Lokahi Lani ユニティオブへブン♪

2007/01/03(水)23:03

『魂の羽化』~ハワイで見つけた真の私~第3話『夢のようなロミロミ。。』

『魂の羽化』ハワイで見つけた真の私(34)

疲れ果てている割りには軽い足取りでB&Bまで崖を上りきった私達は 事前にエドさんに言われた通りに、一言も口を開かず無言のまま シャワーを浴び、全裸の上にエドさんプレゼントのパレオを巻き 二階のロミロミルームに静かに向かった。 二階は薄暗い空間にマッサージベッドが三つ。 隅に椅子が三つとフットバス用の大きな洗面器が置かれている。 そこには、エドさんが頼んで来てくださったプロのロミロミセラピスト (白人の女性2人・男性1人)が3人静かに立っていた。 セラピスト1人10分ずつ合計30分、ロミロミを受けると言われていた。 「本場の本物のロミロミを体験出来る!なんとありがたい!  どんなふうにするのかしっかり身体で受け止めたい!」 そんな期待でいっぱいだった。 私は20代と思える男性セラピストに椅子に座るよう促された。 静かに座ると彼は洗面器にカウアイ島の特別な赤い塩を入れ お湯を注ぎ優しく足を洗い拭いてくれ、そして私の手をゆっくりとひき、ベッドへ。。。 ベッドにうつぶせになると、腰までパレオを下ろしロミロミが始まった。 暖かい海の中で揉まれているような感覚。。痛いことは一つもなかった。 男性が行っているとは思えないほど、とても優しい情愛が伝わってきた。 きっと優しい男性なのだろうなぁ。。 「そうか。。。手から全ては伝わるのだな。。。  わかっているようでわかってなかったんだなぁ。。。  ベッドに無防備で横たわっている大切な相手に  今まで以上にもっともっと愛情を込めてロミロミしよう。。。」 10分後、上下黒い服の女性にチェンジした。 驚いた!とても男性的でパワフルでダイナミック!上手い! 身体の奥深くまで響いてくるようなロミロミをする。 痛いけど気持ちがいい。。素晴らしい!なんてスケールの大きな方なんだろうと思った。こんなセラピストになりたいと思った。 10分後、今度は小柄でスレンダーな上下白い服の女性にチェンジした。 とてもリズミカルで力強い。ただ、痩せているせいか 彼女のひじの骨が度々あたって快感とはならない。 そして乗って欲しくない私の骨の部分に度々当たって痛い。 「そうか。ロミロミする技術の方に集中してしまって  ベッドの前の大切なボディにしっかり意識を向けて見ていないと  それは自己完結なロミロミになってしまう。  私も自分勝手なロミロミにならないよう心してゆこう。」 やがて夢のようなロミロミは終わり ボォーッとしながらパレオを巻き、部屋の隅に座った。 目の前では次々にロミロミが繰り広げられてゆく。 一人ひとり、ロミロミの内容は違っていた。 その人の状態によって違うロミロミが行われていた。 みな裸なのでパレオを上にかけていても、時々バストが見えたりした。 でもちっとも気にならなかった。 やがて外も暗くなりロウソクに火がつけられ、静かな音楽とゆらめく炎 無言で続けられるロミロミ。。。私は頭も身体も心もとろけてしまいながら、目の前に繰り広げられる世界に見入っていた。 続く。。。

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