原稿原稿
はじめにはじめに言っておきますが、これは科学の本ではありません。申し遅れました。私は通称「科学寅」相澤と言う「へんなおじさん」です。20年近く科学の先生として、この地元、宮城県大崎市周辺で名前を売ってきたつもりです。特に好評を得た(つもりでおります)科学実験授業では、年間70回以上の学校のPTA行事や公民館でのイベントでは、『頭がバクハツする』興奮を味わってもらっております。毎回参加者にアンケートをかいてもらい、私の実験の点数をつけてもらっています。それによると、平均、5点満点に対して4.8という高い評価をもらっております。予算規模こそ違いますが、毎回ライバルは、あの「でんじろう先生」なんですから、気苦労を察してください。では、何のためにこの科学実験をしているのでしょうか?それは単純に「儲かるから」というのは冗談で、いろんな材料を使わないで口先ひとつでイベントが終了できるのでしたら気楽なんですが。理由は「子どもたちの笑顔を見たいから」です。笑顔は麻薬です。 「もしも波動が見えたなら」原稿 骨子 この世界の「もの」や「こと」は、すべて誰かが「こういうものがあったらいいな」と思うことから始まっています。、テレビも、パソコンも、スマホも、冷蔵庫も、コップも、本も、全部自然に生まれてきたわけではないですよね。人は想像するのは自由だよ。何でも想像できるんだよ、とは言うものの絶対に不可能なことは想像できないようにできています。ということは、想像できたってことは「ありえる」ってことなんですね。つまり「創造できる」ということは「想像できる」ってこと。超簡単にまとめると、妄想できるということは創造できるってこと。妄想できることは実現可能だということなんです。現代物理学では、人の思いも願いも「量子」という物質の根源でつくられており、量子が振動しており、それ自体がエネルギーだということがわかっています。 この量子は人間の考え(これもエネルギーなわけですが)この人の思いに反応するという事実も明らかになっています。つまり波の姿が粒子の姿に変身してしまうんです。つまり、「思い」というエネルギーが形あるものに変わってしまうんです。これは保育士のお姉さんが、幼児に話て聞かせるファンタジーではありません。現代の物理学の世界の理論なんです。 僕たちが見ている世界は真実ではない。物理学によると、僕たちの思考はエネルギーの振動で出来ているらしい。今、現実に見えているものも、実はモノそのものではなく、光の波の振動パターンを見ているんだって。同様に、人間も粒粒の原子の集まりではなく、エネルギーの振動であることが物理学でわかっているんです。 エネルギーには定まった形はなく、私たちの考えに対応して自在に形を変えているそうです。(ひも理論)そうならば、ひもの波動が速く物質化するようにお手伝いしてやりましょう。そうすれば、願いが早く実現することでしょう。つまり、思いを早く認識してやるのです。そのためには、思いを早く言語化してやること。イメージ化してやること。さらに、それこそ、行動によって文字通り、現実化してやることです。つまり、万物がエネルギーなら、思考もエネルギーの振動であり、場と共鳴し、場に影響を与えているんです。「場」とは、(フィールドとも言いますが)量子物理学の定義によると、物理的な世界に影響を与える、目に見えない働く力ということになります。つまり、場自体も振動しているのです。この振動が別の振動とぶつかり合い、壮大なエネルギーが出現します。そして、エネルギーが十分に集まると、エネルギーは物質に姿を変えるんです。これは、アインシュタインのE=mc二乗の式からも説明できます。この式が意味していることは、物質はエネルギーで出来ているということです。アインシュタイの公式が意味することは、エネルギー=物質ということです。 実際にあなたが「現実」だと思っていることは、どれも「現実」ではない、と言っても過言ではないのです。物理学の教科書のように思われていたニュートン力学でさえ、実は、現実の本当の姿に当てはまらない部分が多いのです。素粒子の世界では、伝統的な科学の理論が通用しません。世界の真実は、何もないところから、素粒子が突然現れたり、何千キロも離れた素粒子同士が一瞬でお互いに影響を与えたり、時間の進み方が遅くなったり速くなったりすることが証明されています。普通、あり得ないと思われることが科学実験で明らかになっているのです。こんなことはあり得ないと、実験結果を否定するのではなく、実験結果を理解するように受け入れなくてはならないんです。それが科学の歴史の教訓というものです。最近の物理学者は、従来の物理法則では説明できない世界が存在することを認めるようになりました。「宇宙を知覚する存在がなければ宇宙は存在しない」ということを言う物理学者も出てきています。これはカントの世界観とも通じます。スピノザの汎神論とも繋がります。 実は、人間の脳は一秒間に4000億ビットもの情報を受け取っています。しかし、こんなにたくさんの情報を処理することはできないので、人間の脳は情報をフィルターにかけます。そして、実際に脳に入る情報量は2000ビットに激減するんです。私たちが実際に取り入れる情報量は実際の200万分の1%に激減してしまうんです。つまり、ほとんの情報は私たちの脳には届いていないのです。意識しないと私たちはその存在に気が付けないのです。「見えないから存在しない」というのは、私たちの勝手な思いこみに過ぎません。ということは、私たちは本当は宝の山の中に住んでいるとも言えるのです。いや、きっとそうです。いつも見ているものでも、私たちはほとんどのことを覚えていません。実は、視界に入っているもののほとんどを、私たちは認識していないのです。これは視覚情報に限ったことではありません。アメリカの社会心理学者 ティモシー・ウィルソンの著書「自分を知り、自分を変える」によりますと、一秒間に五感から入ってくる情報は、1100万もあるといわれています。この中で私たちが認識できるのはどのくらいだと思いますか?何と!最高でもわずか40、たったの0.00036%なのです。情報のほとんどを認識できていないということです。これは必要なものだけ100万すべての情報が意識に上がってきたら、私たちはパニックになってしまうでしょう。例えば、カフェで友だちと会話している時に、周りの人の話し声がすべて同じように聞こえてきたら、うるさすぎて友人との会話に集中することはできません。私たちが気づかないところで、脳は膨大な情報の中から必要な情報だけをふるいにかけて選び出し、意識に上がるようにしてくれているのです。0.00036%がどのくらい小さい世界かというと、例えば文庫本を110冊も読んだのに、たったの1行しか覚えていない、と同じことです。そして、さらに危ないことに、その1行に書かれてあることだけで「世界とはこういうものだ」と信じているようなものなのです。あるいはお宝そのものでイメージをすれば、テーブルの上に1000万円の札束があるとします。それなのに、札束には全然気が付かないで、36円しか意識に上がっていないのと同じです。それでいて「ああ、お金がない。お金がない。」と泣き叫んでいる。そんな感じです。 ナポレオン・ヒルは「思考は現実化する」と言いました。人間の脳は膨大な可能性の中から何を見て、何を信じるかを選んでいるのです。人は現実に存在するものを見ていると思っていますが、そうではないのです。脳はとても怠け者なので既に知っていることばかり見ようとするのです。そもそも知らなかったり、あるはずがないと思いこんでいることは、存在していても見えないのです。幕末の黒船来航の時、あのペリーの黒船が間近に近づいても漁民たちはそれに気が付かなかったそうです。あんな大きな船を見たことがなく、あるとは信じられなかったからです。同様に、ビデオでバスケットボールの試合をしている最中に、パスの回数を数えさせていると、コートのど真ん中をゴリラの着ぐるみを着た人を堂々と通らせたら誰も気が付かないという実験結果がYouTubeで話題になりました。これらが本当だとすると、魔法のように思考を現実化することは、簡単なことだと気づいた人も多いと思います。 そうです。望まないことに注意を向けることを止めて、望む世界に意識を向けるのです。この注意を向ける意識は顕在意識だけではありません。潜在意識、つまり無意識の領域でも望むことに敏感にならなければいけないんです。そのためには、望む世界をいっぱいインプットしなければいけません。 僕たちが見たり、体験したりすることは全て僕たちが「これを見る」「これを体験する」と決断の後に出現しているのです。僕たちが見たり体験したりしているものは、僕たちの脳が勝手に作り上げた世界なのです。だけれど、本当の偉大な力は、私たちの脳みその中にあるんじゃなく、「思考」の中の「感謝」にこそあったのです。感謝の気持で世界を見ると、それに共鳴する、美しいものや素晴らしいものばかりが目に入ってきます。それで突然、すごいことが起きたと思ってしまうのです。奇跡が起きたと感激してしまうのです。それと同時にその状態になると、私たちは、今度は,愛や魔法、奇跡のエネルギーを放出するようになります。この「感謝の振動」は地球上でもっとも強力な周波数です。全世界を明るく照らす力を持っています。私たちの誰もが、自分が持っているこの影響力を過少評価しています。しかし、本当は、どんな小さな行動でも、いや誰にもわからないような小さな思い(意識)でも、全人類に影響を与えているのです。自分のことをもっと愛しましょう。自分と宇宙は同じです。自分を愛する人は、それだけ宇宙に向かって愛を送りだしています。私にひどい仕打ちをした(ように思える)人を許すたびに、この宇宙を癒す手助けをしているんです。もしも思い悩み、うまくいかない現実しか見えなくなっているのなら、今すぐ考えるのをやめて、代わりに感謝をしてみよう。「え?感謝? 本気で言っているの?」「私、ずー祈ってきたのに、全然変化ないんですが…、」「悲しいことがあったばかりなのに…」「今さら『感謝』と言われても、当たり前すぎて…」この本で言っている「感謝」は、そんな薄っぺらなものではないのです。この感謝をある人は「猛烈な感謝」と呼びましたし、「見境のない感謝」と呼ぶ人もいます。とにかく、口だけの、甘ったるい、感傷的な「感謝」とは違うのです。本当はエネルギーの振動でしかないこの世界を脳が人それぞれに解釈することによって僕たちが見ている「現実になって」いるのです。だから僕たちは本当に見たいものだけを見るように焦点を合わせなければいけないのです。テレビのチャンネルを合わせるように自分の体験したい世界だけにチャンネルを毎日合わせなければいけないんです。これが願望を実現するコツなんです。人生を変えるコツなんです。抱えている問題ばかりに焦点を合わせるんじゃなく、理想の姿に焦点を合わせると拍子抜けするほど簡単に問題が解決してしまうんです。 (真に迫った)芝居の練習こそ奇跡を起こす衝撃の受動意識仮説 無意識は意識よりも先に指示を出している1983年カリフォルニア大学の医学部の教授リベット博士が面白い実験結果を発表しました。それは、人間が指を動かそうとするとき、脳にある「動かそう」と意図する働き(いわゆる意識です。)と、無意識の働き、それに対して実際に指が動くタイミングを計測する実験でした。 その結果は驚くべきものでした。筋肉を動かすための運動神経の指令(無意識から発せられた指令)は、心が「動かそう」と意図する脳の活動(意識)よりも0.35秒も先だということがわかったのです。 ふつう意識には大きく分けて2つあることが知られています。1つは、顕在意識。表面意識とも呼ばれ、「おなかがすいたな~」とか「今日は18時までに家に帰ろう」など、今自覚している意識のことです。そしてもう1つは、潜在意識、別名、無意識とも呼ばれ、自分では気づけない意識のことです。今あなたは呼吸していますよね。心臓も動いていますね? これらも、意識的にあなたが動かしているわけではありません。無意識によって勝手に行われている活動です。また例えば、異性といると緊張するとか、いつも、「あともう少しのところで目標達成できない」など、なぜそうしてしまうのか自分ではわからないし、頭では望んでいないつもりなのに、自動的にそうてしまうのが潜在意識の働きです。あなたは自覚がなくても、無意識層で「私は異性に嫌われている」「私はいつも目標達成できない」と思いこんでいることで、あなたの行動や感情が潜在意識によって半自動的に操られてしまっているのです! 常識的には、意識が最初に「動かそう」とし、それにしたがって運動の指令が無意識に出て、指が動くはずですよね。ところが実際は、まったく逆だったのです。何かの間違いではないかと多くの研究者も思い、追試実験もいろいろな研究者によって行われました。その結果はいずれも同じ結果が得られています。 この結果を受けて、慶應義塾大学の前野隆司システムデザイン教授は人間の意識に関する仮説「受動意識仮説」を発表しています。つまり、私たちが「意識的に」行動していることは、全部、その前に無意識が指令を出してしまっていて、僕たちはその結果を事後報告されているのです。それでいて、「意識」は自分が指示して動いたと思いこんでいるわけです。つまり自分は自主的に動いたと思っているわけです。もし、これが本当だとすれば、私を動かす本当のボスは、無意識だということになります。 ということはですよ。もし、無意識を思うようにコントロールできれば自分自身を思うようにコントロールできるということじゃないでしょうか?それって、まるで魔法使いのような能力を手にしたってことになるんじゃなでしょうか?人を操るのも難しいことですが、最も言うことをきかすのが難しいのが自分自身だからですね。 無意識をコントロールするには、何度も言葉に出す「アファーメーション」がすぐ思い浮かびますが、その他に、イメージングや写真や絵画を身の周りに配置することがあります。どれも潜在意識に有効そうですよね。さて、どの方法が最も潜在意識に強烈に働きかけるでしょう。目に見える物質の世界と目に見えないエネルギーの世界私たちが日常的によく使うのが「氣」という言葉です。日本語では「病は気から」とか「あの人とは気が合う」など、当たり前のように「気」をつかっていますが、いつもこのエネルギーを感じ取っているわけです。この気も科学的にはまだ計測されていませんが、確実に私たちは感じているわけです。 5対95の世界これは意識と無意識の影響力の比率です。無意識をコントロールするパワー無意識・潜在意識は20世紀初頭、心理学者のフロイトによってその存在を発見されました。潜在意識はあなたが無意識に発する言葉が、ダイレクトに貯蔵される仕組みになっているのです。言葉だけでなく、映像、体験・感情パターンもストックする膨大な倉庫です。理想の自分の姿を臨場感をもってイメージすることが大切だと言われています。ビジュアライゼーションやイメージトレーニングによって理想の状態を毎日イメージしていきましょう。イメージすることによって身体が発する周波数や波動が変わり、潜在意識を書き換えることができます。しかし、最も印象深くインプットできるのは、身体をつかった行動です。なりたい自分になりきって行動するのが最も重要です。あこがれの人やなりたい理想の自分像をイメージしながら、なりきって行動することです。つまりお芝居の練習をするのです。もちろん、舞台に立たなくても大丈夫です。妄想を繰り返せば、それが立派な舞台稽古です。イメージ(思考)≦言葉(アファーメーション)≦行動言葉のエネルギーの本質言葉にはエネルギーが宿っています。現実化するパワーの違いはどこにある臨場感つまり感情こそつまり感情をたっぷり詰め込んだ妄想で成り切る演劇の練習をくりかえしましょう。芝居の練習こそが願望実現への近道だ感情の状態が現実化するのだ未来記憶の考え方(未来へ飛び、写真を撮ってくる)タイムマシンで未来へ飛び、そこで写真を撮って来るのです。そしてその写真を何度も眺めるのです。この世はエネルギーエネルギーが大きい波動とは?高周波か低周波かそれは高周波です。音程で言えば高い音です。電磁波で言えば、赤外線よりも紫外線、テレビ電波よりも放射線です。高周波の波動とはどういう思考波長が短い波です。きめ細やかな滑らかな波動つまり「穏やかな考え方」穏やかな役者に成り切り芝居の練習に没頭すること