先日、科学イベントの会場の音響設備の問題から、
ゆ~っくり話さないと通じない状況になりました。
いつも予定時間の2倍くらいのネタをもっていく私としては、
余計な冗談も言えない場は、苦痛でした。
しかし、帰ってから、慶應義塾の小泉信三先生がおっしゃってた
「100知っていて1話しなさい」という言葉を思い出しました。
そうすれば、迫力が出ると言われるのです。
私の言葉は迫力があっただろうか?
また、言葉にも表情があると言われます。
表情は、顔だけではありません。
言葉にはもっと表情があります。
念を込めた言葉を使っているだろうか?
大いに反省させられました。
間違っても、0.1知っていて、100しゃべるような愚を犯さないように
気を付けたいと思います。
そもそも、1時間や2時間で、科学のポイントをつかむなんて、
無茶な話です。
だから、1の話が、あとから10倍にも、100倍にもつながっていくように、
念を込めなければ、意味がないんだよなあ。