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「僕は文系だから、数学はちょっと。」 「数学をやらなくていいから、文学部に来たのに、今さら、」という人がほとんどでしょう。 でも、これからは、「文学少女こそ、数学を。」 「保育園のおねえさんこそ、数学を、」という時代になってきています。
数学はこれまでの歴史の中で、いろいろなものに応用されてきました。 特に蜜月なのが、物理学です。 ニュートンの微積分から、力学系の理論は、数学そのものです。 理学だけではありません。確率・統計は、文系の会社を支える柱になっています。 コンピューター・サイエンスは、数学の言語であるアルゴリズムを 共通語にしています。 そして、そのコンピューターによって、人間が感動する映像や 出来事が演出されています。 今、人を感動させ、幸せにする数学が求められているのです。
今求められている能力は、 数学も含めた、科学技術と、 生身の人間の間にあるコミュニケションギャップを、埋める力です。
これからイノベーションを起こすには、文系・理系を問わず、 この力が必要なのは間違いありません。 今、流暢な英語を話せるだけでは、国際的な競争を 生き抜けるわけでも、尊敬を集められるわけでもありません。 国際社会で語られているのは、数学をベースとした 「科学技術言語」なのです。
言語としての数学を使うために、最も重要なのは、 公式の暗記なんかじゃありません。 学校の文章題を思い出してみてください。 一番のつまづきは、文章題から、数式を作るところだったはずです。 複雑な社会の問題を、数学で解けるように、調理する「料理人」が求められているのです。
下ごしらえさえできれば、現代数学は、もう様々な問題の力になってくれます。 あなたが数学者にならなくてもいいのです。 天才数学者やコンピューターの力を借りればいいのです。
多くの数学者が、数学との次の恋人は、生命科学だと答えています。 脳の仕組みはもちろん、意識も数学で表されかけています。 人間の錯覚の仕組みをコンピューターが解析し、 人間に錯覚を起こさせる能力を持ち始めています。機械が。 人工知能に、恋をする若者が世界的に増えています。
ベテランの保育士さんの能力を、ぜひ、数式に表しましょう。 子どもを健全に育てるために、最も人間くさいことを数式に置き換えましょう。 愛情も、数学も、どちらもイメージです。 親和性があるはずだと思います。 数式に表すということは、自分の思考回路に集中しなければなりません。 集中するとコヒーレントな波が表れると思われます。 特に、車が欲しいとか、宝石が欲しいというモノよりも、 愛情のような精神の状態を求めた方が、結局イメージの世界なんですから、 そして、本当に重要で、本当に欲しいものも、結局は精神的な幸せなんですから、 これには、超集中ができるはずです。
精神的に貪欲な人こそ、数学を武器にしてみませんか? 社会のため、日本のためだと思います。
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Last updated
2016.06.07 17:41:08
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