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好きな人との喧嘩の仕方

(2003年04月の日記より抜粋)

【好きな人との喧嘩の仕方】

昨日のアメリカで学んだ人間
関係の潤滑油に関する話の続きで
もう一つ。

特にアメリカ人と付き合うのは
言わなくても相手が理解してくれて
当然という前提はなきに等しかった。

だからといって
言い過ぎても、やっぱり関係を壊すのだ。
これは日本人もアメリカ人も同じ。
誰しも同じなのだ。

例え、主張する国アメリカとはいえ、
何でも言っちゃえばいいという
のは間違っている。
思いやりの言葉は万国共通で必要。

夫婦喧嘩をする時、
恋人と喧嘩する時、

離婚王国、アメリカの
結婚カウンセラーに教えてもらった
人の非を責める時に気をつけるべき
事を書きます。

簡単そうで実践するのは
とっても難しい。

例えば、
あなたが旦那様に
仕事帰りに牛乳を買ってきてね
と、頼んだとする。

案の定、買ってこなかった。
牛乳だけじゃない、彼は普段から
何を頼んでもきちんとやってくれた
試しがない...とする。

この人は一体私の頼んだ事を
なんだと思っているのだろう?
益々と怒りが込み上げる...

そんな時、
あなたはどんな風に
相手に文句を言う?

カウンセラー曰く、

「責める時はその人の犯した
ミステイクだけを責めなさい。」

「決して人格迄もを否定しては
いけません。」

良い責め方の例としては、

「どうして牛乳を買って来なかったのよ!
忘れないでって言ったでしょ!」

とか、

「牛乳がないと困るのよ!
早く買ってきてちょうだいよ!」

あくまでも、牛乳の重要さを
訴える。

そして、悪い責め方は

「どうして牛乳を買って来なかったのよ!
だからあなたは信用できないのよ!」

更に、

「あなたは私の頼んだ事なんて
どうでもいいのよね。
全然、私の事を考えていないのよ」

牛乳からどんどん
話が大きくなっていく...

もう、牛乳なんてどうでも良い。
この男が人の話を聞かない奴なんだ。

そして...

こんな相手の人格を責めるばかりの
喧嘩を続けるとだんだんと
二人の関係は冷えてくる。

一方的にどちらかが責める場合は
責められる方が心に大きな壁を
作ってしまう。

もはや反論する気も起きなくなる。
ただ、黙り込む。

追い討ちをかけるように
相手が背中の壁に怒鳴りつける。

「あなた、ちゃんと聞いているの?
いつも黙ってばかりよね」

相手が何を言っても
聞く耳も持たなくなると
かなり危険信号らしい。

それと比べて、

前者の相手のミステイク
だけをシンプルに責める喧嘩の場合は
まだ、救われるそうです。

おしどり夫婦は
このタイプの喧嘩が多いと聞いた。

大体牛乳を買ってこなかった
内容だけで責めようにも
そう長くは続かない。

牛乳さえ手元にくれば、
喧嘩は直ぐに終わってしまう。

私が自然にこれを旦那に
対して出来るようになったのは
実はごく、最近のこと。

5年前くらいに実践し出して、
失敗しながら少しづつ
階段を上がるように成長した。

最近は喧嘩など、
2時間と続いた事はない。

以前はそれこそ
一週間、顔も合わせない様な
喧嘩だってしていたのに...

旦那だって不思議だ。

あんなに脱いだ靴下やシャツを
そこら辺に投げ捨てていたのに
今は滅多に見なくなった。

それどころか
頼まなくても洗濯だって
自分でしている!!

私の気がつかない間に
彼も彼なりに努力していたのかな?

「あたしも悪いけど、
あなたは悪いと思っているの?」

私が喧嘩してる時にこの台詞を
言うと必ず旦那が言う台詞がある。

「ボクはボクの悪い所は
自分でよく解かっているよ。
君に言われなくてもわかってる。

ボクはボクの悪いところに
フォーカスをあてて改善するから、

君は君の悪い所にフォーカス
してくれ」

だけど、
彼は私が彼の欠点を
名指しで責めると自分が悪いと
解かっていても、
悪いと100人が見ても明白でも、

絶対に
すぐに認めたがらない。
意固地になって反論か
黙り込む。

だから、
彼からこの言葉が出たら
とりあえず私が黙ることにしている。

新婚時代なら

「言ってみなさいよ!
どこが自分の悪い所なのよ!

言えないのね、
それは悪くないと思ってる証拠よ!」

これを言うと
愛する男は家を出て行きます。
くれぐれも気をつけましょう...。

「あなたは~と思っているのね」

と、へたな読心術を使われるのは
男は大嫌いです。

たとえ、
その読心が当たっていても、
余計に腹が立つらしい。

ほんとに難しいですね。

お互いをとても必要と
思える二人に戻れたのは、

きっと、
よい相談者に巡り合えた事と
二人の汗のにじむ努力の
おかげかな?

伝授するつもりではないけれど、
慣れない海外生活で
配偶者や恋人っていうのは
本当にかけがえのない、
失うと大きい存在になります。

ちょっと喧嘩する時に、
私の言葉を思い出してもらえたら...
と書いてみました。

私も本当、
このアメリカ生活...
短いようで、長かったなぁ。

しみじみ...

次はう〇こ座り出来ますか?



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