カテゴリ:カテゴリ未分類
『引き寄せの法則』には、怪しい部分がたくさんあります。
たとえば、チャネリングを使ったりします。 エスターとジェリーの『引き寄せの法則』の本でも、 妻のエスターに乗り移った見えない世界の存在である エイブラハムに、夫のジェリーが質問して 答えてもらうという形式になっています。 そして「引き寄せの法則」全般によくあるのは、 思考が波動を持っていて、それが思考したものを引き寄せる というものです。 ウォレス・ワトルズの「引き寄せの法則」などは、 「思考する原子物質が存在し、 そこに思考を送り、刻みつけると、 それが形となって現れる」と主張し、 それをまことしやかに「科学的法則」と言っています。 しかし、「思考する原始物質」というのは、 現代人からすれば、どう考えても、 「科学的」とは思えないと思います。 また、最近の本では、波動に関連してよく出てくるのが量子論です。 量子論とは、ミクロの粒子が波動の性質も持っているという理論です。 しかしながらこれはミクロの世界でいえることで、 私たちの日常的なマクロの世界ではいえません。 ジェリー・ヒックスは、見たこともないようなことを実現することを 「量子的飛躍」と言っていますが、量子論は、 お金とか彼氏とか、目に見えるものを出したり消したりはできません。 話の飛躍です。 「引き寄せの法則」は、今のところ量子論で説明できませんので、 量子論を出してきた人は、警戒したほうがいいでしょう。 では、このような科学的な説明が無茶苦茶な「引き寄せの法則」に、 一定の効果があり、たくさんの人に支持を受けているのには、 どんな科学的背景があるのでしょうか? 私がこの怪しげな論理展開でも、良しと言えるとすれば、で考えてみまいした。 それは、プラグマティズムの考えです。 役に立てばいいじゃないか、という考えです。 この話の流れで今日は、考えてみようと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.03.27 09:21:08
コメント(0) | コメントを書く |
|