音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

2014/08/14(木)21:46

THE BEAUTY OF SADNESS:Sinne Eeg

ジャズ(982)

久しくチェックしていなかったシーネ・エイ。 ふと思い出してチェックしたところ、結構アルバムが出ていたので早速購入した一枚。 このアルバムは2012年で、この後二つアルバムが出ていた。 国内盤はあるのだが何しろ高いので、Import CDで購入した。 2013年のアルバムも一緒に購入しようとしたのだが、残念ながら購入できなくなっていた。 全10曲中5曲で彼女が作詞もしくは作曲をしている。 そのうち、2曲は作詞作曲を行っている。 作詞がいいかどうかは分からないが、作曲は間違いなく一級品だ。 スタイリッシュで洗練された味わいがいい。 作品もさることながら、このアルバムでの彼女のヴォーカルが絶唱とでも形容できるようなすばらしさで感動させられる。 こんなに深いヴォーカルを聴かせる方だとは思っていなかった。 バックはトリオかストリングス入りで、時折ホーンが入ってる。 全曲深い思索が感じられる。 ビートルズの「Strawberry Fields Forever」からしてそういう佇まいなのだから驚いてしまう。 気に入ったのは、ジミー・ロウルズの名曲「ピーコック」。 もともと好きな曲だが、ヴォーカルで聴いたことは多分ない。 ストリングスにバスクラがフィーチャーされていて、なかなか洗練された味わい。 ヴォーカルの激情的な表現が実に素晴らしく、この曲の隠された一面を聴いたような気がする。 作詞作曲した2曲はどちらも素晴らしくいい。 叙情的だが、ダークな表情が印象的で実に味わい深い。 「Silence」、「Waiting for dawn」ともに彼女の絶唱と言えるような歌唱とともに、実に感動的な作品だ。 ルグランの「風のささやき」はヴォーカルではそれほど取り上げられていないと思うが、ここでの歌唱は幾分遅いテンポでじっくりと歌っている。 中間部のピアノ・ソロも洒落ている。 バックのストリングスが曲の良さを引き立てて、何ともいい感じだ。 ブッチ・レイシーのアレンジは独特の色彩で、彼女の魅力と曲の良さを引き出した素晴らしいアレンジだ。 バックはストリングスを含め申し分ない出来。 こちらでタイトル・チューンを見る(聴く?)ことが出来る。 THE BEAUTY OF SADNESS:Sinne Eeg(RED DOT MUSIC SINNE003) 1.The Beauty of Sadness 2.So Now You Know 3.Silence 4.Strawberry Fields Forever 5.The Peacocks (A Timeless Place) 6.I Have the Feeling I Have Been Here Before 7.Love Is a Time of Year 8.Waiting for Dawn 9.The Windmills of Your Mind 10.With or Without You Sinne Eeg(vo)  

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