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NOと言える三多摩~言泉「やまと」後悔日誌

NOと言える三多摩~言泉「やまと」後悔日誌

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言泉「やまと」

言泉「やまと」

2007.05.26
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カテゴリ:音楽
例によって、まずは今日の天気の記述から。
今日は一日よく晴れた。三多摩の府中のアメダスによれば、最低気温は14.7℃(05:10)、最高気温は27.9℃(15:20)であった。ただ、空気が乾燥していたせいか、そんなに暑くは感じなかった。割と過ごしやすかったと思う。

さて、今日の記事では、個人的に気に入っている最近の音楽を取り上げたい。

ただ、その前に、余談めいた話題を一つ。
3日前の記事にもあるように、つい先日、私は美術館めぐりをしてきた。その際に、「ミュージアム(museum)」と「ミュージック(music)」の語源には共通のものがあるに違いない・・・と、思ったのである。で、私の電子辞書に搭載されている『ジーニアス英和辞典』を調べてみると、次のように書いてある。
museum 「ミューズ(Muse)の神々の神殿」が原義
music 「ミューズ(Muse)の神々の技」が原義
では、「ミューズ(Muse)」とは何であろうか。同じく電子辞書の『ブリタニカ国際大百科事典』には、こんな説明がある。
ギリシア神話の女神たち。一般に詩神とされているが、実際は学芸全般を司った。ギリシア語名はムーサイ(単数形はムーサ)で、ミューズはその英語形。ゼウスが、ティタンの一人で記憶の女神ムネモシュネと交わってもうけた9姉妹で、クリオは歴史、エウテルペは抒情詩、タリアは喜劇、メルポメネは悲劇、テレプシコレは舞踊、エラトは恋愛詩、ポリュムニアは賛歌、ウラニアは天文学、カリオペは叙事詩の守護者とされるが、この分担については諸説があり、一定していない。オリュンポスでは、アポロンを指揮者とし、彼の竪琴に合せて歌舞を演じて神々を楽しませ、また地上の詩人たちは、ミューズの霊感を受け、その代弁者となって詩作すると信じられた。

(※注:下線は引用者による。)
要するに、人間の(あらゆる)知的活動が、「最高神」と「記憶の女神」との間に生まれた9人の女神たちによって守護されているわけである。こういう神々に愛されて、才能を得たいものである。

ということで、それでは、今日の本題に移ろう。
その美術館めぐりの前日に、映画館の近くのCD・DVDショップで、私はいろいろな音楽を試聴していた。そのとき、「これはいい!」と感じて、即行で購入してしまったアルバムがある。

それが、村治佳織氏の最新作『AMANDA』である。
なお、関連サイトはこちら。
Kaori Muraji Official Site :: Dulcinea :: (村治佳織・公式サイト[ドゥルシネア])
KAORI MURAJI - 村治佳織 ユニバーサル・クラシックス
UNIVERSAL MUSIC Podcast:村治佳織の新たなる世界~AMANDA~
村治佳織氏と言えば、クラシック界に新風を吹き込み続けるギター奏者である。近年では、サティやドビュッシーといったフランスの音楽を『リュミエール』で、また、古典的な(聖歌隊のような?)合唱を伴う英国の音楽を『ライア&ソネット』で、それぞれ豊かな表現力で演奏して評判となっている。
私自身も彼女のアルバムを何枚か持っていたはずであるが、久しく聴いていなかった。

それで、本アルバムについて。
3曲目の 「映画『ニュー・シネマ・パラダイス』より」 も個人的にはお気に入りなのであるが、とにかく躍動的な爽快感を覚えてしまうのが1曲目の 「Le ciel ~空~(ドラリオン イメージソング)」 である。

このドラリオンって、何?
22世紀のトーキョーから来たネコ型ロボット(ドラミちゃん?)の親戚かと思ったが、どうもそうではないらしい。その公式サイトから「作品コンセプト」を引用すると、
中国が誇る伝統芸術と、現代の西洋文化を代表するシルク・ドゥ・ソレイユの驚異的パフォーマンスが融合した作品。
タイトルの『DRALION(ドラリオン)』は、東を代表する龍(DRAGON:ドラゴン)と西を代表する獅子(LION:ライオン)からなる造語で、人類と自然の共存を求める「東洋的哲学」からインスピレーションを受け、生み出された。
『ドラリオン』は、生命と自然界の秩序を保つ4つの力、「空」「水」「火」「土」を賛美し、この4つの要素がショーの重要なキーワードとなっている。これら自然界に欠かせない4要素は、その姿を人間へと変え、それぞれの色を鮮やかに放ちながら『ドラリオン』の世界を形作っていく。空気のように澄み、水のように柔らかく、火のように素早く、地がどっしりと構えている・・・。東洋哲学の要素をダイナミックに取り入れたこのショーは、そんなイメージを連想させる。
東西の素晴らしい文化を融合し、新たな境地を切り開いた演出や音楽、人間の限界を超越した目を見張る神業の数々、芸術性高く繊細に作られた衣装、光と影が織りなす幻想的なステージ。すべてが一つになった時、『ドラリオン』は観る人すべてを夢の世界へと誘うのだ。
とのことである。まさにミューズの神々の賜物であろう。

いずれにせよ、私個人としては、青い天空を駆け抜けているかのような印象を受けるこの曲に、すっかり魅了されている今日この頃であった。





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Last updated  2007.11.21 19:00:15



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