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カテゴリ:三多摩
今日は二十四節気の一つ、秋分である。秋の彼岸の中日(
といった感じである。なお、昼の長さが10分ほど長くなっているのは、太陽が昇ってその一部が見えた瞬間が「日の出」、太陽が沈んでその全部が見えなくなった瞬間が「日の入り」である(つまり、地平線付近で太陽の見かけの直径分だけ地球が自転するのに数分かかる)からであって、標高を0mに下げて太陽の中心で測定すればちょうど12時間になるはずである。 ちなみに、今日の天気は一日曇り。三多摩の府中のアメダスによれば、今日の日最低気温は21.0℃(24:00)、日最高気温は24.4℃(11:50)。昨日までとは打って変わって、一気に涼しくなった。 さて、今日は、地元の谷保天満宮で、1105年式年大祭(例大祭)が行われた。近所の町会でも万灯や神輿が練り歩く姿が見えたので、その様子を掲げておこう。 湘南育ちの私としては、1104(長治元)年に創建されたとされる鎌倉の荏柄天神社に親しんでいるが、こちらの谷保天満宮は903(延喜3)年の創建で東日本最古の天満宮らしい。 とは言うものの、湯島天神の創建は458(雄略天皇2)年とされており、その真偽はよく分からない。「菅原道真公を祀った天満宮」としては東日本最古、ということであろうか。 また、本家・太宰府天満宮の摂社に祀られているのは菅原道真公の嫡男高視公、次男景行公、三男兼茂公、四男淳茂公であって、谷保天満宮を興したとされる第三子道武公なる人物は歴史的には実在しないと考えられている。 まあ、その由緒はともかくとしても、この天満宮が地域住民の崇敬を集めてきたのは紛れもなく歴史的事実であり、そうした地域社会の伝統には私も敬意を払いたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.11.21 20:59:45
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