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NOと言える三多摩～言泉「やまと」後悔日誌

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2013年01月の記事

全8件 (8件中 1-8件目)

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［BON VOYAGE+349］　後日談／寒波襲来で冬眠願望の土日VS春の旅行計画。

仕事が忙しくてアドレナリンが出まくっている（？）。って、それは未来からのつぶやきであった。1月23日（水）。朝。携帯電話の機種を変更する夢で目覚める。スマートフォンが出現して以来、そういう方面にあまり興味が湧かなくなってしまったのはなぜ？今日の盛岡の最低気温は-7.5℃（07:42）、最高気温は3.0℃（14:11）。今朝は路面がまるで鏡のように薄く凍っていて、パッと見ただけでは氷の存在が識別できなかった。こうした状態が歩く上で最も危険であるが、一体どのようなメカニズムでこんな風に凍結するのか知りたいと思った。帰宅後、夜。まずは辻井伸行氏の公演を見に行くまであと半月ほどになったので、往復の乗車券と片道の新幹線指定席をえきねっとで予約。続いて、ネットサーフィンをしていると、こんな記事が目に留まる。「アイアンシェフ」３月で打ち切り決定！ゲンダイネット　2013年1月22日そう来たか・・・まあ、やむを得まい。ところで、教員が3月を待たずに早期退職しようとする動きが各地で起きているらしい。年度途中での退職手当の引き下げが原因であるが、試算の結果、早く辞めたほうがトクとなれば、そういう動きが起きるのも至極当然であろう。教員の個々の職業倫理に期待するのは全く無意味であって、机上の空論しか考えられない制度設計者の貧しい想像力こそを問題とすべきではないか。おそらく大阪の件などもそうであろうが、教育にかかわる官僚はどうも浮世離れしていて、時折唖然とさせられる場面が少なくないと感じる。1月24日（木）。朝。小雪が舞っていたものの、すぐにやむ。月曜に課内のネットワークHDDが故障した件については、ハードウェア自体はもはや修復不能らしいが、中のデータだけはどうにか読み取れたようで、データを課内のもう1台のHDDに移すことになった。しかし、課内のネットワークが不安定になり、通信速度が落ちてアクセスしにくくなってしまう。そんな状況下で、他の組織にメール添付ファイルを送信する機会があったけれども・・・どういうわけか、（故障したHDDからバックアップされた）作業途中の未完成データを添付してしまったらしい。半日後に先方から指摘を受けて、慌てて訂正版を送る羽目になった。夜になって、再び雪が降ってきた。盛岡の最深積雪は5センチくらい増えて一時25センチに達する。仕事からの帰りに、コンビニへ立ち寄って、辻井伸行氏のコンサートチケットを出力。1月25日（金）。未明。屋外から「ガーガー」「バリバリバリ」といった音が聞こえたのでカーテンを開けてみると、除雪車が道路で作業をしていた。道路で車や人が通る部分は自然と雪が削られていく一方で、その車道と歩道の間に、畝というか畔というか、雪が高く盛られる場所ができてくる。そうして積み上げられた雪（というか、もはや氷の塊と化したもの？）などを、除雪車が切り崩していくのであった。いやはや、人知れず行われる「公共事業」に感謝。ご苦労様である。ところが・・・無情なことに、朝から昼前にかけて降雪。盛岡の最深積雪は23センチから32センチへと9センチ上昇。上の写真は試しにフラッシュを発光させて撮影したもの。この時間帯は気温がさほど低くなかったせいか、湿った牡丹雪であることが見て取れる。降雪は昼過ぎ以降いったん弱まるものの、夜遅くになってまた強まった。今度は完璧な粉雪である。盛岡の最深積雪は30センチから34センチへと4センチ上昇した。1月26日（土）。朝。外が明るいと感じたけれども、それは雪の明るさであった。まさに「窓の雪」である。今日の盛岡の最低気温は-6.6℃（00:14）、最高気温は-3.9℃（11:48）。日最高気温がここまで低いのは、今季の記録かもしれない。また、昨夜からの雪は今日も断続的に降り続き、この日の最深積雪は一時41センチに達する。こちらも今季の最深記録を更新。要するに、強烈な寒波が北日本に襲来しているのであろう。見に行きたい映画などもあるにはあるが・・・寒さと大雪のせいで、外を出歩く気にならない。結果として、自宅で終日だららんと過ごすしかあるまい。1月27日（日）。夕方に近所のスーパーへ買い物に出かけたほかは、自宅で終日だららんと過ごす。22日（火）に太宰府の梅のニュースに接したせいか、ふと魔が差して（？）福岡への旅行計画を練る。梅の開花状況と自分の予定の空き具合とを勘案した結果・・・3月第1週の土日がよかろう、と心に決めた。時刻表であれこれとシミュレーションをした後、全日空のダイナミックパッケージ（旅作）で仙台～福岡の往復航空券と福岡市内の宿を予約。さて、現在のマイレージ口座残高は7,000マイルちょっとあるが、そのうちの500マイルほどが今月末で有効期限を迎えてしまう。もったいないなぁ、と感じつつも、今一つ活用する方法を思いつかなかった。しかし・・・ANAショッピングastyleでは、ANAマイレージクラブ会員限定の特典で3,000マイル＝3,000円分として利用できる（ただし送料を除く1回あたりの注文金額の合計が10,000円以上）とのこと。うーむ、一見サービスのように見えて実はタダでは転ばない（客の懐を緩めさせて、結局は高い買い物へと誘導する）販促行為なのであろうが・・・相手の思う壺に自らハマるか否か、それが問題である。1月28日（月）。特記事項なし。

2013.01.28
［BON VOYAGE+348］　後日談／日時を巡るトラブル多発、ニュース批評など。

1月16日（水）。朝。昨夜自宅に届くはずであった荷物は土曜午前に受け取ると決め、ウェブで日時指定を済ませる。職場では、次回（来月）の審議会の開催通知を送ったところ、事前の根回しが不足していたようで、とある筋からクレームが入る。もはや担当レベルでなく、上のほう（上司同士）で空中戦が展開されていた。結局、なぜこの日時に開催することになったのかについて、先方へ経緯をご説明に伺う形で決着したらしい。まあ人の世では、それぞれ守るべき面子がある、ということなのであろう。この楽天ブログのレイアウトが・・・また勝手に変えやがったな。ブログページのレイアウトを変更いたしました楽天ブログ StaffBlog　2013.01.16シンプルになった点は評価しておくが、ブログサービスとして特化している現在、2つのタイトルは不要と考え「あなたの日記 / 記事のタイトル」を削除し、「あなたのブログサイトのタイトル」を残すことにしました。という点は、この2つのタイトルを活用していた私としては事前に告知してほしかったと思う。まあ、商業系のブログに過大な期待を寄せるほうが間違っているのかもしれないが・・・。1月17日（木）。朝は気分が優れず、朝食を抜く。平日の07時54分ごろから07時58分ごろまで、NHK総合では仙台放送局から東北6県の天気予報が放送されている。私がこの時刻まで自宅にいるのは出勤が遅れている証左であるが、ともあれその冒頭には東北地方の2か所から生中継が入り、アナウンサーが現地の空模様などを伝えるのである。ところが・・・今日の仙台からの中継は、空模様ではなく、雪が積もって凍結した路面の歩き方を懇切丁寧にアドバイス。へぇ～、こういうコメントもあるのか・・・と、気象予報士の私もすっかり感心してしまった次第である。ちなみに、昨年4月からこの時間帯を担当しているNHK仙台放送局の気象予報士は奈良県出身とのこと。そう言われてみれば、お顔の造形とかが東北の人っぽくない印象ではあったが、まあ東北復興という点では私と同じ志をお持ちの方らしい。職場では、私の確認不足から、先方に余計な手間をかけてしまう事件が発生。穴があったら入りたい、という気分に陥る。帰宅後、夜。ネットサーフィンをしていると、中村由利子氏のDVD『MELODY』に目が留まり、Amazonで「お届け日時指定便」として注文。なお、この2曲目「えがおの日まで」は東日本大震災で被災された方への想いと復興への希望を込めて作られたもので、YouTubeでも見ることができる。1月18日（金）。今日の盛岡の最低気温は-11.8℃（06:10）、最高気温は-2.3℃（12:20）。今季の最低記録を更新した。休めるタイミングで休んでおこうと思い、この日の午後は年次休暇を取得。とはいえ、特に何をするわけでもなく、自宅で（文字通り？）だららんと過ごすのみ。夜。視聴率が低迷している『アイアンシェフ』は、2013年初となる放送に合わせて（？）わずかにリニューアル。ノミニーおよびアイアンシェフの紹介方法や、試合中の料理解説、さらにはレシピ公開など、いろいろと工夫（というか、試行錯誤）の跡が見られた。1月19日（土）。昼前。本来なら火曜の夜に届くはずであった荷物が、配達日時の再指定通り自宅に到着。寒さのせいか疲労のせいか、外出したいという意欲がどうも湧かず、自宅で終日だららんと過ごす。録り溜めておいたテレビ番組のうち、日曜に放送されたフジテレビ系ドラマ『dinner』第1話を見る。ドラマの内容はさておくとしても（？）、まず私の目ならぬ耳に留まったのは、いかにもイタリアンな雰囲気の音楽。調べてみると・・・ああ、『鹿男あをによし』の佐橋俊彦氏ではないか（！）。サウンドトラックが発売されたら購入しよう。映像的には、美味しそうなイタリア料理がやはり好印象。また、世界的指揮者にして常連客という役で伊武雅刀氏がゲスト出演していたけれども、この人はどちらかと言えば指揮者というよりもむしろ中華料理屋「裏軒」の親父であろうに（？）。あと、『八重の桜』のお父さんが、こちらでは副料理長。今クールの日曜は20時台から21時台までぶっ続けで画面に登場するとは、何ともお忙しいらしい。1月20日（日）。大寒。夕方に近所のスーパーへ買い物に行ったほかは、自宅でだららんと過ごす。この日の夜にはAmazonからの荷物が届くはずであったが・・・またしても（？）すっぽかされる。「お届け日時指定便」で350円余計に払ったのに、意味がないではないか。1月21日（月）。朝。昨日の荷物とは別の荷物が届くとのメールを受信していたので、その配達日時を今夜に指定。職場では昨日、計画的に停電が実施されたが・・・その影響なのか、課内のネットワークHDDがダウン。電源は入り、内部でモーターが回転するような音は聞こえるものの、どうにもアクセスできない。これではほとんど仕事にならない（？）。昼過ぎ。自宅で昼食をとっていたら、ドアのチャイムが鳴った。出ると・・・なんと、昨日の夜に届くはずの荷物と、今日の夜に配達指定した荷物が、同時に到着。結果オーライとはいえ、一体何のための日時指定なのか？？？それにしても、大阪市教育委員会は桜宮高校体育科の入試を普通科に変更して実施すると発表した。市長から横槍を受けての決定ではあるが・・・アホちゃうか？　体罰（というか、言葉による暴力を含む虐待？）がなぜ黙認されてきたのかをきっちりと検証し、その上で再発防止策を講じるべきであって、状況次第では体育科のお取り潰しもあり得るとは思うけれども・・・今回の形だけの決定は、市長・教育委員会・学校の3者にはほとんど痛みを伴わない一方で、既得権益構造から最も縁遠い受験生（と、その家族）だけが迷惑をこうむるという、まさに「体罰の構図（弱者への虐待）」がそのまま再現されている点に気づいていただきたい。ダメダメやね。うーむ、この西の市長は、やはり東の太陽系ナショナリストの猛毒で麻痺し、シャープな判断力を失いつつあるような気もする。お気の毒に・・・。1月22日（火）。朝から夕方にかけて断続的に雪が降った。盛岡の最深積雪は5センチくらい増えて一時24センチに達する。他方、太宰府天満宮のご神木「飛梅」が開花したとの報道に接する。ああ、2年近く参拝していないなぁ・・・急に梅を見に行きたくなったりして。夜。NHKニュース7を見ていたら、アルジェリアの人質事件で犠牲になった日本人関係者のうち、宮城県南三陸町出身で今は仮設住宅で暮らしているその母へのインタビューが放送された。普段なら「イメージ操作による報道の洗脳」に負けるものかと受け流す私であるが、あまりに気の毒すぎる様子を目にして、さすがの私もヘコんでしまった。こういう情報は、日本国内よりもむしろアルジャジーラに提供しアラビア語圏に配信してもらったほうが効果的ではないか。日本や日本人の実像を知ってもらい相互理解を図っていくためにも、海外メディアへの発信を増強すべきかもしれない。漫画やアニメやポップカルチャー（や、古くは『おしん』など）だけではなくてね。ニュースに引き続いて、『クローズアップ現代』日中関係 “草の根交流”の挑戦を見る。中国・杭州のサッカーチームの監督に就任した岡田武史氏らの地道な取り組みには敬意を表したい。

2013.01.22
［BON VOYAGE+347］　後日談／無為に過ごす3連休、関東南部の大雪ほか。

1月12日（土）。朝。自宅のベランダから見下ろすと、川辺に白鳥が集結していた。写真判定の結果、39羽を確認。今季の最多記録かも。3連休の初日であるものの、雪が降ったりやんだりの一日で、最深積雪は一時25センチに達した。私個人としては外出する意欲が湧かず、自宅でだららんと過ごす羽目になる。上の写真は15時台に撮影したもの。降雪で遠くの景色が完全に霞んでしまっている。仕方なく（？）、年末年始に録り溜めておいたテレビ番組のうち、まだ見ていなかった、12月31日（月）18時00分から23時45分まで岩手めんこいテレビで放送された『アイアンシェフ大晦日SP』を見る。とはいえ5時間45分ぶっ通しで見るのはさすがにしんどかったので、1試合ごと3回に分けて見ることにした。第2試合では道場六三郎氏（初代和）とその応援の坂井宏行氏（2代目フレンチ）・陳建一氏（中華）、第3試合では森本正治氏（3代目和）という、かつての鉄人たちも姿を見せ、この番組のコンセプトを象徴するかのような懐古趣味モード（？）全開。個人的には好きであるが、万人受けはせず視聴率的には稼げないはず。CMに入るタイミングが難しくてCM中の出来事が事後報告となったり、審査（特に給仕）が慌ただしかったり・・・といった、いつもとは違う生放送ならではのドタバタ感が印象的であった。あと、飛び入り審議委員（一般人）1名の選出方法がテキトーで可笑しかった。結局は味覚的な批評能力に加えて、「沖縄旅行をキャンセルしてまでお台場に来た」というストーリー性のある人物像が総合的に評価されたのであろう。その人の変身ぶり（和服に着替えて髪形も整える）も面白かった。夜遅く。閉店時刻間際の近所のスーパーに赴き、主に弁当・惣菜などの値引き品を調達。1月13日（日）。今日も夕方にスーパーへ買い出しに行ったほかは、自宅でだららんと過ごすのみ。12時17分ごろ、岩手県沖でM4.8の地震が発生。最大震度は岩手県で4、盛岡でも2～3を観測した。1月14日（月・祝）。成人の日。朝。自宅でだららんとしていて、ゴミ出しを忘れる。映画を見に行こうと思っていたけれども、睡魔に負ける。さらに、スーツをクリーニングに出そうとも思っていたが、昼過ぎから降雪に見舞われ、手荷物を嫌って断念（延期）する。結局、夜になってから近所のスーパーに足を運ぶだけで、あとは自宅でだららんと過ごす。この3連休、私は一体何をしていたのやら・・・。ネットサーフィンをしていたら、こんな記事が目に留まった。ミャンマーの民主化と少数民族問題、そして日本六辻彰二 | 国際政治学者Yahoo!ニュース　2013年1月13日 20時31分うーむ。既得権益の構造から脱却できない日本のマスメディアが思考能力を低下させている中で、こういう個人が発信するニュースには実に興味深いものがある。さて、余談ながら、今日は関東南部でも大雪に襲われたらしい。その予想外の顛末を横浜市天気予報および横浜市注意報警報情報で辿ってみよう。■14日05時発表横浜の天気今日:雨か雪明日:晴今日の気温最高: 5°C 最低:降水確率 6～12時:90% 12～18時:90%■気象警報注意報情報2013年01月14日 09時28分発表横浜市:　大雪、風雪、着雪注意報(発表)　波浪注意報(継続)　強風注意報(解除)【コメント】神奈川県では、風雪や大雪、高波、電線等への着雪に注意して下さい。■14日11時発表横浜の天気今日:風雪強い明日:晴今日の気温最高: 3°C降水確率 12～18時:90% 18～ 0時:50%■気象警報注意報情報2013年01月14日 12時40分発表横浜市:　大雪警報(発表)　風雪、波浪、着雪注意報(継続)【コメント】神奈川県では、１４日夜のはじめ頃まで大雪に警戒して下さい。■気象警報注意報情報2013年01月14日 16時19分発表横浜市:　暴風雪警報(発表)　大雪警報、波浪、着雪注意報(継続)【コメント】神奈川県では、１４日夜のはじめ頃まで暴風雪や大雪に警戒して下さい。■14日17時発表横浜の天気今夜:風雪強い明日:晴明日の気温最高: 8°C 最低: 2°C降水確率 18～ 0時:60% 0～ 6時:10%■気象警報注意報情報2013年01月14日 17時48分発表横浜市:　大雪注意報(発表)　暴風雪警報、波浪、着雪注意報(継続)　大雪警報(解除)【コメント】神奈川県では、１４日夜のはじめ頃まで暴風雪に警戒して下さい。■気象警報注意報情報2013年01月14日 20時13分発表横浜市:　強風注意報(発表)　波浪注意報(継続)　暴風雪警報、大雪、着雪注意報(解除)【コメント】西部では１５日明け方まで、東部では１５日昼前まで、強風や高波に注意して下さい。気象庁は、今日05時の時点では「雨」の判断であったのに、09時28分の注意報発表以降「雪」に切り替えている。南岸低気圧のコースを読み間違えたのであろうが・・・珍しく保険を掛ける（外れた場合のクレームがより少ない方で過大な予報を出す）ことをしなかったらしい。きっと、羹に懲りて膾を吹く（次回は可能性が低くても「雪」と予報する）に違いない。1月15日（火）。朝。明るい光を感じて、自宅のベランダから外の様子を撮影。今日は業務出張で沿岸へ。車で赴く途中、木々や地面に積もった雪が風で舞い上がる光景を目にする。これって、地吹雪では？めったに雪が積もらない沿岸も、この日は関東南部と同様に一面が白い雪に覆われていた。そういう日に限って、屋外作業に従事することになろうとは・・・風が強くて体感温度が低下するだけでなく、ゴムの長靴は水を通さないものの温度は通すようで、7センチ程度の積雪に埋没した足元から冷えてくる。何とも寒々しい一日であった。夜。毎月定例の荷物がクロネコヤマトで自宅に届くはずであったが、20時から21時までの指定時間には現れなかった。前日に「宅急便お届けのお知らせ」メールを受け取っていたので、早めに帰宅して待っていたのに。ああ、関東南部の大雪による交通障害か。悔しいけれども、やむを得まい・・・。

2013.01.15
［BON VOYAGE+346］　後日談／組織としてのインテリジェンス、十年に一度の寒さ。

1月5日（土）の続き。映画を見終わったとき、携帯電話の電源をONにして、（職場での習慣と同様に）無意識にサイレントモードへ切り替える。その後、自宅近くのスーパーを経由して帰宅した。自宅に到着したら・・・携帯電話の着信履歴が大変なことに。受信したCメールが5件、音声での着信アリが2件であった。番号を見ると、かつての教え子2人。どちらも私と同世代の女性で、彼女らは1期違いであるものの、子の年齢が近い（どちらも今は高校生？）ため、何らかのコネクションがあっても不思議ではない。2人で示し合わせて、競うように連絡してきたのかもしれない。まあ何にせよ、人妻には興味なし（？）。私からは年賀状セットを送っていることもあり、ひとまず放置すると決める。1月6日（日）。夜のうちに降雪があったらしく、新雪がうっすらと積もっていた。積雪は4センチくらい増量（？）し、この日の最深積雪は24センチに達する。また、川辺で餌をまく人がいて、群れ集まった白鳥たちがにぎやかな鳴き声を発していた。朝。母の誕生日が近づいてきたので、今年は何を贈ろうかと考える。昨年はまだ岩手で求職する前であったのに盛岡のフルーツロールケーキを選んでいたが・・・今回は母方のルーツのある山形県鶴岡市に本店のある懇意の清川屋で探すことにする。あれこれ迷ったけれども結局、メーカー取り寄せのものは休み明けの発注となり母の誕生日に間に合わなくなる恐れもあるため、店から直接発送できるクリスマスケーキの売れ残り（？）と思しき「アル・ケッチァーノ　ズコット・チョコレートチェリー」なるものを注文。その後、昼過ぎまで自宅でだららんと過ごす。夕方。ふと思い立って自宅を出発し、久しぶりに駅の西口へ。気のせいか（？）岩手山がいつもより大きく見える。まずは免許センターに赴き、自動車運転免許証の本籍欄変更を申請。正月明け早々ということもあり所内はガラガラで、窓口ではすぐに対応していただいた。私自身は全く気づかなかったけれども、私が持参した証明書には「ドラえもん」の透かしが入っていて、コピーをとった女性職員が妙に反応していた。そうそう、私の本籍地はかの藤子・F・不二雄氏が晩年を過ごした縁で、ミュージアムができていたりするのである。続いて、駅構内のコンビニに立ち寄る。お目当ては、熊本県営業部長「くまモン」の根付。この、とぼけた表情が面白いんだモン・・・って、「熊」はすっかりマイブームか？帰宅後、夜。自宅のドアチャイムが鳴り、インターホンで応対すると・・・KDDIの光回線の営業であった。このブログ記事にはいちいち書いてこなかったが、過去に何度か出現している。久々の登場で、おそらく別人ではあるものの、語り口が以前と全く同じ。要するに「マニュアル」なのであろう。答える側の私もマニュアルを整備すべきかもしれないけれども、同じことを何度も言わせないでいただきたい。まさかブラック企業ではあるまいし、会社組織としての学習能力が問われると思う。1月7日（月）。職場では、本格的に新年スタートといった趣。しかし、「新年のご挨拶」とやらで、どこかの企業団体のお偉方なのであろうが数人で連れ立って、私の上司らにペコペコ頭を下げて名刺を置いていくだけの集団が多かった。自分の名刺を置いていくだけで仕事が取れる、とでも思っているのであろうか。バカバカしい。形式的な儀礼（虚礼）は無意味であると悟っていただきたい。まあ、この土地に残る封建制（？）の一形態なのかもしれないが。昼過ぎ。昼食をとるべく職場と自宅を往復した際に、交通量のある車道の積雪が部分的に融けてグチャグチャになり、ところどころで泥の池ができていた。もっとも、今日の盛岡の最高気温は0.4℃（14:08）。この程度の気温でも融けるのか・・・というか、車からの排熱がそれだけひどいと見るべきか。帰宅後。PCのメールをチェックすると、前の職場のDB担当から、先週土曜の修了生住所の情報提供に関して返信があった。●●さん、あけましておめでとうございます。大変有益な情報ありがとうございます。総務課の●●さんも年賀状が返ってきて困っているところでした。（以下、略）おいおい、退職して関東を離れた私よりも情報収集能力の低い組織って、どーよ？自宅の郵便受けにはパラパラと年賀状が届いていた。こちらからまだ送っていないものについては、返信を作成する。1月8日（火）。朝。昨日作成した年賀状を近所のポストに投函。今日の盛岡の最低気温は-9.5℃（05:08）、最高気温は1.1℃（12:50）。地元紙の報道によると、盛岡地方気象台によれば「今冬は十年に一度の寒さ」とのことで、確かに今朝も寒かった。「地元在住の我々もめったに経験できない寒さを経験できて、よかったね（気象予報士として冥利に尽きるでしょ？）」と、私の上司から慰めの言葉（？）を頂戴してしまったくらいである。まあ、そういった発想の転換も必要かもしれない。それにしても、このところ気温が（氷点下から）プラスに転じると暖かく感じてしまうのは、私の身体の「慣れ」であろうか。16時51分ごろ、岩手県沖でM5.4の地震が発生。最大震度は青森県・岩手県で3、盛岡では2を観測した。夜。自宅でネットサーフィンをしていたら、JR九州のクルーズトレイン「ななつ星in九州」が目に留まる。へぇ～・・・秀逸なコンセプトで興味深くはあるものの、この価格設定では、おそらく私には手は出せまい。1月9日（水）。今日の盛岡の最高気温は-1.7℃（14:37）、最低気温は-8.7℃（23:41）。朝はチラチラと小雪が舞っていたことと、真冬日であったこと以外には、特記事項なし。1月10日（木）。今日の盛岡の最低気温は-10.3℃（04:24）、最高気温は-1.2℃（12:05）。ついにマイナス2桁の大台に達し、今季最低気温を更新。朝はなんとなく気分が優れず、朝食を抜く。また、朝のゴミ出しを忘れる。21時48分ごろ、福島県沖でM5.0の地震が発生。最大震度は福島県で4、盛岡では1を観測した。個人的には眠りにつく直前であった。1月11日（金）。今日の盛岡の最低気温は-11.3℃（06:47）、最高気温は-1.3℃（14:33）。また今季最低気温を更新。職場では、お客さんとの対応に苦慮する。事前にいただいていた書類を見て、これは厄介な案件になりそう・・・と思っていたが、イヤ～な予感が的中。先方はこちらの言い分をそのまま聞き入れるようなタイプではなく、納得できなければ納得できるまで自らの立場を主張し続ける、という骨のある方らしい。この道のキャリアが長く職務経験が豊富で、自信がおありなのであろう。むしろ、こちら側の説明技術の巧拙が問われる形となった。いくつかの対立事項については、我々ヒラの一存では決めかねるのでいったん保留とし、課内で検討し上司にお伺いを立てた後で回答することに決める。その検討資料を作成するため遅くまで残業を余儀なくされ、自宅近くのスーパーの閉店時刻を過ぎてから帰宅する羽目になった。

2013.01.11
［BON VOYAGE+345］　後日談／始動2013年。新書3冊、単行本2冊、映画1本など。

この日記に書こうと思っていたのに、すっかり忘れていたことを思い出した。被災地の現況報告文を「塾」メンバーのメーリングリストに送信したのは昨年12月23日（日・祝）であったが、読解が困難な悪文であったせいか（？）、メンバーからの反応は12月24日（月・振休）から1月3日（木）にかけて（その多くは年末年始の挨拶を兼ねて）五月雨的に戻ってきていた。その中で、私が一番うれしかった返信（の一部）を紹介しておきたい。1月1日（火・祝）の昼前に拝受したものである。明けましておめでとうございます。メールをいただいてすぐ返信しようと思いましたが、なんやかやで元日になってしまいました。被災地の実情についての報告、ありがとうございました。人出不足については、たまに新聞等に載ることはありますが、なかなか詳しいことはわかりませんでした。復興予算が復興とは直接には関係ないところで、使われている、というニュースは大きく報道されていますが、本当に必要なところでも、なかなかうまく進んでいないのですねえ。昨年末の総選挙、政権交代の騒ぎで、大震災や原発事故などが風化していきそうな気配があります。日本人は物事を忘れやすいと言われますが、そんなことのないように、しっかり過去を見定めていかなければなりません。●●党は惨敗でしたが、●●さんが生き残ったので、彼に情報を集めて永田町の健忘症を糺していきましょう。これからの情報は●●さんのところにも送ってください。大変な苦労をされておられることと察しますが、被災地のため、日本のため、そして人間のためになる仕事です！健康に留意され、頑張ってください。「被災地のため、日本のため、そして人間のためになる仕事です！」という一文が、私の心をヒットした。今ここで仕事をしているのは、私一人の思いだけではなく、たくさんの人の思いを受けているからこそ、なのである。うーむ・・・『機動戦士Zガンダム』第50話「宇宙を駆ける」の中で、瀕死のエマ・シーン中尉がカミーユ・ビダンに語った「沢山の人が、あなたを見守っている。あなたは一人じゃない。」という台詞を、ふと想起してしまった。1月4日（金）。今日の盛岡の最低気温は-9.9℃（04:42）、最高気温は-2.6℃（14:28）。マイナス2桁を記録するまであとわずかであったが、とりあえず今季最低気温を更新。仕事始め。とはいえ、年始の直後に、（飛び込みの客対応を除けば）そんなに大した仕事はない。前倒しで今月採用となった新人が関係課に配属されたとのことで、挨拶回りをしていた。これを「庁内引き回しの刑」と称しているのは私だけか？重い思いをして湘南から持ち帰った「ミルクと栗」と「鳩サブレー」を職場で配る。一部の人からは、前者がとても美味しいと評判であった。夕方。自宅に帰ると、「あて所に尋ねあたりません」と朱印が押された郵便物が、郵便受けに入っていた。あれっ、私の教え子に宛てた年賀状セットではないか。ははぁ、郵便局に転居届を出さずに引っ越したな？　メールアドレスは分かっているので、メールで現住所を尋ねる作戦に出る。それにしても、胃なのか腸なのか下腹部なのか、なんとなく重く感じる。夕食をとる気にはなれず、1食抜くことにした。また、前髪が邪魔くさくなってきたので、インターネット経由でいつもの理容店の明日の予約を入れる。ベッドでうとうとしていたら、携帯がメール受信ランプを点滅させていることに気づく。かつての学友からの新年メールであった。こちらの近況報告を含めた長文を返信。1月5日（土）。小寒。被災地で復興応援職員が自殺したとの報道に接する。他人の生死（尊厳）に口を挟むべきではないけれども、私個人としては何ともやるせない気分に陥る。昼前。1か月半ぶりに理容店へ足を運ぶ。その後、いったん帰宅。昨日メールを送ったかつての教え子から返信があり、新住所が判明した。年賀状セットの宛て先を書き換えるとともに、前の職場へもメールで通報。かつての同僚はこの日に出勤していたらしく、すぐに返信があった。夕方。自宅を再出発。まずは郵便局に赴き、新住所への年賀状セットを再発送する。続いて、書店に立ち寄る。新書3冊と単行本2冊を購入。なお、新書の購入は20日ぶりであった。A）伊奈久喜（2012/11）『外交プロに学ぶ　修羅場の交渉術』新潮新書B）長有紀枝（2012/12）『入門人間の安全保障　恐怖と欠乏からの自由を求めて』中公新書C）池田真朗（2012/12）『民法はおもしろい』講談社現代新書　　なお、単行本2冊については、多少の説明が必要かと思われる。書店では先月、白水社×みすず書房×東京大学出版会の3社が他社の本の書評をするという「パブリッシャーズ・レビュー」発刊記念フェア＜レビュー合戦＞が開催されていて、そこで私の目に留まったのがこの白水社の横並び（隣り合わせ）の2冊、すなわちベルント・ブルンナー著／伊達淳訳『熊　人類との「共存」の歴史』と、デズモンド・モリス著／伊達淳訳『フクロウ　その歴史・文化・生態』であった。　なぜこの2冊が目に留まったか、と言えば・・・理由は単純。サビアン占星術における私の太陽が「熊（水瓶座23度）」、木星が「フクロウ（射手座5度）」であったため。で、元日の初詣で「熊手」を目にして、心のスイッチが入ったことから、これら2冊を急に入手する気になった次第である。書店の次は、ドラッグストアへ。シャンプーやコンディショナーをまとめ買い。その後、博多ラーメンのチェーン店で夕食をいただく。最後に訪れたのは映画館。今日のお目当ては、『ホビット思いがけない冒険』。あの『ロード・オブ・ザ・リング』3部作の前日譚で、これまた3部作の第1弾。前の3部作も大長編であったが、負けずとも劣らぬ本作の長さには少々食傷気味の印象を受けてしまう。

2013.01.05
［BON VOYAGE+344］　後日談／湘南の実家から盛岡の自宅に帰る。

1月2日（水）。昨日以来、断続的に寝ていたので、どれが初夢なのか定かでないけれども・・・こんな3本立ての夢を見た。第1の夢。20年近く前の（私にとっては最初の）職場の同僚から、「（ゼロ初級から直接法で積み上げていく）日本語教育って、すごいですよね」と言われる。言われた私は「はぁ？」みたいな反応を示す。第2の夢。パッケージツアーでどこか海外（インドかエジプトのような暑い地域？）を訪れていて、観光スポットと思しき建物の手前で、添乗員から「ここに立ち寄りたい人はいますか？」と問われる。私が手を上げると、「じゃあ、蛇に気をつけて行ってきてください」と言われ、単身でその施設に向かって歩いていく。足元には、確かに蛇がウヨウヨしていた。第3の夢。今の職場にて。道祖神のような珍しい偶像が置いてあるというので、それを写真撮影した後、書庫に赴き、何かの書類を探す。巳年ならではのエピソードもあったが、昨年のワイルドな初夢よりはマイルドな印象（？）。朝食は再びお雑煮とおせち料理。箱根駅伝をテレビで見てから、昼過ぎにバスで実家を後にする。途中、大船ルミネウイングで、職場へのお土産を調達。湘南らしい底力を示すアイテムとして私が選んだのは、次の2点であった。湘南ガトーアベニュー・葦の季節商品「ミルクと栗」と、鎌倉・豊島屋の「鳩サブレー」。うーむ、荷物がめちゃくちゃ重くなった・・・。今日の行程は以下の通り。大船14:56→（JR東海道本線快速アクティー、東京行き）→東京15:38／16:56→（JR東北新幹線はやて35、新青森行き）→盛岡19:22東海道本線の快速の車内は意外に混んでいて、私も大船～横浜の間は座席にありつくことができなかった。東京駅では新幹線ホーム上の待合室で時間を潰す。その後、ホームで「はやて」の入線を待っていると・・・南から微風が吹いてきた。まるで私に別れを告げるかのようであったが、「あなたが関東を離れている間に、何か起きるかもしれないけど、気にしないでね」といった不穏な（？）メッセージを受け取る。3日前の往路と同様に、今日の復路もE5系のグリーン車。ただ、私の隣はずっと空席であるなど、3日前に比べて乗客はやや少ないと感じた。新幹線の車窓から眺めていたら、東北すなわち福島県内に入ったころから、地面が濡れているのが分かった。このあたりから北は雨が降っていたのであろう。一ノ関を通過し水沢江刺付近まで来ると、地面に白いものがようやく見え始める。そして、盛岡に到着する少し前になって、空から雪が降ってくるのを視認した。盛岡駅のホームに降りると・・・さっ、寒い（！）。湘南との気温差というよりも、新幹線車内の暖房が効きすぎていたのが原因と思われる。ちなみに、この4日間の湘南（辻堂）と盛岡の気温を並べてみると、次のようになる。12/3012/311/11/2辻堂日最高気温　14.0℃（24:00）　14.4℃（00:45）　10.7℃（14:21）　13.9℃（12:56）日最低気温6.0℃（09:13）2.5℃（23:59）-0.4℃（07:30）7.7℃（04:31）盛岡日最高気温4.3℃（14:58）3.4℃（04:21）0.6℃（12:33）0.5℃（15:50）日最低気温-0.2℃（00:01）-3.5℃（23:53）-6.0℃（23:59）-6.8℃（01:08）冬のない光の国・M78星雲で生まれ育ったウルトラセブンが凍結怪獣ガンダー（と、ミニ宇宙人ポール星人）に苦戦しエネルギーを消耗するようなものか・・・。今日はまだ年末年始のため、自宅近くを通るバスは終バスが17時台という特別ダイヤで、自宅近くのスーパーも閉店時刻が19時という有様。そのことを事前に知っていたので、夕食と明日の朝食は駅の周辺で確保しておく必要があった。ゆえに、駅の売店で駅弁「青森のおべんとう」と岩手県産「いわいとりめし」を入手してから、タクシー乗り場へと赴く。ところが・・・タクシーはほとんど出払っていて、待つ客の行列ができていた。それにしても、駅前広場のイルミネーションが虚しく感じられるほどの激しい降雪で、この日の最深積雪は一時39センチに達した。この後で乗ったタクシーの運転手も、めったにない大雪に対して「白線が見えなくて停車位置が分からない」と笑っていたくらいである。こうして帰宅。郵便受けに入っていた年賀状を確認する。机の上に置いてあるEMPEXのWEATHER LUNA（日付・曜日・六曜・月の満ち欠け・時刻・温度・気圧変化・気圧変化に基づく天気予報を表示するスグレもの）の曜日表示がおかしい。今日は水曜のはずなのに、火曜と表示されている。あれこれ調べてみると、どうやら2013年だけプログラムがバグっているらしい。まあ、2011年以降は六曜が表示されなくなっていたので、もはやサポート対象外ということか。1月3日（木）。昨夜のドカ雪は、一夜明けるとこんな感じであった。朝。昨日受け取った年賀状のうち、こちらから送っていないものについて追加作成。昼過ぎ。自宅を出発。まずは昨年以来お世話になっている盛岡八幡宮に初詣。狛犬の頭が重そう・・・って、そういう突っ込みはさておき、手水舎に5分、拝殿まではさらに20分を要する人気アトラクション（？）であった。ところで、前九年の役で安倍氏を葬り去り、のちに奥州平泉の藤原氏をも滅ぼした源氏の守護神が、盛岡に本拠を移した南部氏により「盛岡鎮守」として祀られることになった・・・という歴史的な経緯には、何とも因縁めいたものを覚えざるを得ない。阿弖流為神社とかもあればいいのに（？）。それから、盛岡中央郵便局に赴いて、年賀状を投函。繁華街で早めの夕食をとった後、自宅近くのスーパーを経て帰宅した。

2013.01.03
［BON VOYAGE+343］　後日談／初詣。まさかの土砂崩れで江ノ電ストップ。

1月1日（火・祝）の続き。前回の記事では、例年の初詣よりも1時間早く実家を出発し、例年より20分早く鎌倉に到着して、鶴岡八幡宮と荏柄天神社に参拝したところまで述べた。その続きである。例年より20分早い状態を保ったまま、鎌倉駅に戻る。このままのペースであれば、江ノ島駅で下車して徒歩で江の島弁天橋へと赴くころに日の出の時刻を迎えるはずであった。ところが・・・まさかのハプニングに見舞われる。5時頃、極楽寺駅で・・・って、さっき私が通り過ぎた約10分後ではないか（冷や汗）。私が鎌倉で降りて折り返しの藤沢行きとなった列車が、土砂崩れ現場の手前で立ち往生を余儀なくされたわけである。ほんのちょっとのタイミングで難を逃れた、ということか。蛇足ながら、この件について、各紙は次のように報道した。江ノ電:極楽寺駅そばののり面崩れる　一部区間が不通毎日ｊｐ(毎日新聞)　2013年01月01日　08時20分（最終更新　01月01日　11時59分）　１日午前５時５分ごろ、神奈川県鎌倉市極楽寺３の江ノ島電鉄極楽寺駅のそばにあるのり面が崩れ、土砂が駅構内の線路に流入した。鎌倉署によると、けが人は確認されていない。江ノ電によると、江ノ島－鎌倉間で運転を見合わせており、復旧の見通しはたっていない。　鎌倉署や江ノ電によると、駅北西ののり面が幅約１０メートル、奥行き約３メートル、深さ約３メートルにわたって崩れ、土砂の一部が線路に流入。近づいていた鎌倉発藤沢行き電車は現場の約４０メートル手前で緊急停車して難を逃れた。当時、駅には初詣帰りなど約２０人の乗客がいたという。　同署によると、のり面の近くにある水道管が破裂していた。同署は水道管から水が漏れたことが原因となった可能性もあるとみて調べている。【松永東久、一條優太】水漏れでがけ崩れ？…江ノ電、一部区間が不通YOMIURI ONLINE（読売新聞）　2013年1月1日11時44分　１日午前５時５分頃、神奈川県鎌倉市極楽寺の江ノ島電鉄極楽寺駅近くの崖が、高さ約３メートル、幅約１０メートルにわたって崩れ、約５０センチの石などを含む土砂が線路上に流れ込んだ。　ホームには当時、約２０人の乗客がいたが、けが人はいなかった。鎌倉署の発表によると、崖崩れの影響で、江ノ島―鎌倉駅間が不通となっており、藤沢―江ノ島駅間で折り返し運転を行っている。復旧の見通しは立っていない。　近くの民家の水道管が破裂しており、同署は水漏れが、がけ崩れを引き起こした可能性もあるとみて調べている。江ノ電・極楽寺駅そばでがけ崩れ　一部区間不通に朝日新聞デジタル　2013年1月1日13時44分　１日午前５時５分ごろ、鎌倉市極楽寺３丁目の江ノ島電鉄極楽寺駅そばののり面が幅１０メートル、高さと奥行きが３メートル、９０立方メートルにわたって崩れ、線路に流れ込んだ。電車は３１日から元日にかけ終夜運行中だった。ホームの乗客が気づいて非常ボタンを押し、鎌倉発藤沢行きの電車が手前で緊急停止した。江ノ電によると２０～３０人の乗客がいたが、けが人はなかったという。　江ノ電によると、午後１時現在、復旧作業のため、長谷駅～稲村ケ崎駅の区間が不通になっており、藤沢駅～稲村ケ崎、長谷駅～鎌倉駅の間で折り返し運転している。　のり面の地中を通っている水道管が破損しており、鎌倉署は水が漏れ出して地盤がゆるみ、土砂が崩れたのではないかとみている。【動画】江ノ島電鉄極楽寺駅で土砂崩れ、水道管破裂で　一部運転見合わせ／鎌倉カナロコ -- 神奈川新聞社　2013年1月1日　１日午前５時５分ごろ、鎌倉市極楽寺３丁目の江ノ島電鉄極楽寺駅で、ホーム対面の擁壁が縦約３メートル、横１０メートルにわたって崩落し、約９０立方メートルの土砂が線路をふさいだ。【動画】　江ノ電によると、鎌倉駅発藤沢行き電車が同駅に差し掛かったところ、駅にいた利用客がホームの非常停止ボタンを押して停止した。約１００人の乗客にけがはなかった。　鎌倉署によると、擁壁内に通じていた水道管が破裂したため、崖崩れが発生したという。　江ノ島電鉄によると、藤沢－稲村ケ崎間と長谷－鎌倉間を折り返し運転している。ここで私が長々と引用したワケは、各社の間で「乗客数」と「不通区間」の記述に食い違いが見られたからである。まず、乗客数については、毎日と読売が「約20人」、朝日が「20～30人」、神奈川が「約100人」としている。土砂崩れに遭遇する列車の混雑状況を鎌倉駅で見ていた私としては、途中駅での乗り降りはさておくとしても、列車には100人くらい乗っていたように思う。ただ、極楽寺駅のホームには20～30人の客がいたのかもしれない。また、不通区間については、事故発生当初は「江ノ島～鎌倉」で運転を見合わせた可能性もあるものの、鎌倉駅の自動券売機に貼り付けられた紙には「稲村ケ崎～鎌倉」とあり、こちらの方が実態に近いのではないか。その後、長谷～鎌倉で運転を再開し、「稲村ケ崎～長谷」となったのであろう。ともあれ、江ノ電での移動は断念せざるを得なかったので、SuicaでJRの改札口を突破。徒歩による運動で腸が活性化したことと、あまりの寒さ（？）のため、いったんトイレの個室で休息をとる。そして、そのまま実家に帰るのは悔しいので、意外なルートを選択。結局、今日の行程は以下の通りであった。藤沢04:24→（江ノ島電鉄線、鎌倉行き）→鎌倉04:58鶴岡八幡宮（参拝）荏柄天神社（参拝）鎌倉06:28→（JR横須賀線普通、千葉行き）→大船06:35／06:45→（湘南モノレール、湘南江の島行き）→湘南江の島06:59片瀬江ノ島07:51→（小田急江ノ島線各駅停車、町田行き）→藤沢07:57横須賀線の上りで大船まで行き、湘南モノレールに乗り換える。湘南モノレールに乗車するのは何十年ぶりであろうか・・・最後に乗った記憶が蘇らない。とはいえ、関東なのにいまどきSuicaが使えないとは、岩手並み（？）の旧態依然ぶりである。モノレールの車窓に広がる沿線の風景が、何とも新鮮（？）な印象。地上よりも高い場所を走るので、実に見晴らしがよかった。その途中で、ご来光を拝むことができた。すぐに湘南江の島駅に到着。江ノ電の江ノ島駅のすぐ脇にある踏切で通せんぼを食らい、藤沢発稲村ケ崎行きの列車が通り過ぎていくのを見る。そう、不通区間は「稲村ケ崎～鎌倉」のはずであった。片瀬海岸に達し、江の島弁天橋の手前の地下道まで来たら・・・ものすごい人出に直面。初日の出を見終わった人々が江の島方面から一斉に引き揚げてきたのである。人の流れに逆行する形で、江の島へと向かう。橋から見える美しい光に、ただ感謝するのみであった。やがて江の島に上陸。江島神社への参道を進もうとしたが・・・人の流れが妙に緩やかになっていた。ここから先は神社まで大渋滞が予想されたことから、「もはやこれまで」と私は実家に帰ることを決め、突如踵を返して小田急の片瀬江ノ島駅へと向かった。こうして実家に戻り、朝食はお雑煮とおせち料理。その後は完全に寝正月である。ちなみに、夕食は折爪三元豚「佐助」ハム5点セットを用いたクリーム煮などであった。

2013.01.01
［BON VOYAGE+342］　後日談／2012年末→2013年始。湘南の実家へ帰省。

12月30日（日）。朝。川辺に白鳥が集まっているのが、自宅のベランダから見えた。写真判定（？）の結果、28羽を確認。テレビをつけていたら、NHKアーカイブスシリーズ「テレビ60年」ということで、アニメ『未来少年コナン』第1話「のこされ島」（1978年4月4日）を放送していた。ああっ、懐かしい・・・って、のんびり見ている場合ではなく、自宅を出発しなければならない時刻が到来していた。バスに乗って駅へと向かう。今日の行程は以下の通り。盛岡09:41→（JR東北新幹線はやて18、東京行き）→東京12:08／12:32→（JR東海道本線快速アクティー、熱海行き）→大船13:13というわけで、この日は湘南の実家への帰省である。東北新幹線に関しては、いつかグランクラスに乗車してみたいと思いつつも、12月10日（月）の記事で示唆したように30％オフのグリーン車を利用。年末年始の多客期ということもあり、特に仙台～大宮間は見渡す限り満席であったと思う。JR東日本の新幹線車内サービス誌「トランヴェール」2012年12月号の特集「北陸を手にした上杉謙信　～戦国末期の北陸覇権争い～」に目が留まる。ふーん、なるほどねぇ・・・興味深い記事であったため、お持ち帰りすることに決める。車窓から見ていたら、仙台の手前で積雪が消えた。同じ東北といえども、東北南部で沿岸の仙台と、東北北部で内陸の盛岡では、気候が相当に違うのであろう。また、「はやて」が大宮駅に到着すると、一番向こう（西側）のホームからご当地ラッピングの上越新幹線「Maxとき」が発車しようとしていた。ふふっ、何とも微笑ましいデザイン。それにしても、大宮・上野・東京の新幹線下りホームは混雑がひどかった。居住地の首都圏ではなく故郷や旅先で年末年始を過ごそうとする人々がいかに多いかを実感する。過密と過疎の問題は、本当にこれでいいのか・・・と、考え込んでしまう。私個人は東京駅で昼食をとりたいと思っていたが、混雑は新幹線下りホームだけでなく、エキナカの飲食店にも軒並み行列ができていた。やれやれ、考えることはみんな一緒なのか。仕方なく、東京駅での食事は諦めることにする。東海道本線に乗り換えて、大船で下車。降りたホームにある大船軒に立ち寄る。ここの蕎麦は昔から好きであったけれども、東京駅ではカレーライスが食べたかったせいもあって、思わず「カレーそば」を注文。しかし、猫舌の私には・・・うーむ、カレーの味と蕎麦の味が相殺されているかのような、何とも微妙な印象を受けてしまった。それから、メインバンクのATMに赴き、9月8日（土）に大阪で処理して以来となる、通帳記帳を久々に済ませる。そして、ポストに年賀状を放り込んだ後、バスで実家に帰った。3月25日（日）～26日（月）以来、実に9か月ぶりの帰省である。実家ではひたすら、だららんと過ごす。ちなみに、夕食は炊き込みご飯であった。12月31日（月）。大晦日。この日も実家で終日だららんと過ごす。朝。昨日に引き続き、NHKアーカイブスシリーズ「テレビ60年」ということで、鈴木健二氏も登場して『クイズ面白ゼミナール』第1回（1981年4月9日）を放送していた。ああっ、懐かしい。今日の夕食は、毎年恒例（？）のきりたんぽ鍋。その後、『第63回NHK紅白歌合戦』は、最初の1時間（14組目の倖田來未氏あたりまで）と最後の30分（45組目の福山雅治氏あたりから）を見る。「Diamonds」のプリンセス・プリンセスが初出場とは意外であったが、ややパワー不足の感も否めなかった。彼女らの黄金期（日本経済的にはバブル期）にこそ、出場してほしかったような気もする。石川さゆり氏の「天城越え」が赤、北島三郎氏の「風雪ながれ旅」が白、をそれぞれ象徴するような背景で熱唱。この2組が実質的なトリであろう。というのも、最後のいきものがかり（NHKロンドン五輪放送テーマソング）とSMAP（連続テレビ小説『梅ちゃん先生』主題歌）は、NHKの論功行賞的な側面が強かったからである。紅白歌合戦に引き続いて『ゆく年くる年』を見る。昨年のキーステーションは中尊寺（岩手県西磐井郡平泉町）であったが、今年のキーステーションは大崎八幡宮（宮城県仙台市青葉区）。じゃ、来年は福島県（大河ドラマに因んで会津とか）？　まあ、それはさておき、1月1日午前0時を迎える瞬間は近畿からの中継が多い。現に今年も清水寺（京都府京都市東山区）であった。番組の最後に登場したのは、鎌倉の鶴岡八幡宮。数時間後に私が訪れる場所ではないか・・・。2013年1月1日（火・祝）。元日。あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。ようやく新年・・・って、それは未来からのつぶやきであるが。例年の初詣であれば、04時40分ごろ実家を出発。JR東海道本線の始発に乗って大船を経て、05時20分ごろ鎌倉に到着する。しかし今年は、湘南の実家から遠く離れ、めったに帰省できない土地で暮らしているため、鎌倉だけでなく江ノ島にも参拝しておきたいとの意向から、1時間ほど早く実家を出発した次第である。終夜運転（24分間隔）の江ノ島電鉄で藤沢から鎌倉へと向かう。車内はさほど混みあっていなかったものの、江ノ島と稲村ケ崎ですれ違った反対方面（つまり、鎌倉発藤沢行き）の列車は初詣帰りの客でかなり混雑していた。途中の駅から乗り込んできた、黒系のドレスの女性に目が留まる。私と同世代か少し若い感じで、「お水」のようなけばけばしさはなく、あくまで上品な印象。いわゆる湘南セレブ（？）であろうか。こういうタイプの美人は久しぶりに見たかも。で、鎌倉に到着したのは05時ちょうど。あれっ、1時間くらい早く出たのに、例年と20分しか変わらないではないか・・・ともあれ、まずは鶴岡八幡宮に赴く。段葛の通行者数はやや多いと感じたが、境内の人出はほぼ例年並み。この時間帯はスムーズに参拝できた。本宮のすぐ脇にある授与所で品々を眺めていたら、奇遇にも先ほど江ノ電の車内でお目にかかった湘南セレブ（？）の女性がいて、縁起物の「熊手」を買い求めていた。「熊手」かぁ・・・。次は荏柄天神社に足を運ぶ。少子化のせいか（？）、参拝者は幾分少ないような気もする。例年同様、ここで「おみくじ」を引く。誤字と思しき箇所もなくはないが、そのまま転記しておく。第十番　おみくじ　吉神はなほ　神代ながらの　天の戸を　おし開きてぞ　みそなはすらむ運勢　自己の責任は自分でとる。神を尊み、祖霊を敬つて己の最善を尽しなさい。自ら墾く道こそ神は照覧し、世間も尊敬を払つて呉れる。神にも人にも依頼したり依存しては不可。○願望　除々に障害はなくなりかならず叶ふ○交際　慎しみを忘れないで、常に穏に○縁談　強い意志を通しなさい。整ふ○産児　軽い。女子です○事業　志を高く大きく、準備は細心に○試験　社会科の勉強が必要○病気　静養のつもりで、心を静めなさい○転居　移らぬ方がよい紙幅の都合により、この続きは次の記事へ。

2013.01.01

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