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カテゴリ:三多摩
3日連続で雨が降った。低気圧が通過した後、上空に北からの寒気が入って大気の状態が不安定になり、その後で再び低気圧が接近してきたのである。
また、三多摩の府中のアメダスで最高気温を見ると、一昨日の16日(月)は11.9℃、昨日の17日(火)は11.7℃で3月上旬から中旬並み、そして今日の18日(水)は10.8℃で2月下旬から3月上旬並みの冷え込みであった。電気ストーブを使わずにはいられないほどの肌寒さである。 さて、今日は、私の目に留まった報道記事を紹介したい。 都心を国直轄に…猪瀬直樹氏、「東京DC特区」構想を提案(YOMIURI ONLINE)内閣府に設置された地方分権改革推進委員会で、委員の猪瀬直樹氏が新たな構想を披露したようである。それによると、東京都の23特別区のうち、大企業が多く法人関係税が集中する12区程度を「東京DC特区」として国の直轄(天領?)とし、その税収を財政の苦しい地方の自治体に回して自治体間の税収格差を是正しようとするものらしい。 さらに検索してみると、実はこの構想自体は、既に 2007年4月10日付 産経抄(Sankei WEB)でも取り上げられていることが分かった。 「三多摩は西新宿から独立(して埼玉県・千葉県・神奈川県とともに南関東の一体的な広域行政を実現)すべき」という分離主義者の私としては、この提案はそんなに悪いものではない。ただ、強いて揚げ足を取るとすれば、現行の23区のうち「東京DC特区」に含まれない練馬区や世田谷区などの9区と分割される北区・目黒区の一部は人口60万人から100万人程度の7つの政令市にするとしているが、わざわざ「政令指定都市」に再編する必然性はなく、そのまま「練馬市」「世田谷市」などに置き換えればよいのではないか・・・という点である。そもそもの発想として、23区すべてを「東京DC特区」にするという考え方もあろう。 問題は・・・地方自治制度の大胆な見直しは、今まで何度も議論されてきたにもかかわらず、まともに実行されたためしがない、ということである。今、必要なのは、国の委員会で議論を蒸し返すことではなく、むしろ議論(問題意識)が国民全体に広く浸透することと、その上でのトップの決断と実行力であろう。そうしたロードマップを構築せずに「竹林の七賢」のような議論だけを進めても意味はない、と言える。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.11.21 18:14:09
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