カテゴリ:科学実験教室
昨日今日と、児童館でロケット教室をしてきました。 (昨日は、いろいろ忙しかった~。ブログ更新できず)
もちろん、水ロケットがメインなんですが、 本物のロケットから、作用反作用の法則 羽のメカニズム 加速度の意味など、いろいろ広げられます。
今日は、雨雲をかいくぐっての、発射大会。 何度も試行錯誤して飛ばすことができました。
ところで、ロケット教室は、純粋な科学教室なのですが その潜在的な欲求には、非日常的なスリルを求める心が あるのは確かですね。
ロケットと言えば、実際、ロケット花火をはじめ、 危険なロケット遊びはいっぱいあるものです。 中には、ドラム缶を火薬で吹き飛ばすものもZYoutubeにあって、 さすがに、あれはまずいでしょう。 どうして、人間は危険なものに惹かれるのでしょう。
昔、キャップロケットっていう、これまた、危険な遊びがありました。 セルロイドという、今から考えれば、発火性が強く 子供が扱うには危険すぎる材料を燃料にした、ロケットです。 セルロイド製品があふれていたのですから、 これで火傷をした子どもも結構いたのでしょうが、 時代は、そんなの構っちゃいられない、でしたね。
うまくいくと?100メートルは飛びます。 ペンシルロケットの原型だったりして。 もちろんたいへん危険です。
でも、子どもって、(大人もですが)危険な橋を結構わたっているもんです。
これらを「スリルと興奮」の関係からみてみると、 大人がギャンブルに手を出すのと、ある意味同じじゃないだろうか? と思います。 人々は時として刺激を求めて愚かな行為を行うものです。 スピードを出して車を運転したり、 バンジ-ジャンプ、冬山登山、探検家もそうでしょう。
これらを本当に「愚か」と言えるかどうかは別として、 危険を求めているのですから、生命の本質に反しているようにも思います。
危険は、自分から求めた場合、ある種の興奮を引き起こし、 人間を心地よくさせるのでしょう。 さらに、興奮は、大きな危険を前にして、覚醒作用もあるようです。
ただ、この興奮は、不安との裏表関係でもあり、 不安を打ち消すために、自ら興奮状態に入っていくことも考えられます。
人間の脳ミソはそれだけ、退屈なのが嫌いなのでしょうね。 ワクワク・ドキドキする授業を目指す者としては、 一歩間違うと、変な方向へ連れていくことにもなりかねませんね。 しかし、人間が刺激を必要としていることは、何か生物学的にも必然性があるのでしょう。
適度の刺激はストレスを解消します。 リラックス効果さえあるでしょう。 大人の危険を求める心理は、 子どものような興奮を取り戻したいという 大人の潜在的な欲求のあらわれなのかもしれませんね。 ある調査によると、バクチ打ち脳波は子供の脳波そっくりであったそうな。
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