2005/07/18(月)23:11
きみにしか聞こえない Calling you
乙一。
~ストーリィ~
私にはケイタイがない。友達が、いないから。でも本当は憧れてる。
いつも友達とつながっている、幸福なクラスメイトたちに。
「私はひとりぼっちなんだ」と確信する冬の日、とりとめなく空想をめぐらせていた、その時。美しい音が私の心に流れだした。
それは世界のどこかで、私と同じさみしさを抱える少年からのSOSだった…。(「Calling You」)
誰にもある一瞬の切実な想いを鮮やかに切りとる“切なさの達人”乙一。
表題作のほか、2編を収録した珠玉の短編集。
~おざなり感想~
かなり良かった( つд`)
後輩に借りて読んだのだが、自分で買って手元に置きたいくらい。
・Calling You
自分だけの携帯電話を空想する少女。
あるとき、その電話に着信がくる。
電話の相手は、同じような空想をする実在する少年。
ラブストーリィというかファンタジーというか。。。
オチは切ない( ´・ω・) ややどんでん返し。
・傷-KIZ/KIDS-
他人の身体の傷を、自分の身体に移すことができる少年。
純粋さが切ない( ´・ω・)
・華歌
歌を歌う少女の頭を持つ花。 うまく説明デキナス( ´・ω・)
歌う花によって癒されていく入院している主人公ら。
叙述トリック。華麗に騙される( ´ー`)