2016/12/30(金)19:51
阿倍仲麻呂の伝記を2冊♪
『四季の花』 お楽しみ教室 ≪お話しの会≫ では
一年に一話を語れるように と、それぞれ気に
入ったお話しを見つけて練習をしています。
二年目の今年は、童謡あわせ歌とお話しの会♪
で 4人が発表させていただきましたが、来年は
9月27日(水)に 行なうことになりました。
それに向けて、各自が 気に入ったお話を探して
いるところですが、私は≪ 阿部仲麻呂の物語り≫
にしようかと、下の2冊の本を購入しました
子どもの頃、私が 初めて覚えた百人一首
天の原 ふりさけ見れば 春日なる
三笠の山に いでし月かも
その作者・阿部仲麻呂が 中国で詠んだ
漢詩があることを知りました
無 題 阿倍仲麻呂
義を 慕う 名 空しく 在り
忠を 輪すも 孝 全ったからず
恩に 報ゆる 幾日も 無し
国に帰るは 定めて 何れの年ぞ
ぎを しとう な むなしく あり
ちゅうを いたすも こう まったからず
おんに むくゆる いくにちも なし
くににかえるは さだめて いずれのとしぞ
阿倍仲麻呂は、義 を求めて一生懸命に励んできて
今、名声だけは得ることが出来たが、今は それも
空しく思われる。 日本にいる親には 孝 行したく
ても 出来ない。 自分も年を重ね、親の 恩 に報い
たいと思っても、その年月は いくらもなくなって
しまった。 日本に帰れるのは いつであろうか
・・・という意味のようです。
17才(又は20才)という若さで、遣唐留学生として
唐に渡り、70才過ぎるまで唐で過ごした 阿倍仲麻呂
私は、阿倍仲麻呂が唐に渡ったまま帰国できなかった
ということも知りませんでした。 『天の原』 の 歌も
帰国する前に中国で詠んだ歌とのことですが、日本に
向けて出航したものの、暴風雨に遭って ベトナムに
流され、やむなく陸路、中国に戻ったあと、没する
まで日本に帰って来られなかったということです。
二冊のうち、先にこちらを
取り寄せたのですが・・・
なんとも難しくて、
絵本ならいいかな~と思ったのですが、
おとな向けには 少し 物足りない感じ。
それで、やむなく難しい本を 頭を抱えながら
読んで、阿倍仲麻呂の物語をまとめてみよう。
そして、和歌『天の原』 と 漢詩『無題』を 詩吟で
詠う練習をして、その間に 仲麻呂の≪創作物語≫を
語ってみようか~などと考えているところです
はてさて、どうなることでしょう
【お話、お話】
童謡あわせ歌とお話しの会 プログラム