小平市では１０年も前から財政危機に対処？

2009年03月20日

テーマ：政治について(19780)

カテゴリ：市の財政は？

　

昨日は武蔵村山市役所と東大和市役所
にもまた寄って、小平市役所に行きました。

小平市は最下位争いのグループからは
外れるのですが、お隣りでもあるし
法人市民税が減った状況も知りたいし…

小平市が市になったのはわが市より
２年早い昭和３７年とのことです。

小平市の情報コーナーで見つけた冊子

こだいら財政台所事情

平成９年発行で１０頁カラーで厚紙

大きなイラスト入りで小平市の財政
状況を市民に伝えている冊子です。

横ばいの収入（市税など）　と
　　　大きく増え続ける必要経費

増え続ける借金　　　　　　　.
　　　　～重くのしかかる返済～

減り続ける貯金　　　　　　　.
　　財政調整基金・公共施設建設基金

など、一瞬昨年に行われた
わが市長さんの財政危機宣言？
と思ってびっくりため息でした。

『はじめに』では…
　現在、市の財政運営は、いわゆるバブル経済
崩壊後、市税収入が伸び悩む中で借金をしたり
以前からの貯金を取崩したりして、事業費を捻出
しながら市民の期待に応えるよう努力して
いますが、景気への見方が不透明な中で
厳しい状況が続いています。

市の財政を厳しい状況に耐えうる体質に変えて
いき……２１世紀に向けて、魅力あるまちとして
発展していくため…行財政改革に懸命に取り組ん
でいるところです。…今後の高品質なまちの創造
に向けて…まず市の財政の現状を知ること
からはじめようと考え作成したものです。

…ということです。

昭和６１年度～平成７年度までの推移
を比較しながら考察がされています。

７年度では小平市の財政調整基金は２７億円余
それからほぼ横ばいを保って19年度 ３２億円余

わが市の財政調整基金は同じく７年度４４億円余
それから急下降をたどって 19年度では ６億円余

基金が底をついて取崩すお金がなくなってから
財政危機宣言をするのと　なくなる前に
それを見越して対処するのとでは
大きな違いがありますよね～

『小平市は大きな工場があるから財政が豊か』
とよく言われ、そうだと思ってきましたが、

市の首脳陣による財政分析が早くからされて
より的確な行財政運営がされてきたのかも～

と思えてきました。　これからじっくりと
時間をかけて見ていきたいと思います。