数学は、視点を変えることを学べるから大好きです。
数学を暗記だ、と指導している人が大勢いますが、
「こうあらねばならない、」という発想は、
人生でも無限の好運や幸せを、自ら捨ててしまっていることに
気づかなければなりません。
たとえば、三角関数の合成問題、これの最大・最小を探る問題のとき、
これをもちろん、合成問題として解くことはできますが、
三角関数を一切使わないで、図形と方程式の問題として解くこともできます。
つまり、円と直線の問題と見なすこともできるのです。
合成の公式を覚えるのに苦労したり、忘れて困っている人も多いと思いますが、
図形問題にした方が、圧倒的に簡単です。
だいたい、直観的にわかってしまいます。
さらに、別な見方もできます。
三角関数において合成する式は、ベクトルの内積だと見ることもできるのです。
式の形をやわらかく見ると、内積の式とそっくりなことに気づきます。
さらに、さらに、式の形から、有名不等式の利用を思いつくこともできます。
とにかく、発想をやわらかくすることです。
心に余裕をもって、自分の発想に信頼を置いていれば、
つまり、ぼーっと眺めることができれば、
学校で習う、問題の分類や系統にとらわれない、超分野的視点ももてるのです。
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Last updated
2017.04.20 07:11:17
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