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カテゴリ:購入履歴
唐突であるが、電子辞書を購入した。
きっかけはいくつかあって、必ずしも一つではない。 まず、このところ、授業中に調べ物をする機会が多いことが挙げられる。 『比較文化学講義I(日本社会・文化論)』や、先日見学させていただいた留学生向けの『日本語選択・口頭表現II』のクラスなどでは、 「今、辞書で調べられる人は、ちょっと調べてみて!」 という展開がしばしば見られたのである。 実は私は電子手帳を長年愛用していて、その中にも国語辞典が内蔵されている。今までは、日本語学校で非常勤講師をしていたときでさえも、大体それで間に合っていたのである。 しかしながら、最近その国語辞典機能だけが調子が悪く、検索すると時折、意味不明の文字列を表示することがある。機嫌のよい日はちゃんと働いてくれるのであるが・・・。 まあ、無理もない。私が使っている電子手帳はカシオのDK-E810という機種であるが、なんと14年前(1992年)に購入したものであり、外見的にもラバーのコーティングが擦り切れていたりして、いまだに現役で私の秘書を務めていること自体が奇跡的であるとも言える。 ちなみに、現在のこのマシンは2代目で、私が最初に電子手帳を買ったのは1989年3月31日のことである。消費税(3%)導入の前日であったため、年だけでなく月・日まで記憶していたりする。 こうした電子手帳への愛着が、電子辞書を買う機会を遠ざけていたのであろう。 万が一、海外で日本語を教えるといったことになれば、そのときは電子辞書(とりわけ現地の言語に対応した機種)を買うつもりであったが・・・そんなチャンスは当分訪れないであろう。少なくとも修士課程を修了するまでは。 そして、最終的に私の背中を押したのは、『日本語学講義I(言語コーパス研究)』でも利用する青空文庫の中の、「青空文庫が電子辞書で読める。」というバナーである。 気象予報士の資格を有する私にとって、この青空の誘惑は究極の口説き文句であった。 というわけで、前置きが長くなってしまったが、私が購入したのはカシオ XD-GT6800という機種である。外国語よりも、日本語系のコンテンツが充実しているものを選んだ次第である。 金曜の夜に、クレジットカードで決済できる一番安い店を楽天市場の中で検索し、税込み・送料込みで31,000円(約41%OFF)で購入したのであるが・・・価格はどんどん動いているらしい。現在の最安値は、販売期間 2006年11月26日21時00分~2006年11月27日01時59分というタイムセールで29,800円とのことである。 人生とはそういうものである。買った時点では満足していたのであるから、いまさら後悔しても仕方あるまい・・・と、届いたばかりの新品をなでている今日この頃であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.11.21 15:49:13
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