[BON VOYAGE+262] 後日談/4日目。マウナケアの夕日と星空。
Tuesday, January 17.の続き。ハワイ島は、この1島で、ハワイ州のほかの島々をすべて合計した面積よりも広いという。ハワイ最大の島であり、まさに「ビッグ・アイランド」の通称にふさわしい。とはいえ、日本の四国の半分ほどの面積なのであるが・・・我々のツアーは、今朝このハワイ島の東海岸(時計で言えば3時の方角)にあるヒロ空港に降臨(?)し、主に島の東側と南側をぐるっと半周して、夕方には西海岸(時計で言えば9時の方角)にあるカイルア・コナのホテルを目指して大型バスで移動していた。で、薄暗くなりつつある中、ホテルに到着。すると・・・私のスーツケースの上面の取っ手が破損しかかっていることを知る。ヒロ空港到着時には特に気づかなかったので、バスでの移動中に何かトラブルがあったのかもしれない。ともあれ、いったん部屋に入って荷物を整理しつつ、すぐに再集合して夕食へ。メニューは、グリーンサラダ、プライムリブ、ハウピアパイであった。皿にはすべて蘭の花が添えられている(食べられるらしい)。お腹が空いていたのか、それともよほど疲れていたのか、プライムリブは写真撮影の前に一切れ食べてしまったけれども、まあご愛嬌である。写真(夕食その1)写真(夕食その2)写真(夕食その3)給仕をしてくれたウエイターに「Thank you.」と言ったら、「どういたしまして」と流暢な日本語で返されてしまった。この島々の言語環境は一体どうなっているのやら・・・移民としての日系人と、観光客としての日本人が、相当に影響力を持っているということなのか。夕食後、部屋に戻ってテレビのチャンネルを操作し、有料(1日につき9.95ドル+税0.41ドル=10.36ドル)の無線LANのパスワードを入手して接続してみる。そんなに速くはないが、まあ許容範囲内であろう。そして、事件は23時過ぎに発生した。ベッドでうとうとしていたら突然、携帯電話(グローバルパスポートCDMA/GSM)の着信音が鳴り響いたのである。ディスプレイには、通常の10桁または11桁よりも多い桁の、見慣れない数字の列が表示されていた(ちなみに、日本に帰ってからこの着信履歴を見ると、携帯電話11桁の頭の0がない10桁で表示される)。おそらく日本からの発信であろうが、君子危うきに近寄らず(?)ということで無視していると、4~5分後に再度かかってきた。それも無視すると、その直後にauお留守番センターからメッセージをお預かりした旨の着信があった。しかし、何番にかければメッセージを再生できるのか。ノートPC(5号機)をインターネットに接続して検索してみるものの、結局よく分からない。一か八か、auお留守番センターの着信履歴にそのまま発信してみる(ちなみに、お留守番サービスの総合案内は090-4444-0141であるが、日本に帰ってからこの発信履歴を見ると、011-81-90-4444-0141となっている。011はハワイの国際アクセス番号、81は日本の国番号)。そうしてメッセージを再生してみると・・・聞き覚えのある声がする。1週間前に退所した担任クラスの教え子が夫婦で「おかしいわねぇ、つながらないのよ」「そうなの?」みたいなことを母語でつぶやいていた。コノヤロー! 日本は18時台かもしれないが、ハワイは23時台。彼らは私がこの休みの間にどこへ行くか知っているはずなのに、時差も考えず、わざわざかけてくるとは。しかも、お留守番サービスに切り替わるメッセージもまったく聞き取れていないわけである(絶句!)。旅先での安眠妨害は、もう少し日本語が上達してからにしてもらいたい。Wednesday, January 18.「絶景ハワイ4島めぐり8日間」の4日目。今日の行程は、おおむね次の通りであった。 モーニングコールは希望者のみ。 連泊なので荷物出し不要。06:30~10:00 ホテル内レストランにて朝食。10:00 希望者のみロビー集合。コナの街を散策。 昼食は各自で。12:50 ロビー集合。13:15 車でホテル出発。14:10 クイーンズ・マーケット・プレイスにて買い物・休憩。16:00~17:00 オニヅカ・センターにて夕食・休憩。17:50 マウナケア山頂。夕日観賞。18:55 オニヅカ・センター付近。19:15 星空観賞。21:40 ホテル到着。まずは朝食。レストランの入り口で部屋番号と名前を告げると「この席使用中」と書かれたカードを渡され、ややぎこちない日本語で「お好きなところでどうぞ」と案内される。メニューはバイキング。適当に選んで食べる。写真(朝食)このレストランはホテルの1階にあり、やはり吹き抜けで、通路を挟んですぐ先は海(岩場)。まさに波打ち際であった。写真(朝の海)で、10時ちょっと前にロビーへ赴くと、デルタ航空福岡組の添乗員はいるけれども、我々日本航空成田組の添乗員はいない。おやっ? と思っていたら、我々の組で具合が悪くなった(食あたり?)メンバーが2人ほどいて、病院に付き添っているとの由。というわけで、カイルア・コナの街を散策するのは、デルタ航空福岡組のメンバーおよび添乗員と合同で実施することになった。万一こういうアクシデントに見舞われた場合でも、同一行程の添乗員がもう1人いれば、病院も観光も即座にケアしてくれるわけである。実にありがたいし、合理的なシステムとも言えよう。途中、どこにどんな店があるか確認したり、コナ・コーヒーの店に立ち寄って酸味の強い豆コーヒー(?)を試飲したりしながら、街の中心部にあるモクアイカウア教会まで歩く。写真(モクアイカウア教会)散策ツアーはここで解散。ホテルまでは各自で戻ることになる。私自身はもう少し先まで足を延ばしつつ、ホテル近くのコンビニエンス・ストアでペットボトルの飲み物などを調達してから、部屋に帰還した。その際、横断歩道を渡ろうとして車の通過を待っていたら、運転手は車を止めて「早く渡れ」とジェスチャーで示し、歩行者の私を先に通してくれた。これは一度や二度ではなかったので、ハワイ島ではそういうルールになっているのかもしれないが、いずれにせよ親切な人々にはこの場を借りて感謝したい。部屋での昼食は・・・日本から持参したカロリーメイト。荷物を少しでも減らしておこう、という算段である。そして、いよいよツアーのハイライト。マウナケアでの夕日・星空観賞に向けて、昼過ぎにホテルを出発。その前に、添乗員は「午前の散策に参加できず申し訳ありませんでした」と平謝りしていたけれども、私は内心「それはそもそもあなたのせいじゃないし、我々はちゃんと案内してもらったのだから、そんなに低姿勢にならなくても」と思ったりした。で、運転手がガイドを兼務する4WDのミニバスに乗車して山頂まで行くのであるが、このミニバスの定員は12~13人。必然的に日本航空成田組17人は2グループに分かれることになる。調整の結果、体調不良などで不参加の2人を除く15人と添乗員1人の計16人のうち、私を含む「おひとりさま」4人と添乗員1人の計5人が、ほかのツアーとの混載車に乗ることになった。座席の都合で、私の隣には添乗員が座った。その仕事ぶりを観察すると、実にこまごまと記録をつけていることが分かった。私自身も記録魔(というか、記憶魔)であるけれども、業務とはいえこれだけマメに記録する人はなかなか見かけないなぁ・・・と、あたかも私自身の分身(?)を見るような気分であった。車内で何か申告書か誓約書のようなものに署名。本来は乗車前に一読して書くはずであるが、時間短縮のためにこうなった。車はコナ空港の脇を通り過ぎて、さらに北のワイコロアにあるショッピング・センターでいったん休憩。ここで私個人は「お~いお茶 濃い味」のペットボトルを購入。ラベルはローマ字表記が混在しているものの、「Product of Japan」とあり、味も日本のものと変わらない。まあ、これだけ日本人観光客が多ければ、(私のように)こうした需要もあろう。書籍や新聞が売られているコーナーでは、現地の新聞の見出しに思わず目が留まる。Big Island mayor signs bill to ban plastic bags at store, restaurant checkouts(英語) (日本語)ほぅ、ハワイ島の郡知事がレジ袋禁止法案に署名・・・ハワイはエコロジーの意識が高いと聞いていたが、なるほどと実感。また、魚の図鑑が置いてあったので、ミニバス車内で話題に出たハワイ州の魚(フムフムヌクヌクアプアア)を探し、添乗員に示したところ「そうそう、これこれ」という反応を得た。その後、車は一路、山を登っていくが・・・範囲内(半角 8~10000 文字)の長さの文字列を入力して下さいと、久々に楽天ブログの入力エラーに引っかかってしまった。ここしばらくは文字数を多少オーバーしても大丈夫であったのに・・・先ほどの半日メンテナンスで何か変わったらしい。って、これは未来の話。そういうわけで、この後のエピソードについては、次回の記事に回すことにしたい。なお、本日の写真は、Yahoo!ボックスのこちらからどうぞ。