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今日は二十四節気の一つ、春分である。いまさら説明するまでもなく、昼と夜の長さが等しい日であり、北半球ではこれから昼の時間がだんだん長くなっていくことになる。
さて、昨日帰国して、今日は「時差ボケ」との格闘から始まった。 もともと旅行に出発する前から、眠りたい時間に寝て、目覚めたい時間に起きる・・・という、極めて不規則な(自由気ままな)生活を過ごしていたのであるが、今日はいつも以上に昼間に眠く感じられる。時差ボケというよりは、むしろ「疲労感」に起因するものかもしれない。 で、そうして昼間に眠っていたときに、携帯電話の着信音で目が覚めた。 例の旅行会社の国内営業所で私の旅程をお膳立てしてくださった担当者からの電話であった。 結局「ニューヨーク1日観光ツアー」に参加できなくなったため、その返金と、あとは「ナイアガラ1日観光ツアー」に申し込む際に最少催行人員2名分の金額を支払ったのであるが、[VOYAGE-114]の記事にもあるようにそのツアーには7名が参加したため、余計に支払った1名分の返金をするとのことであった。 それで思い出した。トロント支店の緊急連絡先の担当者から「保険の内容によっては保険金が支払われる場合もありますので、ホテルの領収書などをもらっておいてください」と言われていたことを、である。 今回、私が契約した海外旅行傷害保険には、航空機遅延費用の特約が付帯されていた。その具体的な内容を抜粋すれば、以下の通りである。 保険金をお支払いする場合私の搭乗不能を「1回」と数えるか、それとも「2回」と数えるか・・・は、定かでない。が、おそらく前者であろう。きっちりと補償してもらおうではないか。 私が帰国後にやらなければならないことは、そういう手続きのほかに、あと一つある。 それは、外貨を日本円に戻すことである。実は、チップを渡すときや小さな買い物をするときには現金(小銭)が欠かせないとは言え、北米大陸で本当に必要なのはクレジットカードである。クレジットカードの番号がなければ、緊急時のトロントでのホテルの予約などは到底できなかったはずである。 まあ、それは実際に行ってみて分かったことであり、日本を出国する際には250米ドルと100カナダドルもの大金(?)を用意してしまった。そのうち100米ドルは途中でカナダドルに両替するというハプニングがあったが、現在、私の手元に残っている紙幣は150米ドルと25カナダドルである。これらを日本円に換金したいのであるが、出国時と比べると今は為替レート的には少々不利らしい。今後、有利な状況が訪れるかどうかは不明であるものの、タイミングを見て銀行に持ち込みたいと思っている。 なお、聡明な読者諸氏なら上の記述で既にお気づきであろうが、私はアメリカ国内ではビタ一文(1セント)も消費していない。ニューヨークのホテルの部屋にチップすら置かなかった。理由は単純で、大雪で損害を被ったのは私のほうであって、こちらにチップを支払ってもらいたいくらい・・・と思ったからである。言ってみれば「個人的な経済制裁」である。 もっとも、ニューヨークのホテルで「ハイ・スピード・インターネット・アクセス」を利用して、12.95ドルがクレジットカードから引き落とされることになっているのであるから、私の「経済制裁」は全くもって意味がない。ザルである。 この「経済制裁」は、あくまで私の気持ちの問題である。これは個人的な行為であるから笑って許されるはずであるが、国家的な行為であれば別問題であろう。ある国家が「気持ちの問題」で経済制裁を行っていいという論理にはならない。何のことを批判しているか・・・は、言うまでもなかろう。 ちなみに、カナダ国内で釣り銭をもらったときに、アメリカの1ダイム(=10セント)硬貨と1セント硬貨が混じっていた。材質や大きさがほとんど同じであるため、時々こういうことが起きるらしい。ただし、アメリカ国内ではカナダの硬貨は使えないようである。旅の途中のどこかでそういう話を聞いた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.11.21 17:49:33
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