[BON VOYAGE+126] 後日談/永田町の次は、霞が関。
写真と本文は関係ありません。坂本龍馬と勝海舟? それとも、アナキン・スカイウォーカーとパルパティーン???いつ?どこ?だれ?といった質問に対してはノーコメント。読者のご想像にお任せしたい。9月25日(土)。朝のうちまで小雨がぱらついていたが、昼ごろから晴れてきた。三多摩の府中のアメダスによれば、最低気温は13.3℃、最高気温は23.1℃。自宅では半袖・短パンで暮らしていたせいもあって、朝は少し肌寒く感じられた。思わず長袖・長ズボンに着替える。私自身は昨日までの疲労もあり、終日だららんと自宅で無為に過ごす。昨日JR東日本から発表された2010年12月ダイヤ改正について [PDF/133KB]をまじまじと見ていたら、「新青森からの特急体系」のところで※奥羽本線の特急列車は愛称名を「つがる」に統一し、青森~新青森~秋田間を運転しますという記述を見つけた。ということは、「かもしか」は廃止、「いなほ」は新潟~秋田止まりになってしまうのか。ちょっと残念な気もする。 9月26日(日)。晴れるが、夜から雨。三多摩の府中のアメダスによれば、最低気温は11.6℃、最高気温は24.7℃。この朝の冷え込みはいわゆる放射冷却であろうか。朝、食料などを調達しようと思って自宅近くのコンビニに足を運ぶと、ツクツクボウシがまだ鳴いていた。一番おそく発生するセミで、7月下旬から出現するが、最盛期は8月下旬である。夏の暑い盛りから秋のはじめまで、ツクツクオーシツクツクオーシと鳴く。この声は夏の終わりを告げる風物詩である。1日中鳴くが、とくに夕方よく鳴く。鳴き声からオーシンツクツクともよばれる。Yahoo!きっず図鑑夏の名残を感じさせるものの、アブラゼミやミンミンゼミの鳴き声が聞こえなくなったことを思えば、季節は確実に秋へと移っているのであろう。で、ネットサーフィンをしていたら、こんな記事が私の目に留まった。矛盾のわかる英雄像を創造 舞台「カエサル」松本幸四郎asahi.com(朝日新聞社) 2010年9月26日へぇー、塩野七生氏の『ローマ人の物語』が舞台化されるのか。スケジュールを調べてみると、10月3日(日)から27日(水)まで。土日は12:00と17:00、平日は13:30と18:30の回があるらしい。所沢・航空公園の職場から東京・日比谷の日生劇場へとアクセスする場合、18:30までに到着するのはちと厳しい。とすれば、平日は無理。土日以外に選択肢はないので、その中から17日(日)12:00の回をチケットぴあで一気に購入してしまった。もっとも、明日以降の仕事の展開を事前に知っていれば、こんな衝動買いは絶対にしなかったはずであるが・・・。9月27日(月)。私は普段、職場外の人と仕事をする機会が少ないこともあって、職場のメールアドレスはあまり使わない。ゆえに、メールチェックもマメに行わないのであるが、昼休みにメールソフトを起動させると、きわめて重大なメールが届いていることに気づいた。メールの送信者は、文化庁文化部国語課の日本語教育専門職。送信日時は、9月22日21:31。先週水曜の夜ということは「月見の会」が終わった後である。翌23日(木)は祝日(秋分の日)で出勤せず。24日(金)は都内の通信教育スクーリング施設へ出張していたため終日不在。土日を挟み、ようやく今日の昼に開封した次第である。それで、このメールの用件を簡潔に要約すると、大変に急な話ではあるが、9月28日(火)の10時~12時に日本語教育小委員会のワーキンググループが開催されるので、ご都合がつくようであれば、ぜひともご参加いただきたい。という内容であった。9月28日(火)って、明日ではないか! まったく本当に急な話である。明日の午前の私は10月下旬に開催するスクーリング講師研修会の打ち合わせが入っているだけなので、その時間をずらしてもらえば出席できなくもない。上司に相談すると、今後WGの「協力者」となる私にはきっと役立つはずとの理由から、そちらを優先する方向で調整が図られた。その結果、スクーリング講師研修会の打ち合わせを午後に回し、午後の私の担当授業をほかの先生に代わってもらうことが決まった。こういう事情により、いろいろな仕事を処理しておく必要から、久々に1時間半ほど残業。9月28日(火)。そういうわけで、朝から霞が関(最寄り駅は虎ノ門)の文化庁へ出張。まさに「教師・研究職の権化(?)」のような錚々たる先生方に交じって、ヒラの私もWGに同席。主査の先生が会議の進行役を務め、各委員の意見を集約していく形ではあるが、実際には文化庁の事務方がたたき台を作り、会議での反応を見ながら修正を図っていくという構図らしい。こうした「お墨付き」による意思決定過程は、いかにも役所っぽい印象を受けたりもした。この会議の後で、事務方から今後のスケジュールについて、簡単な説明があった。WG協力者への説明会は来週の月曜から木曜までのどこかで開催する予定で、この後メールで連絡するとのこと。やれやれ、私は来週もここ(霞が関)に来るのか・・・。で、頂戴した資料を見ると、意外な事実が判明。日本語教育小委員会WG協力者候補協力者協力内容協力時期氏名(所属)氏名(所属)指導方法10月~氏名(所属)氏名(所属)氏名(所属)氏名(所属)教材例11月~氏名(所属)氏名(所属)氏名(所属)氏名(所属)能力評価1月~※協力者候補の具体的な氏名や所属はここでは記述を差し控える。各班の人数はお分かりいただけるはず。どういうわけか私だけ「指導方法」と「教材例」の2か所に名前がエントリーされている。おいおい、そんな話は聞いてないよ~。また、もともとの計画では、「指導方法・教材例」が12月から3月にかけて、「能力評価」が11月から3月にかけて、であったはずなのに、前者と後者の順序を入れ替えて前倒しとなっている。10月はスクーリング講師研修会で忙しいのに、こっちもやれってか・・・。ともあれ、だからこそ、急に召し出されたのであろう。胃が重く感じられたため、昼食もとらずに職場へ急行。状況を上司に報告してから、軽く自分の仕事をこなし、その後はスクーリング講師研修会の打ち合わせに臨む。ある程度は覚悟していたものの、3時間にも及ぶ長い会議で、担当者の容赦ない姿勢(?)を思い知らされた。結局この日も、1時間半ほど残業を余儀なくされる。が、それだけでは終わらなかった。今週金曜の池袋実習に備え、今日は上のクラスでインターネット検索の授業があり、学生たちはレストランの情報を収集して自分が食べたい料理を調べたのである。その結果、学生A学生B学生C学生D和食 3位 3位 1位洋食 1位中華料理 2位 2位 1位 3位韓国料理・焼肉 3位 1位 2位 2位という順位で、青年・壮年は「中華料理」や「韓国料理・焼肉」を好むことが分かった。他方、私の副担任クラスの中年からは「日本料理!」「牛肉!」という声が出ていたので、早急に落としどころを探る必要があった。それゆえに、残業の後は池袋のサンシャインシティへ。1日に2度も都心へ行くとは思っていなかったけれども、夕食を兼ねてレストランの実地調査である。基本的には和食であるが、韓国料理っぽいメニューや牛肉なども充実している、石焼き・しゃぶしゃぶの店を発見。ここで「ステーキ丼とそばのセット」を注文して試食してみると、まあ悪くはない。学生たちには明日この店を紹介して反応を見ることにした。