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NOと言える三多摩~言泉「やまと」後悔日誌

NOと言える三多摩~言泉「やまと」後悔日誌

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言泉「やまと」

言泉「やまと」

2007.07.30
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カテゴリ:三多摩
今日は「土用の丑の日」である。この日に鰻を食べる風習は、一説には平賀源内(1728~1779)が鰻屋に頼まれて考案したとも言われているが、いずれにしてもコピーライターとしての彼の資質の高さを思わずにはいられない。

ところで、昨日から大気の状態が不安定で、今日も昼前と夜遅くに激しい雷雨に見舞われた。三多摩の府中のアメダスによれば、今日の最低気温は19.5℃(24:00)、最高気温は23.6℃(15:10)と、実に涼しい一日であった。

さて、今日の本題は、お約束どおり(?)、昨日の参議院議員選挙の結果についてである。
ただ、文字数などの都合により、今日の記事では東京選挙区の状況のみを振り返りたい。

VOYAGE-243]でも触れたように、やはり主要7候補の争いとなったらしい。ゲバ評、いや下馬評も侮れないことが分かった。それで、私自身の予想では、
民主2、公明1、自民1の4議席は当選確実。
残る1議席を共産1、自民1、無所属1が争うが、最終的に共産1が競り勝つ。
と読んでいた。へそ曲がりの私は、「最後の椅子取りゲーム」に残った当落線上にいる候補の中で、支持しうる政党または候補者に投票しようと思っていたので、つまるところは三択の女王、竹下景子さんに全部である。直前まで迷い、滑り込み当選が難しそうな6位か7位の不毛な次点争いを応援してしまうかも・・・と思いながらも、結局は無所属1に投票した。

ところが、蓋を開けてみると、実際の結果は、
1)最後の1議席には、共産1ではなくて、無所属1が滑り込んだこと。
2)自民1の当選者は、現職のベテラン候補ではなくて、マイナスの話題づくりに事欠かなかった新人候補であったこと。
の2点で、私の予想を裏切ったのである。まあ、私の選択は結果的に、当初の作戦通り、不支持の政党または候補者の滑り込み当選を妨げたことにはなる。
名前党派・会派等 得票
大河原 雅子民主 新 1,087,743
山口 那津男公明 現 794,936
鈴木 寛民主 現 780,662
丸川 珠代自民 新 691,367
川田 龍平無所属 新 683,629
保坂 三蔵自民 現 651,484
田村 智子共産 新 554,104
それにしても、各候補の得票は、地域(市区町村)によってかなりの差がある。どの政党・候補者がどの地域で強いか、あるいは弱いか・・・といった状況が一目で分かる表を作成しようと思った(現に、長時間かけて作成していた)のであるが、
範囲内(半角 8~10000 文字)の長さの文字列を入力して下さい(現在: 半角 25346 文字)
という「入力エラー」が表示されたため、その計画は徒労に終わり幻と消えた。ああっ、残念。

その代わりに、手短に別の視点から。
同じ自民党でも丸川珠代候補と保坂三蔵候補とでは明暗が分かれ、「共食い」などとも形容されているが・・・この差は何に起因するのであろうか。丸川代候補の得票を100としたときの保坂蔵候補の得票の比率(このサイトにちなんで「さん/たま」指数と名づけておく)を、島部を除く市区町村ごとに算出してみた。

東京都全体における「さん/たま」指数は、94.23%である。そこで、次のように分類する。
94.23%未満
(←丸川珠代氏が優勢)
94.23%以上
100%未満

(勢力均衡)
100%以上
(保坂三蔵氏が優勢→)


多摩市、調布市、日野市、稲城市、東大和市、東村山市、三鷹市、清瀬市東久留米市、八王子市、国分寺市、羽村市狛江市、府中市、小平市、武蔵野市、町田市、昭島市、小金井市、国立市、瑞穂町、西東京市、青梅市、立川市、福生市、あきる野市、武蔵村山市、日の出町、奥多摩町、檜原村
23
杉並区、練馬区、品川区、港区、江東区、豊島区、世田谷区、新宿区、大田区、足立区、北区目黒区、中野区、中央区、墨田区、葛飾区、渋谷区江戸川区、板橋区、文京区、荒川区、千代田区、台東区
うーむ。保坂三蔵候補が涙を呑んだ理由は、大票田の23区で苦戦したのが最大のポイントであろうが、三多摩・23区を問わず、比較的ファミリー層が多い新興住宅地域で丸川珠代候補に押されているようにも見える。要するに、若い無党派層をどれだけ取り込めたか、という点が、勝敗の分かれ目になったのかもしれない。何はともあれ、「ご愁傷様」と申し上げておく。





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Last updated  2007.11.21 20:04:17



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