カテゴリ:授業技術
夏の疲れが出てきます。 やる気が出ないですねえ。 勉強のやる気を出す方法、 特効薬はあるでしょうか?
最近の脳科学の本では、 「やる気」は脳のほぼ真ん中にある側坐核(そくざかく)という部分が働き 脳内物質が分泌することで「やる気」がでてくること しかし、この側坐核はやっかいで、 本人がやる気を出そうと思っても、 なかなか活発に動き出さないことが書いてあります。
では、どうすればこの側坐核が活発に働き、やる気が出て勉強できるのか? 答えは、全く矛盾ですが、「行動すること」です。
脳の側坐核は作業すると、興奮し活発に動き出し、 やる気に繋がるんだそうです。 これを作業興奮と言うのだそうです。
だから、身の回りの小さな片づけでも、何でも、 とにかく動く。 ちょっとした英単語を練習してみる。
そして一度、側坐核が働き出すと、どんどん「やる気」は出てきます。 つまり、子どもは、動きの中で勉強する方がいいのじゃないでしょうか?
机にすわってじっとしていれば、 夢の世界に入っていくのは、自然である意味健康です。 授業では、体を使ったゲームなどから、入るようにしています。
どうしても、体が動けない場合なら、 目玉を動かすワークだけでも、効果があるようですよ。
ただ、メンタル面を考えると、 勉強そのものの楽しさを見据えなければなりません。 また、それに関連しては、 やる気を支える社会的な側面がとっても重要です。
つまり、その学習を評価し、喜んでくれる人の存在です。 この意味は、学習したことをほめる、という意味だけでなく、 それ以上に、学習した内容そのものが、 周囲の人にとって、驚きだったり、発見だったりすることです。
どんな学習でも、家庭の会話材料にできないものはありません。 お父さん・お母さんへのおみやげ話になるように、 アレンジしてあげる心遣いが、教師には必要だと思います。
大切な人の喜ぶ姿が、チラっとアタマをよぎると、 やる気は出てくるものです。
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Last updated
2009.08.16 08:35:30
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