英語嫌いの子の特徴
塾講師や家庭教師の出番は、何といっても苦手克服のために、呼ばれることが多いのですが、やっぱり、英語や社会が苦手な子と理数系が苦手な子に分かれます。(もちろん、どっちも、という子もいますが、心から、嫌いというのは、偏っているものです) で、それぞれの特徴を分析してみるとふっと気づくことがあります。 英語が好きな子は、人と話すのが好きな場合が多いのです。当たり前と言えば当たり前ですね。しかも、単に友達とのおしゃべりじゃなく、知らない人と話すことをです。 その生徒と最初に出会って、私に興味関心をもって接してくる子は、英語そのものは、嫌いではないようです。たいてい問題は数学にあります。 逆に、自分の内に閉じこもっている子自分の内側だけで満足してしまっている子は、英語に問題があります。 当然ですよね。でも、そこから、ふと、英語教育の基本がひらめいてしまいました!そうです。 知らない人と、どんどんしゃべる習慣をつけさせることです。未知の人としゃべるのが、楽しいという体験をいっぱいさせることです。 世に英語教室はいっぱいあり、幼児向けもいっぱいありますが、未知のものへの好奇心を養おうとしている教室はどれほどあるだろうか?と、ふと思いました。 知らない日本人と話すのが嫌いなら、外人と話すのに、ワクワク感なんてもてるはずがありません。 ワー、話せたらいいなあコミュニケーションできたらいいなあ外国に行きたいなあ これがやっぱり基本だと思うのです。こんなことを、露とも思わない子に英語の必要性を説いても弱い。う~ん弱いのです。 英語に限らずですが、知識には、すべて感情の色がついています。親や教師は、その知識の背景の「色」を整えることこれに八割のエネルギーを投入すべきだと思いますね。これこそ、早期教育なのだと。