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Easy Going~気楽に行こう~

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2012/02/20
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テーマ:闘病日記(4004)
先日2/13の通院時に、主治医に話した内容です。
11/29の九九の話のように、「う~ん?」という話です。

1996年10月31日夜、嘔吐・激しい腹痛などで、岐阜市の安江病院に搬送されました。
右下腹部痛、白血球の数値が高いことから「虫垂炎の疑いあり」と、そのまま入院。

大部屋でした。
朝の5時からラジオの音はするわ、お経読んでる人はいるわ、よく眠れませんでした。

朝の診察の時間になり、介助ヘルパーらしきおばちゃんが2人来ました。
診察室に移動するため、ベッドから起きて立ったら、そのおばちゃんに驚かれました。
「え、痛くないの!?
いやまぁ痛い事は痛かったけど、立てない・歩けない程じゃありませんでした。
実は、点滴に痛み止めが入っていて痛みが抑えられているのだと思ってました。
しかし今思えば、2人で来たこと、そして私が立てたのを見て驚かれたことから、
普通なら、立ったり歩いたりするのが大変で、2人で補助するのが普通だったのかも?
でもって、痛み止めが入ってれば驚かれるはずもなく、入ってなかったのでしょう。

そいで、診察。
右下腹部を、バネのように指をぐいんと動かして、痛みを調べられました。
結構これがまた痛かったのですが、なんか10回くらいやられました。勘弁して。
医師はしきりと首をひねってました。なんか納得いかないご様子でした。
もしかしたら、痛み方が、虫垂炎にしては足りない感じだったのかな?

「とりあえず、開いてみましょう」と、手術することになりました。とりあえずって・・・。
ま、虫垂があっても意味ないのは知ってたので、まぁいっかと思いつつ・・・。

んで執刀前、下の毛を剃られるのも恥ずかしかったけど、その後、
どーして全身裸にならなきゃなんないのっ!! すっごく恥ずかしかったです。
んなことはどーでもいいんですが、ちょっとどうしても言いたくて涙ぽろり

さておき、執刀。
部分麻酔で、腰の部分に注射で麻酔されて、間もなく効いて、手術が始まりました。
お腹がさくっと切られてる感覚、腸が出されてる感覚が、分かるんです。
ものすごーく怖かったですーショック

そして、虫垂を見たか切り取ったかした時、執刀医に聞かれたのです。
「あれ? もしかしてこれまでにも、こういう痛みが何回もあった?
「はい、何度もありました」
当然ながら意識があるので、そう答えました。そしたら、
「虫垂、ものすごくめちゃくちゃに変形してる。これは・・・慢性虫垂炎じゃないか?
そう言って執刀医は、切り取った虫垂を、その場で私に見せてくれました。
その虫垂を、珍しいもののように扱われている感じがしました。
しかし私は、まさしく今お腹が開いている状態だと完全パニック状態だったし、
メガネかけてないと視力0.1以下なので、まるで見えませんでした。
もっとも見えたところで、普通の虫垂を見た事がないので、違いが分かりませんが・・・。

ということがありました。
んで、どうしてこんな話を精神科医に話したかと言うと、解離に関係があったのです。

解離にはいろいろ種類がありますが、私に起きているのは解離性健忘です。
分かりやすく言えば記憶喪失。
覚えていて生きるのに支障がきたすような記憶・体験を、こころは消してくれたりします。
体験だけでなく感情も、痛みさえ解離してたようだという話を、前に主治医にしてました。

そいで今回。
ヘルパーのおばちゃんが驚いてた程、もしかして痛みを解離してたんだろうか?
「こういう痛みが何回かあった?」と聞かれましたが、10回は経験してたように思います。
ただまぁああいう家庭なので、嘔吐・腹痛・熱があっても、病院に行けなかったのです。

一般知識ですが、虫垂炎は悪化すると腹膜炎になって、命に関わるようです。
んで「慢性虫垂炎」ってのは何だろう?と、先日ネットで調べてみたんです。
どうも最近の虫垂炎は薬で散らすのが主流らしく、でもそれだと対処療法でしかない。
それで、何度も薬で散らして繰り返す虫垂炎を「慢性虫垂炎」というようです。

病院に連れて行ってもらったことはなく、薬で散らした事もありません。
虫垂炎らしき症状は10回は経験してたと思います。
でも、腹膜炎になるどころか、大抵は1晩寝れば、翌日には何とかなったのです。
(だからそれに慣れてしまってて、必死で我慢していたという話もありますが。)
なお、この時は結婚して実家を出ていたので、病院に連れて行ってもらえたのでした。

これまでに、痛みを解離していた記憶は思い出していました。
しかし、痛みの解離だけでなく、虫垂炎の治療までしてもらっていたんかな?
こころって、そんなことまでやってのけちゃえるもんなの?

「いやいやいや、まさか、ありえないしー」
と、私も最初は思いましたよ、もちろん。

そしたら、続いて、また違う記憶が流れてきました。
黒にえ(岐阜弁で内出血のこと)に関する記憶でした。

私は、母親譲りの白い肌で、黒にえができやすい体質です。
主人に確認しても「できやすい」と言われました。色が白くて目立つだけかもしれませんが。

父に殴る蹴るされた記憶は、まだ流してもらってませんが、知識としてあります。
かなり凄惨な暴力を受けていたはずですが・・・なぜか、黒にえができなかったのです。
子どもだったので、父が黒にえができないように暴力振るってるんだと思ってました。
アマチュアボクサーだったと知っていたので、そういうことができるんだと思ってたんです。

んで、中学(特に中1)の時、かなり凄惨ないじめを受けていました。
これまた、具体的に殴る蹴るされた記憶は、まだ流してもらっていませんが、
「(音楽・理科など)移動教室の授業の前の休み時間は、暴力されずにすむ」
「先生がいなくて自習だと、休み時間から引き続き、暴力が続く」
と思っていた事だけは流してもらってあって、それは確かに実際の事でした。
そういう意味で、おそらく、かなり凄まじい事をされていたと思うのです。

とうとうある日、母に、学校でそういういじめを受けている話をしました。
「黒にえ1個もあらへんのに、そんな話、信じられすか!!
そう言われました。確かに黒にえがありません。
それで、黒にえができた時に、改めて話し直そうと思いました。
しかし、その後も黒にえができず、それきり話せる機会はありませんでした。

そんなことを思い出してて、今になって、ちょっと待てよと思ったのです。
母がそういうことを言ったという事は、母には父の暴力で黒にえができていたのです。
私には、父の暴力でも、学校のいじめでも、共通して黒にえができなかったのです。

黒にえができていたら、暴力をふるわれていることに私が気付いてしまう。
当時、学校でいじめを受けていることを解離して、登校していました。
そして、学校でのいじめから逃れるように帰宅する時、虐待の記憶は解離してたんです。

黒にえまで消しておかないと解離の意味がない。
・・・だから、黒にえまで、こころは消してくれていたんだろうか?

ちなみに、私はやる時はものすごく徹底してやる性格なので、
まぁ私が仕事するとしたら、確かにそのくらい徹底してやりそうな気はします。
ただ・・・ねえ、ホントに? そんなこと、あるもんなの?

「こころって、そこまでやっちゃうものなんですか?
主治医に、そういうことを尋ねたのでした。
主治医は、その場でPCに手を伸ばし、「慢性虫垂炎」を検索されてました。
しばらく間があり、固い沈黙が流れました。
そして、こちらを見ないまま真正面を見据えたような眼で、
「それは、何とも言えません・・・」と仰ったのでした。
「・・・外科医にでも聞いてみないと分かりません」

どうやら、主治医の知る限りでは、そんな症例はないようで、一般的ではないようです。
ただ、医師として否定したい気持ちの方が強かったんじゃないのかな、
それでも「何とも言えません」と、否定されなかったんだなあと思いました。

当初、解離は「逃避」だと思ってました。
でも、主治医に「防衛」と言われて、ホッとしてたんです。
しかし今、解離は「支援」「愛情」「癒し」であるように感じてしまっています。
だからって解離に逃げ込む訳でなく、
ただ、こころが解離という形で私にしてくれてる事に気付けるようになってみると、
本当に本当にありがとうという、感謝の気持ちが溢れてくるのです。
だからこそ、頑張ろう、回復しよう、解離してもらわなくてもすむようになろうと思います。

これまで私は、悲惨な体験を解離して忘れながらも、それなりに辛い思いはしてました。
それにも関わらず、自殺らしい自殺をしてこなかったことが、何気に不思議でした。
こう言っちゃなんだけど、そういう人を見下す言い方になっちゃうけど、
私ほど辛くなさげな人が、リストカットや処方薬の大量服用とかやってるのが不思議で、
そのくせ、そういう人の方が私よりも早く回復して治療終結してるのも不思議でした。
自殺未遂とかやってみた方が早く回復するんかなとか思ったことがある程です(マジ)。

んでも、こころがこれだけ命を守ってきてくれてたんなら、自殺できなくて当然だな。

精神科にかかっているような人間で、シナリオ(お話)創っちゃうような人間ですが、
この出来事を妄想とも思えず、自分で創ったとも思えないでいます。
むしろ、冷静に事実に照らし合わしながら気付いた事だと感じています。

もしかしたら、黒にえ消して、虫垂炎さえ治して、そうまでして守られてきたのかも。
なんつーか、そういう、実に不思議な話でした。。。

まぁ、私のこころってスゴイでしょっ!!てな自慢話のようなものです音符





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最終更新日  2012/02/21 12:52:43 AM
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