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NOと言える三多摩～言泉「やまと」後悔日誌

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2015年01月の記事

全13件 (13件中 1-13件目)

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［BON VOYAGE+626］　後日談／寒さは厳しかったり緩んだり、過去を思ったり未来を考えたり。

1月20日（火）。大寒。晴れ時々曇り。盛岡の日最高気温は0.4℃（15:03）、日最低気温は-5.3℃（20:53）。積雪は18センチから15センチへと減少。職場では、私が事務を担当する審査会の次回開催スケジュールの調整に追われ、ちょっとバタバタする。特記事項はそのぐらいかな。1月21日（水）。おおむね晴れ。盛岡の日最低気温は-9.8℃（06:54）、日最高気温は1.1℃（13:04）。積雪は15センチから14センチへと微減。朝。いつもながらの自宅のベランダからの眺めであるが、青い空の輝きからは、いかにも放射冷却で寒々しい様子が見て取れるはず。岩手山もご覧の通りの冷え込みぶり。相変わらず積雪は多くないけれども。さて、昨日、職場の電子掲示板に、「大きな森の小さな収穫祭」の開催告知が出ていた。これは、映画『リトル・フォレスト』の冬編・春編が来月14日から公開されるのにあわせ、作品の舞台となった奥州市衣川区で、原作者や“田舎暮らし”を実践している地元の女性たちによるトークショーが行われるというものである。面白そうなので、朝。メールで申し込む。で、仕事では現場確認のため、沿岸（の北部というか、厳密には県北）へ出張。12時ちょうどには、「暦の上ではディセンバー」のアコースティック・メロディが防災行政無線で流れていた。うーむ、懐かしいね。昼食は、国道45号沿いにある、運転手さんおすすめの農家食堂に立ち寄り、「季節の野菜炒め定食」をいただく。これがまた実に美味しかった。それから、さらに南に下って、道の駅で小休憩。すると・・・こんなものが目に入る。野田村の山葡萄ワイン「紫雫（しずく）」2013。売り場には次のような説明書きが貼ってあった。シニアソムリエのテイスティング　紫雫・黒（辛口）辛口の方は　光沢のある、きれいな青紫色・野趣の香りが有り、山葡萄本来の自然な酸味と遅摘みによる甘みが非常にバランスが良い・キレが良い口当たりで料理にも合わせやすい（梅肉系ドレッシングのサラダやトマトを使った軽い酸味のある魚・肉料理）・ミディアムライトボディ、15度位の常温で飲むのがおススメなお、山葡萄のワインとしては初めて、国産ワインコンクールの2014「国内改良等品種・赤」部門で銅賞に入賞したとの由であった。ふーん。この説明書きを読んでいるうちに、とある人物が私の脳裏に浮かんだ。実は今週末の土・日・月に京都へ行き、そこで知人というか元同僚と会うことになっていたが・・・その人物へのお土産としては最適かな、と直感したのである。そこで、職務の合間の移動中ではあるものの、村への寄付金つきであるし“地域振興”も仕事の一つなので罰は当たるまいと判断し、このワイン1本を購入する。1月22日（木）。曇りのち小雪のち雨。盛岡の日最低気温は-3.0℃（02:33）、日最高気温は2.8℃（23:55）。積雪は14センチから13センチへと微減。職場では、国からの通知があり、余計な仕事が増えそうな予感を覚える。1月23日（金）。曇りのち晴れ。盛岡の日最高気温は5.7℃（12:52）、日最低気温は0.7℃（23:48）。冬日にもならない暖かさ。積雪は13センチから9センチへと減少。昼過ぎ。昼食をとるべくいったん自宅に戻り、そのときにベランダから撮影した光景。外を歩いていると、日中は温暖で、融雪が進んでいるのも実感できた。帰宅後、夜。次の仕事をどうしようかと考えながら、ネットサーフィンをしていたら・・・私自身は会員でないけれども、日本語教育学会の教師募集情報で、ラオスなどの募集が目に留まる。そういう方向性を検討してみるのもアリかも、と思い始めたりする。

2015.01.23
［BON VOYAGE+625］　後日談／上野の銅像VSみちのくの仏像、久々（？）の雪道。

1月18日（日）の続きの続き。国際展示場を後にし、新木場で昼食をとってから、上野公園で野口英世銅像を見て「梵天丸もかくありたい」と思ったところまで述べた。その続きである。東京国立博物館に到着。2013年4月20日（土）以来1年9か月ぶり（？）に来たら、チケット売り場が今までと何か違うように感じる。改装したのか？ともあれ、今日のお目当ては、特別展「みちのくの仏像」と「3.11大津波と文化財の再生」であった。平成館は工事中のようで、今回は本館での開催である。最初に私の目に留まったのは、本館の入口で展示されていた「実習船かもめ」。岩手県立高田高校海洋システム科が使用していた実習船。震災前は養殖実習などに活用されていた。陸揚げされた港で被災し、約2年間太平洋を漂流した後、アメリカ・カリフォルニア州クレセントシティの海岸で発見された。なるほど、太平洋単独無人横断に成功した船なのか。この船体に付着していた大量の貝類は現地で剥ぎ取られたものの、その一部は標本として保管され、2013年11月26日に陸前高田市を訪れたケネディ駐日大使から“友好のしるし”として同市に贈呈。大津波で被災した市内の「海と貝のミュージアム」に寄贈されたとの由である。ありがとう、さすがはトモダチやね。で、特別展「みちのくの仏像」。館内はやや混雑していたため、手荷物をコインロッカーに預けてから、中に入る。うーむ。穏やかな表情の仏像たちが印象的で、内容としては決して悪くないけれども・・・通常の特別展に比べると、展示作品が少なくてボリューム感に乏しい。だから観覧料金は（いつもより安い）一般1,000円なのか。見終わった後。次のお客さんがコインロッカーの空きを待っていて、プレッシャー（無言の圧力）を感じたので、慌てて手荷物を取り出す。このときに、返却される100円硬貨を回収したかどうか・・・記憶が定かでなく、数分後に気づいて「あれっ、どうしたっけ？」と真剣に悩んでしまう。まあいいけど。もう一つの特別展「3.11大津波と文化財の再生」では、3.11大津波で被災した陸前高田市立博物館などの所蔵文化財を救出・劣化防止・再生する取り組みの状況が紹介されていた。本館を出て、屋外のベンチに座り、さて次はどうしようかと考える。特にやることもなく、早く帰ると決めた。6日前と同様に、スマートフォンから「えきねっと」にアクセスし、当初の予定よりも3時間早い列車に予約を変更。こうして、上野駅の指定席券売機で切符を入手して改札口を通過し、京浜東北線で東京を経て、東北新幹線「やまびこ」で盛岡への帰途に就く。東京駅の売店で購入した崎陽軒の「シウマイ弁当」を、早めの夕食として車内で頂戴した。1月19日（月）。雪のち晴れ。盛岡の日最低気温は-5.1℃（04:31）、日最高気温は3.0℃（14:50）。朝から昼前にかけて降雪があり、当時の気温からして粉雪であったが、わずか4時間ほどで積雪は10センチから20センチへと急増。その後は晴れて、日の終わりには18センチへと微減。ここしばらくは大して積もっていなかったので、路面を歩くのに少し難儀する。なお、上の写真は昼過ぎに自宅のベランダから撮影したもの。

2015.01.19
［BON VOYAGE+624］　後日談／地域おこし協力隊VSシニア海外ボランティア。

1月18日（日）の続き。朝。東北新幹線「やまびこ」で、盛岡から福島を経て東京へと移動していた。関東平野は完全に晴天で、大宮の手前ぐらいから富士山がくっきりと見えた。なお、上の写真は、埼玉県と東京都の境にある荒川橋梁の通過中に撮影したもの。東京で京葉線に乗り換えて、さらに新木場でりんかい線に乗り換える。それにしても、東京駅の京葉線ホームって、どうしてこんなに遠いのか。いっそのこと、裏ワザとしてひそかに知られる有楽町駅との間に、専用連絡通路を設置すればいいのに。国際展示場で下車。駅の外に出ると・・・湾岸エリアに来たな、という印象。『踊る大捜査線』を思い出してしまう。で、東京ビッグサイトで開催された「移住・交流＆地域おこしフェア」に行ってきたのであるが・・・入口でエントリーシートならぬエントリーカード（5枚複写式になっていて、氏名や現住所などを書き込んで各ブースで情報交換に使う、名刺代わりのもの）を渡され、ちょっと困惑する。「地域おこし協力隊」というものが私自身と地域社会の双方にプラスに作用するものかどうかを調査に来たのであって、必ずしもどこかへ移住すると決めたわけではないからである。就活とか婚活（？）じゃあるまいし・・・。また、マスメディアの取材班がカメラを構えて待機しているのも、私にとっては居心地の悪さを増加させた。そうした余計なお世話（必要以上の精神的束縛）を嫌う私は、各ブースを遠巻きに眺めてぶらぶらする。あっ、昨日「浄門の里」でお目にかかった二戸市地域おこし協力隊の方々も、ブース前にいるではないか。私よりも早い新幹線で来たのか、それとも昨夜のうちに来て宿泊したのか。まあ、触らぬ神に祟りなし（？）で、ご挨拶は差し控える。15分間で魅力を紹介する各自治体のセミナーに参加しようと思っていたものの、その前に資料コーナーで印刷物を収集。うーむ・・・「協力隊」の本家（？）と同様に、隊員の年齢を40歳までに制限しているところが少なくないらしい。ダメじゃん・・・。仮に40歳以上の応募を認めていても、募集条件はなかなかハードルが高い。その例（ジオパーク関連の募集）を以下に示してみよう。1）年齢が満20歳以上50歳未満の方（平成27年4月1日現在）2）三大都市圏をはじめとする都市地域（過疎地域等を除く）に居住しており、採用後に＊＊市に住民登録を移し、移住できる方3）「＊＊＊ジオパーク」でジオパーク活動をとおした地域づくりに強い意欲を持って取り組める方。特に、地学や地理学に関する専門知識を有している方、英語等多言語による情報発信を得意とする方が望ましい。4）普通自動車免許証を取得している方5）パソコン（ワード、エクセルやインターネットなど）の一般的な操作ができる方一体どんだけ高度な人材を求めているのか。そういう大学の学部や大学院で募集をかけて、卒業生を一本釣りしたほうがよほど早いような気もする。あと、私のように、普通自動車免許を持っているからと言って、運転できるとは限らないのであるが・・・そんなペーパードライバーの存在を知っているのか、いないのか。自治体によっては、ペーパードライバーは不可と明記しているところもあるけれども。ともあれ、「だめだこりゃ」モード（？）に陥った私は、予定を切り上げて脱出することにした。では、どこで時間を潰すか・・・。脳内検索をしてみると、東京国立博物館で特別展「みちのくの仏像」が開催されているのを思い出し、上野へ行くと決める。まずはりんかい線で新木場に戻る。駅のそば屋で「わさび菜紅生姜天そば」を昼食としていただく。あれっ、湘南の大船軒と同じ味かも？新木場駅の京葉線ホームからの眺め。本日は晴天なり。東京で山手線に乗り換えて、上野へ。上野公園と言えば、西郷隆盛像が有名であるけれども、この野口英世銅像も忘れがたい。あっ、この人も東北人（会津・猪苗代の出身）ではないか。アフリカのガーナで帰らぬ人となったが、台石に刻まれたラテン語“PRO BONO HUMANI GENERIS”（人類の幸福のために）は私自身も重く受け止めたい言葉である。紙幅の都合上、続きはさらに次回の記事へ。

2015.01.18
［BON VOYAGE+623］　後日談／田舎暮らし体験の翌日は、移住・交流＆地域おこしフェアへ。

1月17日（土）の続き。日帰り沿線ツアー「岩手にのへ　おさんぽ日和　その伍／冬の里山　食の手仕事」に参加し、浄門の里コミュニティセンターで串もち焼きと味噌作りに挑戦していた。さて、この「浄門の里」というネーミングは、二戸市の（旧）浄法寺町の門崎（かんざき）地区に由来するけれども・・・ここの住民は、なかなかパワフルである。子どもや孫たちが盆や正月に里帰りしないことに危機感を覚えた彼らは、なぜ帰省しないのかを真剣に考え、1年ほど経過して、とある結論に到達する。・・・汲み取り式のトイレが怖いのか!?そこで彼らは、集落の簡易下水道をほぼ自力で整備。ついでに、温泉つきのコミュニティセンターも建設してしまった・・・という先駆的な地域おこしで注目を集め、実際に若い世代が戻ってきて定着しつつある地区なのである。ともあれ、地区のご婦人方が腕を振るってくださった料理を、昼食としていただく。そして十分に冷ました味噌を、今日お持ち帰りの人は小さい樽に、8月まで土蔵で寝かせて着払いで宅配する人は大きい樽に、それぞれ詰めていく。それから、集落を散策。土蔵とか水車小屋とか。地吹雪が寒いっ！集落を散策している間に、地区の方々によって串もち焼きが完成。我々は1本ずつお持ち帰りサービスとなっていたが、私はさらに1本を100円でお買い上げ。再びバスでコミュニティセンターを後にして、第3チェックポイントのキッチンガーデンに立ち寄り、産直物品をちらっと物色してから、二戸駅に戻る。添乗員から復路の切符を受け取り、普通列車で盛岡へと帰った。いやはや、地区の方々の温かいお・も・て・な・しを実感するひとときであった。1月18日（日）。曇り。盛岡の日最低気温は-6.0℃（00:18）、日最高気温は-0.5℃（20:26）。真冬日やね。積雪は11センチから10センチへと微減。明け方。自宅を出発し、徒歩で駅へと赴く。昨年12月31日（水）の段でも示唆したように、「地域おこし協力隊」についての情報収集を行うため、今日は東京へと足を運ぶことにしていた。その行程は以下の通り。NEWDAYS 盛岡フェザン店［買い物］盛岡06:31→（JR東北新幹線やまびこ122、東京行き）→福島08:06福島弁当売店［買い物］福島08:14→（JR東北新幹線やまびこ122、東京行き）［車内朝食］→東京09:35／09:53→（JR京葉線普通、海浜幕張行き）→新木場10:03／10:06→（東京臨海高速鉄道りんかい線各駅停車、大宮行き）→国際展示場10:10東京ビッグサイト［移住・交流＆地域おこしフェア］国際展示場11:55→（東京臨海高速鉄道りんかい線各駅停車、新木場行き）→新木場12:00湾岸そば新木場店［昼食］新木場12:16→（JR京葉線普通、東京行き）→東京12:26／12:35→（JR山手線内回り、上野・池袋方面行き）→上野12:42東京国立博物館［特別展「みちのくの仏像」、特別展「3.11大津波と文化財の再生」］上野13:42→（JR京浜東北線快速、大船行き）→東京13:46膳まい東京北口店［買い物］東京17:44→（JR東北新幹線はやて371、盛岡行き）→盛岡20:22東京14:36→（JR東北新幹線やまびこ55、盛岡行き）［車内夕食］→盛岡17:54まずは駅ビル内のコンビニでペットボトルの飲料を調達した後、東北新幹線「やまびこ」のグリーン車に乗る。列車は仙台までの各駅と福島・大宮に停車（上野は通過！）するが、この車内は割と空いていた。途中でお腹が空いたため、山形始発の山形新幹線「つばさ」を後ろに併結する福島停車中の8分間（実際には「つばさ」が5分くらい遅れたので、それ以上）を利用して、ホーム階段下の売店（ここはSuicaが使えない）で駅弁「山菜釜めし」を購入し、朝食として車内で頂戴する。紙幅の都合上、次回の記事へ続く。

2015.01.18
［BON VOYAGE+622］　後日談／冬の里山、食の手仕事。浄門の里で串もち焼きと味噌作り。

1月17日（土）。曇り時々雪。盛岡の日最高気温は2.8℃（10:47）、日最低気温は-6.1℃（22:01）。この日の最深積雪は15センチを記録した。朝。ちょうど20年の節目の日を迎えたこともあまり気にせず、バスで駅へと向かう。何度か述べてきたように、日帰り沿線ツアー「岩手にのへ　おさんぽ日和　その伍／冬の里山　食の手仕事」に参加する。今日の行程は以下の通り。盛岡07:32→（IGRいわて銀河鉄道普通、二戸行き）→二戸08:41浄南ママ直センター浄門の里コミュニティセンター［串もち焼き、味噌作り、昼食、集落散策］キッチンガーデン二戸15:45→（IGRいわて銀河鉄道普通、盛岡行き）→盛岡16:53途中から合流する参加者もいるけれども、まずは盛岡駅に集合。添乗員に旅行代金5,800円を支払い、往路の切符を受け取って、普通列車に乗り込む。二戸駅で全員が揃う。数えてみると、参加者は24名いるらしい。ともあれ、バスで移動。第1チェックポイントは浄南ママ直センター。産直野菜などが所狭しと並ぶ中、後で自分たちも挑戦することになる、じゅうね＝エゴマ（黒茶色）とクルミ（白茶色）の串もちを炭火で焼いて1本100円で売っていた。第2チェックポイントの浄門の里コミュニティセンター（門崎地区公民館）に到着。最初は件の「串もち焼き」である。もちと言っても原材料は小麦粉で、お湯を注いでよくこねて、次第に丸めて串を刺せる形にして、いったん茹でる。ここまでが準備作業。続いては「味噌作り」。地区のご婦人方が煮てくださった大豆をミンチにして、塩麹を振りかけてよくかき混ぜてから、しばらく冷ます。この後は昼食であるが・・・紙幅の都合上、続きは次回の記事へ。

2015.01.17
［BON VOYAGE+621］　後日談／価値観の相違にどう対処するか、エプロンと傘。

1月13日（火）。曇りのち晴れ。盛岡の日最高気温は4.2℃（13:46）、日最低気温は-1.2℃（23:10）。積雪は11センチのまま動かず。朝。職場では、同僚が私の直属の上司に、何やらヒソヒソ話をしていた。後で伝え聞いたことであるが、職場の数名でこの3連休にスノーボードへ行ったところ、そのうちの1名が他人から衝突されて左腕を骨折したとの由で、その報告をしていたらしい。確かに今日は休んでいるけれども・・・なるほど、そういうことか。お気の毒に。昼過ぎ。岩手山の稜線がくっきりと見える。というか・・・鷲のマークがうっすらと浮かんでいるように思われる。例年は4月ごろに見られるものであろうが・・・今季は冬の到来からして早かったからね。夜。自宅に帰ると、郵便受けに教え子からの封書が届いていた。昨年は娘が結婚する一方、自らの母を亡くしたとのこと。ああ、喪中であったのか。その後。2月末から3月初にかけての福岡訪問については、どこに宿泊するか迷っていたけれども、覚悟を決めてやや高いホテルを予約する。あと、ネットサーフィンをしていて、目に留まったのはこの記事。「おもてなし」礼賛は日本人の思い上がりだ　観光立国を名乗る前にやるべきこと東洋経済オンライン　2015年01月13日自分たちは美徳と考えているものが、他者の目には必ずしもそうは映らない。価値観を共有するツーカーの相手には「お・も・て・な・し」になるとしても、価値観の異なる相手との意思疎通がうまくできていないのであろう。身内の既得権益を優先する閉鎖的な社会にありがちな“勘違い”という奴かな。まあ、さもありなん、といった印象を受ける。1月14日（水）。晴れ。盛岡の日最低気温は-2.8℃（07:06）、日最高気温は6.8℃（13:28）。積雪は11センチから9センチへと微減。02時46分ごろ、岩手県沖でM4.8の地震が発生。最大震度は岩手県で3、盛岡でも1～2を観測。なぜか私は既に目覚めて机にいて、久々にグラグラと上下に揺れるのを感じた。朝。自宅のベランダからの光景であるが、日の出の直前の静けさが何とも心地よい。同じく朝。岩手山の鷲のマークが昨日以上にはっきりと見える。夜。昨日の教え子の手紙をスキャンしてPDF化したものを、前の職場の元同僚にメールで送る。それにしても・・・発行を再開したシャルリー・エブド紙が、先の襲撃事件にも懲りず、また風刺画を掲載したらしい。公教育の場にイスラム教のスカーフを持ち込むことは認めないなど、「非宗教性」を建国の理念に掲げるフランス共和国ならではの国内事情はあるにせよ、他者の尊厳（ディグニティ）をあからさまに傷つける言動は「表現の自由」に値しないと私は思う。日本で言えば、ヘイト・スピーチとかね。って、自戒の念を込めねばなるまいが。1月15日（木）。曇り。盛岡の日最低気温は-1.1℃（06:55）、日最高気温は4.5℃（14:28）。積雪は9センチから8センチへと微減。明け方。左の脇腹と下腹部がうずく。先週土曜に再発を自覚した尿路結石が、下のほうで暴れているようである。やむを得ず、今回2度目となる坐薬の投入に踏み切る。任期満了に伴う私自身の退職まであと2か月半となったけれども、年次休暇はこの1月に追加されて40日も残っている。まだ非常時で人材が不足がちの今の職場において年次休暇を使い切ることは“夢のまた夢”であるとはいえ、休めるときは休んでおきたいとの思いから、明日1日は休暇を取得すると決めて申請する。1月16日（金）。晴れ時々曇り。盛岡の日最高気温は5.2℃（13:29）、日最低気温は0.5℃（19:32）。へぇ～、冬日にもならなかったのか。積雪は8センチから7センチへと微減。今日は自宅で終日だららんと過ごす・・・はずであったが、そうは問屋が卸さなかった。昼過ぎ。携帯電話に着信アリ。もし出勤していたら、サイレントモードで気づかなかったに違いない。たまたま休んでいたので即座に応答する。旅行会社から明日催行の日帰り沿線ツアーについての連絡で、味噌作りや串もち焼きの体験があるためエプロンを持参するように・・・との由であった。エプロンかぁ。2000年8月、山形県金山町での「やまがた休暇」に参加したとき、持参したのがまだ残っていると思うけれども・・・自宅に積み上げた段ボール箱のどれに入っているのか、探すのは非常に面倒であると感じた。そこで、夕方。やむなく外出し、エプロン探しの旅（？）に赴く。まずは1軒目。女性向きのものはそれなりにあったが、男性向きのものは見当たらない。続いて2軒目。ああ、あった。サイズだけでなく色や仕様にもいくつかバリエーションがあり、ちょっと迷ってしまう。結局、「麻平織　エプロン　墨黒　ホルターネック仕様・身丈約90cm・巾着付」と、ついで（？）に目に留まった「しるしのつけられる傘　カーキ、親骨の長さ60cm」を、柄が変形したまま使い続けている傘の次世代後継品として、それぞれ購入する。

2015.01.16
［BON VOYAGE+620］　後日談／香取神宮と鹿島神宮へ。次の鹿島立ちに向けて祈願。

1月12日（月・祝）の続き。佐原駅から佐原循環バスに乗車し、香取神宮を目指していた。本日の第1チェックポイント、香取神宮に参拝。ここへ来たのは、この次に訪れる鹿島神宮と同様、とあるサイトで2014年（立春～2015年節分）のおすすめ神社に選ばれていたので、是が非でも今月のうちに足を運んでおこうと考えたからであるが・・・2010年12月26日（日）以来、4年1か月ぶりの訪問らしい。前回の参拝は鯰を鎮めるのが目的（？）であったけれども、3か月後の出来事を阻止するには力が及ばなかった。まあ、そのおかげで、今の私は鹿島立ちの第1弾（？）で東北に身を置いているわけであるが。それにしても・・・いつになく参拝客が多いと感じられた。まるで初詣期間がまだ続いているかのような印象を受けた。次のバスまで時間に余裕があったため、宝物館を見学する。私の記憶が確かならば、この宝物館は私自身にとって初めての来訪となった。佐原循環バスで佐原駅に戻り、成田線・鹿島線で鹿島神宮駅へと移動。なお、鹿島神宮駅はSuicaが使えないと知っていたので、自動券売機で切符を購入した。車窓からは、「道の駅いたこ」なる看板を目にする。もちろん漢字で書けば「潮来」であるとはいえ・・・ここは恐山か（？）と、心の中でツッコミを入れてしまう。鹿島神宮駅を経て本日の第2チェックポイント、鹿島神宮に参拝。大鳥居はもともと御影石であったが、3.11で被災（倒壊）し昨年6月に杉木で再建されたもの。また、拝殿と奥宮は逆光で、何やら神々しい雰囲気（？）。香取神宮に負けず劣らず、こちらも参拝客は多く、行列ができるほどであった。その後、高速バスで東京駅へ。このバスはSuicaが利用できる。乗車してすぐに・・・今朝、東京駅近くのコンビニで調達したプレミアムサンドを、昼食として車内でいただく。バスの乗客はかなりいて、最終乗車地点の水郷潮来で（補助席を除き）満席になった。やがて東京駅に到着。おおむね計画通りではあるが、帰りの新幹線までだいぶ待たされるので、スマートフォンから「えきねっと」にアクセスし、当初の予定よりも2時間早い列車に予約を変更した。それから、八重洲にある大型書店の店内を、上から下へとぶらぶらしていく。いろいろなアイテムに食指が動きつつも、何も買わずに出る。東京駅一番街TOKYO Me+で職場へのお土産を購入。今回、私が選んだのは・・・ファブリス・ジロットの「東京ミルフィーユ　プレミアム　ミックスベリー」。そして、指定席券売機で切符を入手して改札口を通過し、構内のコインロッカーに預けた手荷物を回収してから、東北新幹線「はやて」で盛岡へと帰還した。

2015.01.12
［BON VOYAGE+619］　後日談／主要交通の結節点にして国際都市。TOKYOのお・も・て・な・し。

1月11日（日）の続き。国立国語研究所のシンポジウムが終わってからは、再び高松から多摩モノレールで立川北へと移動。 JR立川駅の改札口をSuicaでピピッと通過してみると・・・中野駅で人身事故が発生したとやらで、中央線快速は各駅で停車したまま動かず、ホーム横で発車を待つ車内はかなり混雑していた。やむを得ず（？）、まずはホームにあるお気に入りの「奥多摩そば」で、「かき揚げ天玉そば」を夕食としていただく。中央線は運転を順次再開するとのアナウンスがあったけれども、各駅で玉突き状態のためダイヤ正常化にはまだまだ時間がかかるであろうと見越す。そこで、精神衛生上、南武線で武蔵小杉に出て横須賀線で東京に戻る作戦へと切り替える。おかげで図らずも予定外の神奈川県内に足跡を残す羽目になった。東京駅のコインロッカーに預けた手荷物を回収した後、徒歩数分圏内のホテルへと向かう。それにしても・・・夜の20時前後という時間帯なのに、東京駅一番街や八重洲地下街などの賑わいぶりは尋常ではなかった。おそらく3連休の中日というせいもあろうが、お上りさんと思しき人々が集まって飲んでいるのに違いない。新幹線や在来線といった主要交通の結節点ならではの“地の利”という奴か。暗い路地を通り抜けて、やがてホテルに到着する。フロントで対応してくれた女性の係員はよく訓練されていて、敬語など文法的には完璧であったが、発音が多少ぎこちなく、どうやら日本語母語話者ではないらしい。胸の名札を見る限りでは、漢字文化圏の出身者と思われた。こういう多言語多文化（？）の人材にも活躍の場があるとは、さすがは国際都市TOKYOである。このホテル、清潔さの面では全く申し分ない。スペースに無駄がなく極めて機能的な部屋ではあるものの・・・室内通路や、トイレと壁との距離などが、非常に狭くてレイアウト的に圧迫感を覚えてしまう。バスタブもなく、本当に狭い（座れない）シャワースペースがあるのみで、久々に斬新な印象を得た。いかにも都心の一等地にあるビジネスホテル（の、進化形）を見たような気分であった。なお、エレベーターに乗るとき、部屋の非接触ICカードキーをかざさないと、目的の階に到達できない。セキュリティーの高さも特筆に値するとはいえ、これでは近くのコンビニへふらっと買い物に行く気にもならないではないか・・・明日の朝食を確保するのは断念して、部屋に引きこもり一夜を過ごす。1月12日（月・祝）。成人の日。晴れ。東京の日最低気温は2.0℃（04:52）、日最高気温は9.0℃（13:30）。また、盛岡の日最低気温は-3.1℃（00:31）、日最高気温は3.3℃（14:00）。ホテルの部屋で目覚める。今日の行程は以下の通り。ファミリーマート八重洲二丁目店［買い物］駅弁屋踊［買い物］東京06:35→（JR総武線快速、千葉行き）［車内朝食］→千葉07:13／07:32→（JR総武本線・成田線普通、成田空港行き）→成田08:06／08:20→（JR成田線普通、銚子行き）→佐原08:58佐原駅前観光案内所［買い物］佐原駅09:15→（佐原循環バス1便）→香取神宮09:28香取神宮［参拝、宝物館見学］香取神宮10:15→（佐原循環バス3便）→佐原駅10:30／佐原10:45→（JR成田線・鹿島線普通、鹿島神宮行き）→鹿島神宮11:06鹿島神宮［参拝］鹿島神宮駅12:20→（関東鉄道バス、東京行き）［車内昼食］→東京駅14:20八重洲ブックセンター本店東京駅一番街 TOKYO Me+ ファブリス・ジロット［買い物］東京18:56→（JR東北新幹線はやぶさ103、盛岡行き）→盛岡21:43東京16:56→（JR東北新幹線はやて113、盛岡行き）→盛岡19:54ホテルをチェックアウトする際に、パッと見た感じでは日本人と思われた利用客が、フロントの係員に英語で話しかけていた。いやはや、この国際都市では、自分の固定観念を捨てねばなるまい。まずは、東京駅へ向かう途中にあるコンビニで食料を調達。それから、駅構内のコインロッカーに手荷物を預けた後、売店で駅弁を購入する。総武線に乗車。車内で朝食をとりたかったので、千葉まではグリーン車を利用する。朝食は大船軒の「湘南しらす弁当」。しらすは湘南産であろうが、イクラや桜海老は“よそ者”であるはず。湘南育ちの私としては、どうせならとことん“地のもの”にこだわってほしいなぁ、と複雑な気分に陥る・・・。車内の座席には、携帯電話を使用して中国語で通話する若い男性がいた。アテンダントが巡回してきたとき、グリーン料金の支払いを求められて、慌てて普通車に移っていった。うーむ。私の経験上、総武線の沿線に居住する中国系の人々は少なくないと思うが、日本で生活するのであれば、車内マナーと列車の料金システムはしっかり学んでいただきたい。私自身は千葉と成田で乗り換えて、成田線の佐原で下車。いつもながら渋い駅舎が魅力的やね。駅前の観光案内所で「周遊ルート1日フリー乗車券」を入手し、佐原循環バスに乗り込む。本日最初の目的地は香取神宮であるけれども・・・紙幅の都合上、次回の記事に続く。

2015.01.12
［BON VOYAGE+618］　後日談／グローバル⇔ローカル、シンポジウム、尿路結石再発。

1月10日（土）。曇り時々晴れ。盛岡の日最高気温は1.6℃（11:35）、日最低気温は-2.0℃（19:22）。最深積雪は12センチを記録。昼前。半月ぶりに近所の内科クリニックを訪れ、前回の血液検査の結果を聞く。良好とのことで、次の診察は2か月後となり、その分の薬を処方される。それにしても・・・クリニックの待合室で椅子に座って順番を待っているとき、左の脇腹がうずくのを感じた。これって、尿路結石の前兆ではなかろうか？？？いったん帰宅し、昼食をとった後。昼過ぎ。バスで駅に赴き、国際交流協会の「2014いわてグローカルカレッジ」第2回に参加する。今日の講師は、一般社団法人おらが大槌夢広場の事務局長を務める神谷未生氏。この人の経歴が興味深い。日本の学校が嫌いで仕方がなかったことから、高校の途中で交換留学生として米国に渡り、できる限り米国の高校で単位を取得した後、日本に戻って高校を卒業。それから、単身で再び渡米。親から出された条件は「手に職をつけること」と「4年で卒業すること」であったため、大学の看護学部に入学。卒業後は大学付属病院の集中治療室に勤務するなどして自らの専門性を高めてきた。9.11直後は就労ビザの更新ができず一時的に日本へ帰国したが、国内の看護学校で学んでいないため「日本の国家試験の受験資格がない」という厚生労働省とのバトルを経て、どうにか受験が認められ国家資格を得て看護師として日赤病院で2～3か月働く。その後、就労ビザが再更新されたことから、また米国に渡り、大学病院に所属しつつも、ハリケーン・カトリーナの被災者救護やニカラグアへの医療チームに参加したりする。ハリケーン・アイクにより被災し、病院そのものが浸水して機能麻痺に陥る。このときの自宅待機を契機として、途上国での支援業務を志すようになり、日本の青年海外協力隊に応募し2年間ベトナムで活動。国際協力の世界では大学院の学位が必須であると感じたため、公衆衛生学修士号を取得すべくJICAの奨学金で留学準備を進めていたが、ベトナムから帰国する直前に3.11が発生。帰国して国際NGOに就職し、緊急支援チームの一員として大槌町へ派遣される。半年ほど現地で活動してから、既に決まっていたロンドン大学へ留学。帰国後はシリアに派遣されるはずであったが延期となり、その間に大槌町へ遊びに来たら・・・現地の組織が空中分解寸前となっていたのを見るに見かねてコンサルタントとして残ることになり、やがて現職に就任し今日に至るとの由であった。リベラル・アーツは手に職がつかない（ああ、私のように？）とか、英語を勉強するなら単なる語学留学ではなく何らかの必要に迫られてツールを得るという明確な目的があったほうがいいとか、身につまされる（？）ネタも少なくなかったけれども・・・個人的には、海外（グローバル）と岩手（ローカル）を区別する必要はないという姿勢に共感を覚えた次第である。終了後、この人と名刺交換をしたかったものの・・・行列ができてしまったので、諦めて離脱した。まあ、こういう講師なので、看護師を目指す学生と思しき若者なども多く来場していたらしい。再び帰宅すると、郵便受けに封書が届いていた。日帰り沿線ツアーの最終案内書であった。1月11日（日）。晴れ。盛岡の日最高気温は2.0℃（12:12）、日最低気温は-2.9℃（19:55）。また、東京の日最低気温は0.2℃（06:55）、日最高気温は10.8℃（13:36）。朝。自宅を出発し、バスで駅へと赴く。今日の行程は以下の通り。NREいわてのお弁当［買い物］盛岡07:16→（JR東北新幹線はやて112、東京行き）［車内朝食］→東京10:16／10:36→（JR中央線中央特快、高尾行き）→立川11:15天然とんこつラーメン一蘭立川店［昼食］オリオン書房ルミネ立川店立川北12:21→（多摩モノレール普通、上北台行き）→高松12:23国立国語研究所［日本語教育研究・情報センターシンポジウム「多文化共生社会における日本語教育研究 ―言語習得・コミュニケーション・社会参加―」］高松18:15→（多摩モノレール普通、多摩センター行き）→立川北18:18奥多摩そば中央上りホーム店［夕食］立川18:34→（JR南武線普通、川崎行き）→武蔵小杉19:17／19:27→（JR横須賀線普通、成田行き）→東京19:45ホテル［宿泊］まずは東北新幹線「はやて」に乗車。盛岡駅の売店で調達した駅弁「前沢牛めし」を、この車内で朝食としていただく。ちなみに、車窓から見ていたら・・・古川以南はほとんど積雪がなかった。東京に到着し、駅構内のコインロッカーに手荷物を預けてから、中央線に乗り換える。車内で席に座っていると・・・昨日うずいた左の脇腹での鈍痛が、次第に強くなってくるのを感じる。やはり尿路結石であろう。2年数か月ぶり（？）に、立川で下車。三多摩に住んでいた頃はよく足を運んだラーメン店で、「天然とんこつラーメン」を昼食として頂戴する。しかし・・・脇腹の鈍痛で動揺していたのか、肝心の一品を撮影し忘れる。それから、駅ビルの書店をぶらぶらした後、立川北から多摩モノレールに乗車。ん？　いつの間にか、どでかいIKEAができているではないか！　仙台の長町駅の近くにあるのは、東北新幹線の車窓からしばしば目にしていたが・・・千葉（船橋）、神奈川（港北）、埼玉（新三郷）に引き続き、三多摩（立川）にも出店したのか。ふーん、首都圏包囲網やね。わずか1駅の高松で下車。今日のお目当ては、言うまでもなく、この国立国語研究所。昨年12月23日（火・祝）の段でも示唆したように、ここでシンポジウムが開催されたのである。かつての大学院の恩師の1人にばったり遭遇する。子曰わく、今度この研究所に移籍することになったため、その顔見世（？）も兼ねてディスカッサントとして呼ばれたとの由。そうなのか・・・私は全くネットワークの蚊帳の外なので、そういう人事情報（？）にはなかなかアクセスできず、自分の修士論文指導教員の消息すら知らないけれども。で、シンポジウムに関しては、興味深い内容もあれば、必ずしもそうでない内容もあった。まあ、私の問題関心というのは、そんなものであろうが・・・個人的に最も面白かったのは、「ヨーロッパの上級日本語学習者は日本語のウェブサイトのクチコミをどう解釈するか？　―クチコミのスタイルの相違による解釈の違い―」というポスター発表。イギリス・ドイツ・フランス・スペインの上級日本語学習者各10名（計40名）を対象とし、日本のグルメサイト「食べログ」のクチコミを見て、情報は信用できるか、実際に行ってみたいかなどの判断をしてもらうという研究である。顔文字や記号の使用に対しては、日本ではそれらも意味のある情報として受容される反面、ヨーロッパでは「かわいい」などと情緒的にとらえる傾向があり、特にドイツでは否定的な反応（信用できない）があった。また、個人的な体験が長々と書かれている部分については、日本ではそれも情報源となりうるのに対して、ヨーロッパでは「一般化できず、情報として役に立たない」と考えるらしい。どうやら、日本とヨーロッパ各国とでクチコミサイトの表現スタイルがだいぶ違っていて、それが読み手の解釈に影響を与えているようである。脇腹の鈍痛に耐えかねて、途中いったん退席してトイレに赴き、ついに坐薬を投入したりする。紙幅の都合上、続きは次回の記事へ。

2015.01.11
［BON VOYAGE+617］　後日談／新書10冊、生蕎麦32食分、歳時記カレンダーなど。

1月7日（水）の続き。夜。職場からの帰りに書店へ立ち寄り、店内をぶらぶらして、新書10冊と雑誌1冊を大人買い（？）。A）金丸弘美（2013/08）『実践！田舎力　小さくても経済が回る5つの方法』NHK出版新書B）ステファン・シャウエッカー（2014/03）『外国人が選んだ日本百景』講談社＋α新書C）中野京子（2014/07）『名画で読み解く　ロマノフ家12の物語』光文社新書D）塩谷弘康、岩崎由美子（2014/08）『食と農でつなぐ　福島から』岩波新書E）舘野正樹（2014/10）『カラー新書　日本の樹木』ちくま新書F）原武史（2014/10）『思索の源泉としての鉄道』講談社現代新書G）デービッド・アトキンソン（2014/10）『イギリス人アナリスト日本の国宝を守る　雇用400万人、GDP8パーセント成長への提言』講談社＋α新書H）小林史憲（2014/11）『騒乱、混乱、波乱！ありえない中国』集英社新書I）小田切徳美（2014/12）『農山村は消滅しない』岩波新書J）上垣外憲一（2014/12）『勝海舟と幕末外交　イギリス・ロシアの脅威に抗して』中公新書 A）、D）、I）は地方創生や東北復興を考えるヒントとして。B）とG）は外国の視点から日本の長所・短所を見つめ直すもの。C）はロシア王朝史の基礎知識。E）は欅の説明を求めて。F）は鉄分補給であるが内容は微妙。H）は現代中国の“現場”で起きていることを知りたかったため。J）は学校の教科のように歴史を日本史と世界史に二分する発想ではなく、両者をシームレスにつなぐ手法による幕末政治の謎解き（推論）。いやはや・・・今の私の問題関心を如実に映し出している。帰宅後、ネットサーフィンをしていて、目に留まった記事はこちら。リアルな地方創生は、補助金に頼らない　小泉進次郎も絶賛した、岩手のオガールとは東洋経済オンライン／地方創生のリアル　2014年12月24日なぜ地方は補助金をもらっても衰退するのか　地方創生に必要なのは、「おカネ」ではない東洋経済オンライン／地方創生のリアル　2015年01月07日そうそう、行政が補助金をばらまいても、砂漠に水を注ぎ込むようなもので、持続可能性がほとんどなく、結局は既得権益構造を延命させることにしかならない。お金を捨てるのではなくて、お金が循環するような仕組みを構築しなければならないのである。この一連の記事は面白いね。1月8日（木）。曇りで小雪がちらつく。盛岡の日最低気温は-3.1℃（00:11）、日最高気温は1.5℃（15:01）。積雪は13センチから12センチへと微減。仕事はそこそこ忙しい。帰宅後、夜。昨日メールで申し込んだ日帰りの沿線ツアーについて、旅行会社からの反応が何もない。メールをチェックしていない可能性もあったことから、念のため同じ内容をFAXで送信する。1月9日（金）。曇りのち晴れ。盛岡の日最低気温は-2.1℃（06:31）、日最高気温は3.0℃（12:42）。積雪は12センチから11センチへと微減。朝。かつての同僚に、教え子から届いた年賀状の「残念な点」をメールで送信し、機会があれば指導するよう依頼する。昼過ぎ。昨年10月の会議の現地視察で大変お世話になった人が、私の職場に不意に現れ、「以前＊＊さん（関西から来ている、遠慮というものを知らない？私の同僚）に蕎麦を食べたいと言われていたので、打ってきました。皆さんでどうぞ」と32食分の生蕎麦を置いていった。確かにこの人は“蕎麦打ち名人”として知られていたけれども・・・これでは、お世話になりっぱなしではないか。実に恐れ多いことながらも、折角なので、ありがたく頂戴する。夜。職場からの帰りに、文具店に赴く。お目当ては・・・壁掛けカレンダー。昨年12月までは海外へ行く気満々であったため、職場用はともかく、今年の自宅用は購入を差し控えていたので、今年に入ってからは不便に思っていたのである。結局、私が選んだのは、二十四節気や日干支が掲載されている「歳時記カレンダー」。で、このとき、2,160円のお買い上げとなったことから、2月28日までこの文具店で利用できるサービス券200円分と、当日限り1階の食品フロアで利用できるクーポン券300円分を、もらう羽目になる。さてさて、文具店のサービス券はさておき、食品フロアのクーポン券を何に使うべきか。ああ、生蕎麦を頂戴したので、「めんつゆ」でも買って帰るか・・・と、化学調味料無添加のストレートのそばつゆ（税込432円）を132円で入手した次第である。帰宅後。早速、生蕎麦を茹でて、夕食としていただく。うーむ・・・おそらく“10割蕎麦”なのであろうが、オール電化で火力の弱い我が家では、ぼそぼそした感じになってしまう。次回（？）は茹で方もご教示願わなければなるまい。なお、日帰りの沿線ツアーについては、旅行会社からメールで返信があった。最終案内書を郵送してくれるらしい。

2015.01.09
［BON VOYAGE+616］　後日談／雨と雪（の女王？）、母の誕生日祝い、旅の計画ほか。

1月4日（日）の続き。昼食は、昨夜盛岡駅の駅弁屋で調達した「八甲田牛牛めし」をいただく。その後、教え子から届いた年賀状の返信を投函したり、知人から来たメールに返信したりして過ごす。1月5日（月）。晴れ時々曇り。盛岡の日最低気温は-2.5℃（05:01）、日最高気温は5.8℃（12:50）。積雪は16センチから14センチへと微減。昼過ぎ。昼食をとるべく、いったん自宅に戻ると・・・郵便受けにクロネコヤマトの不在連絡票が入っていた。昨日注文したヘッドホンが早々と到着したらしい。夜に再配達してもらうことにする。日中は暖かく、外を歩いていると、屋根から樋を伝ってポタポタと流れ落ちる雪融け水の音が聞こえたりして、いとをかし。夜。自宅でヘッドホンを受け取る。その後。母の誕生日が近づいてきたので、何を贈ろうかと考えていたが・・・年末年始が長かったこともあり、誕生日に間に合うように配送可能なアイテムがなかなかない。仕方なく（？）、ショコランジュ1本＋フロマージュタルト×3＋ロンロンフロマージュ×2＋壱BANまどれーぬ×3で構成される「2015Lucky Bag! 2015年は素敵な年になる極上スイーツ福袋」なるものを注文する。1月6日（火）。小寒。曇り一時雨。盛岡の日最高気温は4.0℃（14:56）、日最低気温は-2.8℃（23:59）。積雪は14センチから12センチへと微減。朝。空は曇っている。川面には白鳥たちの群れも見える。夕方。雪ではなく、雨が降っていた・・・。夜。そう言えば、しばらく太宰府天満宮に参拝していなかったなぁ・・・と思い、手帳のスケジュールとにらめっこしながら、プランをあれこれと考える。結局、2月末から3月初にかけての土日がベストであろうと判断し、ANAの旅割45で仙台～福岡の往復を予約。さて、昨日、大学院時代の学友から、メールが届いていた。内容を要約すると、かつての恩師が苦節18年を経て編纂した辞書を出版することになり、せっかくなので同期で集まり、お祝いのお食事会でも開こう・・・との由で、スケジュールの問い合わせであった。しかし、お祝いをするのであれば、同期よりも、まずはゼミ生で集まるのが筋ではないか？　同期で集まる口実としてお祝いを持ち出すのって・・・この論理的不整合に激しく違和感を覚えてしまった私は、その旨を含めて返信する。1月7日（水）。曇り時々晴れ。盛岡の日最高気温は-2.5℃（00:14）、日最低気温は-4.9℃（06:51）。真冬日やね。なお、積雪は12センチから13センチへと微増。未明。職場の電子掲示板に出ていて個人的に興味を持っていた日帰りの沿線ツアーに、メールで申し込む。朝。夜のうちにうっすらと雪が降り積もったらしい。昨日の写真と比べると、家々の屋根が微妙に異なる様子を見て取れるはず。

2015.01.07
［BON VOYAGE+615］　後日談／雨夜の品定め。お土産、ヘッドホン、切符、駅弁。

1月3日（土）。晴れ。湘南の辻堂の日最低気温は-2.1℃（05:30）、日最高気温は9.5℃（14:16）。また、盛岡の日最低気温は-4.9℃（03:29）、日最高気温は-0.2℃（23:59）。昼前。携帯アドレス宛てのメールを受信。第二の大学学部（環境情報学部）の恩師からで、件名は「I'd like to add you to my professional network on LinkedIn」となっていた。ビジネス特化型ソーシャル・ネットワーキング・サービス（SNS）のLinkedInに登録しろってか・・・そういう面倒な作業は、盛岡の自宅に帰ってからであろう。昼過ぎ。5泊もした湘南の実家から、Uターンの途に就く。今日の行程は以下の通り。湘南クリエイティブガトー葦藤沢ルミネ店［買い物］藤沢14:34→（JR東海道本線普通、東京行き）→東京15:23／15:27→（JR京浜東北線普通、南浦和行き）→秋葉原15:30eイヤホン秋葉原店秋葉原16:40→（JR京浜東北線普通、蒲田行き）→東京16:44／17:44→（JR東北新幹線はやぶさ81、新青森行き）［車中夕食］→盛岡19:58駅弁屋旨囲門店盛岡［買い物］まずは藤沢の駅ビルで、職場へのお土産を調達。一昨年および昨年の年始と同じ、湘南ガトーアベニュー・葦の季節商品「ミルクと栗」である。定番やね・・・って、多分これが最後となろうが。東海道本線で東京を経て、さらに京浜東北線で秋葉原へ。昨年12月29日（月）というか5日前の浮気を本気にする（？）ためには、とにかく品揃えが豊富で試聴もできる実店舗に赴くしかあるまい。というわけで、改札口を出た後、空いているコインロッカーをどうにか見つけて、そこにスーツケースを預けてから、イヤホン・ヘッドホン専門店に足を運ぶ。店内は予想以上に混雑していたけれども、価格の高いものを中心に、いろいろなアイテムを試す。途中で手持ちのiPodのバッテリーが消耗し、スマートフォンに切り替えたりしたものの・・・やはり、第一印象のインパクトは大きい。私が見初めた（聞き初めた？）機種の優位は変わらなかった。新調するならこれしかない、と“雨夜の品定め”は以上で終了。コインロッカーに預けたスーツケースを回収して、京浜東北線で東京に戻る。新幹線ホームで列車の入線を待っていたら・・・1人の若い女性から声をかけられた。彼女は自分の切符を私に提示しつつ、停車中の列車を指さしながら、「すみません、これ、高崎行きますか？」と尋ねたのである。あれっ、日本語母語話者じゃないのか？　生活日本語のお手本のようなストラテジーと発話ではあったが、目の前に停車していたのは新潟行きの上越新幹線「とき」であったので、私はすかさず「はい、行きますよ」と答える。そう言えば、JRの切符には日本語しか表記されていないけれども、2020年のあのイベントに向けた“お・も・て・な・し”としてはどうなのか。切符にも駅名の英語表記ぐらいは必要かもしれない。ともあれ、東京始発で上野・大宮・仙台・盛岡・二戸・八戸に停車する新青森行きの「はやぶさ」に乗車して、盛岡へと帰る。東京を出発すると通路の向こう側の座席の乗客が一斉に駅弁を食べ始め、それを見た私もお腹が空いてきた。ワゴンサービスの売り子さんが個人的に“ストライクゾーン”に位置していたこともあり（？）、車内でSuicaにより駅弁「十和田バラ焼き重」をお買い上げ。ちなみに、このレシートを見ると、「株）日本レストランエンタプライズ盛岡列車営業支店新青森営業所」となっていた。ふーん、青森に縁のある人なのか・・・。やがて盛岡に到着。駅弁屋で売れ残っていた駅弁を入手してから、タクシーで帰宅。それにしても・・・道路が妙に黒々としている。正月の盛岡にしては、いつになく積雪が少なかったらしい。1月4日（日）。曇り。盛岡の日最低気温は-3.5℃（06:54）、日最高気温は2.0℃（12:31）。積雪は16センチのまま動かず。朝。いつもながらの自宅のベランダからの光景ではあるが、冷涼な空気が漂っているのは感じ取れよう。昼前。まずはLinkedInの登録を済ませる。そして、件のヘッドホンをAmazonで注文。JVC WOODシリーズカナル型イヤホンハイレゾ対応/リケーブル対応ブラック HA-FX1100（45,139円）である。なお、以前使用していたオーディオテクニカのATH-CKS90iおよび現在使用しているクリプシュのImage X11iとのスペック比較は、以下のようになる。ATH-CKS90iImage X11iHA-FX1100型式：ダイナミック型バランスド・アーマチュア型ダイナミック型出力音圧レベル：106dB/mW110dB/mW106dB/mW再生周波数帯域：5 ～25,000Hz5～19,000Hz6～45,000Hzインピーダンス：16Ω50Ω16Ωまあ、このスペック比較だけでは分かるまい。

2015.01.04
［BON VOYAGE+614］　後日談／2015年の元日。初詣、おみくじ、相模湾と富士山。

2015年1月1日（木・祝）。元日。曇り一時晴れ、一時小雪。日最高気温は9.0℃（00:06）、日最低気温は-1.4℃（23:03）。『ゆく年くる年』を見た後、一睡もできないまま、明け方を迎える。例年の元日と同様に、実家を出発し、徒歩で駅へと向かう。今日の行程は以下の通り。藤沢05:04→（JR東海道本線普通、東京行き）→大船05:08／05:11→（JR横須賀線普通、久里浜行き）→鎌倉05:17鶴岡八幡宮［参拝］荏柄天神社［参拝］鎌倉06:36→（江ノ島電鉄線普通、藤沢行き）→腰越06:56国道134号　腰越橋、片瀬東浜［散策］片瀬江ノ島07:24→（小田急江ノ島線各駅停車、相模大野行き）→藤沢07:31まずはJRを乗り継ぎ、大船経由で鎌倉へと移動。しかし・・・鶴岡八幡宮への参道である「段葛（だんかずら）」は、工事中につき来年3月まで通行不能。高さ約3メートルの仮囲いに遮蔽されていて、東西方向には横切ることも見通すこともできない。ベルリンの壁ではないにしても、両サイドの車道・歩道が完全に分断されてしまい、何かいつもと違う雰囲気を醸し出していた。ともあれ、鶴岡八幡宮に参拝。この時間帯は割と空いていたけれども、まあ例年並みの人出かな。続いて、荏柄天神社に参拝。例年同様、ここで「おみくじ」を引く。一昨年は吉、昨年は大吉であったが・・・今年は第四十八番　おみくじ　末吉山里は　梅の林に　こめられて　薫るものとも　しらず　来にけり運勢　社会に向って幸福を求めても得られない。野望を捨て名利を忘れ励んで我を忘れる。虚心担懐な努力を続けなさい。その清純な心に幸福が宿ってゐるのです。○願望　環境に禍されてゐる。自己を守れ○交際　金で失敗する。清いつき合を求めよ○縁談　相手を尊重しなさい。故郷に良縁○産児　丈央な女児、母体も健康○事業　一時思はぬ失敗あり。努力で立てる○試験　物理、化学が不足○病気　注意不足で長びく○転居　あせって、折角の話しがこはれる原文ママ。まあ、どうにでもなれ・・・といった境地か。それから、徒歩で鎌倉駅に戻り、江ノ電に乗車。途中、七里ヶ浜～鎌倉高校前の間の対向列車待ち合わせポイントで、相模湾と三浦半島の彼方から昇る太陽を拝む・・・はずであったが、今年は東の空に漂う厚い雲に阻まれる。残念。その代わり、西の空はよく晴れていたので、腰越で途中下車。昨年5月25日（日）に土地勘を養っていたこともあり、初日の出を拝むべく集まっていた人や車を尻目に、江の島と富士山を眺めた後、片瀬江ノ島から小田急線で帰途に就く。実家に帰ってからは、どこかのホテルから取り寄せたという「おせち」をいただいた後、完全に寝正月モード。知人というか元同僚から新年のご挨拶メールが届き、それに返信したりする。1月2日（金）。曇り時々晴れ。湘南の辻堂の最低気温は-3.5℃（06:56）、日最高気温は8.0℃（13:56）。湘南でここまで冷える朝も珍しい。今日は実家で終日だららんと過ごす。初夢らしきものをいくつか見たものの・・・ストーリー的には面白くないので、ここには記述しない。

2015.01.02

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