5962829 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

アメリカでの出産

【アメリカでの出産】


アメリカで出産ってとっても怖いイメージがあった。
だって一日で退院だっていうじゃないの。
日本なら普通にお産をしても確か1週間は入院するらしい。

アメリカのスーパーで手のひらに乗りそうな、
まだ目も開かない小さな赤ちゃんを連れたお母さんを
見かけることがよくある。

かわいい~と声をかけると

あっこれっ?おとつい生まれたばかりなのよ。

ヒェ~ィ こんな生まれたてホヤホヤをもう外に出していいのか?
と驚いてしまう。

そんな寝てる暇はないのよとばかりに買い物を
さっさと済ませて帰るお母さん。
アメリカの母はすごいなぁ~

アメリカではほとんどのお母さんが
エピドラルと呼ばれる薬を使った無痛分娩をします。
お産の痛みを伴わない為に体力も消耗しません。
次の日に退院出来る意味がわかりました。

あれを打ったとたん、嘘のように痛みがなくなるのです。
そして看護婦さんがサァ~赤ちゃんが出てくる
準備が整ったから今から生みましょうかって感じ。

アメリカで毎日放映されるお産のテレビ番組があるんだけど、
みんな生む直前迄平気でお喋りしたり本を読んでいるんです。
あれは絶対嘘だと思っていました。
しかし自分が経験した後は本当だとわかった。

私が息子を生んだのはカルフォルニア。
それも24時間以上に及ぶ難産で、
最後は緊急帝王切開となる。

子供の頃から手術ってめちゃ怖いと思っていたけど
あれ以来もう平気になった。
何でも来いって気分。

手術中は意識もあって、平気でだんなと話をしていた。
まだかな?みたいな。痛みも全然感じない。
ホンと麻酔がこの世にある時代に生まれて良かったぁ~

ビキニラインで切ってあげるから心配しないでねと優しい先生。
本当に傷もよく見ないとわからない。
それにはとても感謝している。

麻酔が切れても痛みさえなかった。
鎮痛剤いりますか?と言われて断ったくらいだ。
それに翌朝起きたらもう抜糸に来た。

夕べ縫ったばかりじゃないの?
思ったけど結局抜糸も痛くも痒くもなかった。

ただベットから起き上がるのに20分はかかった。
お腹に力が全然はいらないから。

人間が普段こんなに腹筋を使って生活していると始めてわかった。
腹筋使うから車も30日間運転禁止。
車運転してる時腹筋使ってるとは知らなかったなぁ~

冗談かと思ったけど、本当に二日で退院させられた。

私はアメリカ式無痛出産賛成派!
痛い思いしなきゃ本当の子供の可愛さは
わからないなんて誰が言い出したのだろう?

痛くても痛くなくても自分の子供の可愛さは同じです。
生まれた時よりも育てる過程で親の愛情は深まると言われます。
正直、生まれた時は喜びどころではなかった。

あれっ可愛いハーフの子が生まれるかと思ったらこんな
猿を生んでしまった。。。。どうしよ~と思ったもんね。

手紙を一通届けるのに人が走って届けた時代から、
インターネットで一瞬の内に届いてしまう時代。
何でも楽になっていきますね。

人間はどんどん楽になっていって使わない部分が退化してしまい、
最後は今とは違った形の生き物になっていたりしてね。

私の子育て 


© Rakuten Group, Inc.