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21世紀の現代に生きるみなさんは、「宇宙」という言葉を聞いて、どんなイメージを抱くでしょうか。
ガリレオが望遠鏡を作って、それを空に向けたのは400年前ですが、その前と後とで、私たち人類の思い描く宇宙の姿は大きく様変わりしています。 望遠鏡のなかった大昔の人々は、おびただしいsおれは、数の星がまたたく夜空を、肉眼で見上げるしかありませんでした。そして、漆黒のキャンバスの上に神様や動物の形をした星座を描き、天上には地上とは別の世界が広がっているように考えたのです。それは、ほとんど「想像上の世界」だったと言えるでしょう。 でも、現代の私たちは、「天上」と「地上」が同一の世界だと知っています。 もし、宇宙が地上とは「別の世界」なのであれば、そこにある物質も別の基本法則の下にあるのですから、地上の物事と宇宙の物事は、別々にかんがえなければなりません。 しかし、現在はるか彼方の星も、私たちの地球と同じ法則で動いていることを知っています。だからこそ、宇宙の研究を地上ですることができるのです。 この事実を最初に明らかにしてくれたのが、あのアイザック・ニュートンでした。 有名な「万有引力の法則」です。人類はここで初めて、地上で木から落ちるリンゴと天上にある惑星がまったく同じ法則で動いていることを知ったのです。 このことは、日本の歴史的名著「君たちはどう生きるか」でも「おじさん」との長い交換ノートの最初の部分で紹介されていますね。 この「君たちはどう生きるか」という吉野源三郎さんの本は、1937年つまり昭和12年に出版された本です。昭和12年と言えば、この年は、盧溝橋事件が起き、日中戦争へと突入した年です。ファシズムの軍靴が急速に大きく鳴り響きだした年です。こういう世の中に危機感を感じた吉野さんはじめ、出版界の大人が、若い人たちへの精一杯の激励の手紙だったのです。遺言とも今から見るといえましょう。 ですから、本のテーマは、まずクラスの同調圧力にどう対処していったらいいのか、を上から 解決策を指導するのではなく、自分のアタマで、中学生は中学生なりに、トコトン考え、悩み、行動することによって経験させていっています。 その中で、それこそ「コぺル君」というニックネームの元でもあるのですが、コペルニクスが天動説から勇気を出して地動説を打ち出したように、自分の本当のリーダー、つまり、「自分の心」に正直に向き合う大切さを教える文脈の中で、ニュートンの話も出てきます。 さらに、小さな発見から、それを自分で深掘りしていくと、大きな仮説が生まれること。それをさらに試してみること。(つまり実験) この同調圧力は、日本の場合、善意の顔をしてやって来ること。つまり常識という名前で。だから、常識をいつも疑わなければいけないこと。この常識のワナから逃れるには、やはり、ボスをしっかりいつも確認することが大切です。他の人間をボスにすると、どうしても忖度が発生してしまう。ある時には、「正義」の顔でやって来る。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.04.21 21:01:59
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