、
小学校のときに、ゆったりと進めるしかないんだ。
知識の切り売り屋は、間違ったことを教えられない。
しかし、科学は、間違いを恐れない。
間違った考えに、一時的に、浸るのも、当然のプロセスだと考える。
子どもたちに自由に考えさせるんだから、
間違うのは当然なのです。
だいたい、今の教科書に書いてあることだって、
あと数十年もすれば、使い物にならなくなっているくらい
科学の常識は、当てになりません。
大学でも、文系の科学のつまらなさ。
あれは、科学を教えてないからだ。
断片的な知識の切り売りです。
科学実験教室でさえ、知識の切り売りをしていることが多い。
「あの実験知ってるよ。」で終わってしまう。
むなしいと思いませんか?
そんな教育、害悪だと思いませんか?