はてなのゆりさん

2011/03/15(火)23:44

天国からの風船、届きましたか?

原発の絵本シリーズ(19)

  こちら からの 続きです。 原発の中で 働いている人たちも 放射能を あびているんだよ。 シャワーの水で ゴシゴシ洗っても 体の中に入った放射能は とれやしない。 放射能のごみをつめたドラム缶を 南の海に捨てる 計画も あるんだ。 けれども 南の島の人たちは 『 海は私たちのいのち! そんなことをしたら 海も 私たちも 死んでしまう 』 と 反対しているんだよ。 放射能のごみを 山に捨てる 計画もあるんだ。 でも 山奥の土の中 深く埋めても、じわじわと‥ 飲む水を 汚してしまうことになる。 日本列島は 地下水を通して つながって いるからね。 そのうちに、古くなって 動かなくなった 原発で 日本は あふれてしまいそう! 魚や カニだけでなく 子どもたちにも きっと いろいろな害が 出てくると 思うよ。 放射能の毒は 生き物にとって 大切な 遺伝子を 狂わせて しまうからね。 長い長い年月 毒の消えない 放射能! お金さえ儲かればよい という おとなたちが 今も 放射能を つくり続けているんだよ 』 『それは 大変! みんなで 何とか出来ないかしら?』 と 天使たちは 考えました。 『 そうだ! 日本の子どもたちに手紙を書こうよ 』 『 それがいい、それがいい‥』 みんなは 一生懸命に 手紙を書きました。 そして、子どもたちが 周りのおとな みんなに 原発をつくらないように、お話してくれること を 願いながら 風船につけて 飛ばしました。 風船につけた手紙、みなさんのところに 届きましたか? 天使たちのお願い どうか きいて あげて下さいね。 ≪ お し ま い ≫ 天使たちが飛ばした風船、届きましたか? もう 30年も前のことですが‥ もし 私たち みんなに 風船が届いていれば 狭くて 地震の多い この日本に、こんなにも たくさんの原発を つくらなかったことでしょう。 天使たちが もっと もっと たくさんの 風船を飛ばしてくれると良かったんですね。 【原発の絵本シリーズ】 原発の絵本 3 ≪てんごくの おきゃくさま≫

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